ハナイカダ(花筏)の実
<ミズキ科ハナイカダ属>
友人と雨の晴れ間をぬって高尾山へ行った。
「80歳までがんばろうね」と約束してある。
健康登山も兼ねている。高尾は花も木の種類も多い。
ハナイカダの花は見たことはあるが、黒い実は初めて出会った。
日影の方から行き、ポンプ小屋を越えて行った。
途中、道が川になっていて登山靴は水浸しで、
道も崩れていて木の根につかまりながら歩いた。
山では当たり前のことだと言うのを若い頃経験していたのがよかった。
おかげで、アサギマダラにじっくり出会えた。
山地に生える落葉低木。
葉は互生し、長さ6~12センチの長楕円形で、ふちに芒状の鋸歯がある。
5~6月、葉の表面の主脈の中央に淡緑色で4弁の小さな花をつける。
雌雄異株。
上は春に撮った花です。
たぶん・雄花かなぁ。
雄花は数個集まってつき、雄しべは4個。
雌花は通常1個で、稀に2~3個つき、雌しべは1個で、
柱頭は4裂する。
果実は直径7~9ミリの球形で黒く熟し、甘みがある。
(今度、1個は食べてみたい)
若葉は山菜として利用されるそうです。
おまけの「あさぎまだら」
登山道を優雅に飛んでいて、よく出会う。
高尾山ではキジョランが多いので食草だが、
幼虫はガガイモ科の植物を食べる。
大きさは55~60ミリ。
移動力があり、北海道南部でも成虫が見られる。
関東地方以南に土着。
関東地方では5~9月に2回発生。
食草はキジョラン、カモメズル、イケマなど。