ニワトコの蕾
<スイカズラ科ニワトコ属>
別名セッコツボク
各地の山野に普通にはえる落葉低木。
枝や幹の黒焼きは骨折、打ち身などの薬になるといわれ、
接骨木とも言う。
葉は奇数羽状複葉で互生する。
若葉とともに本年度の枝先に円錐花序をだし、
淡黄白色の小さな花をたくさんつける。
若芽は山菜とするが、
多くは毒になるので注意。
ニワトコの蕾
<スイカズラ科ニワトコ属>
別名セッコツボク
各地の山野に普通にはえる落葉低木。
枝や幹の黒焼きは骨折、打ち身などの薬になるといわれ、
接骨木とも言う。
葉は奇数羽状複葉で互生する。
若葉とともに本年度の枝先に円錐花序をだし、
淡黄白色の小さな花をたくさんつける。
若芽は山菜とするが、
多くは毒になるので注意。
ダンコウバイ(壇香梅)
<クスノキ科クロモジ属>
山地にはえる落葉小低木。
春、葉に先だって無柄の散形花序を開く。
芳香がある黄色い花で雌雄異株。
アブラチャンやサンシュユの花に似ているので
間違えそうだ。
枝が太く花がぽっちゃりつくので
なんとか識別している。
これはたぶん・雄花だろう。
クサイチゴ(草苺)
<バラ科キイチゴ科>
木なのにクサイチゴと言うややこしい名がついている。
山野に普通に生える落葉低木。
地下茎が伸び増える。
茎や枝、葉に軟毛が密生し、
棘がまばらにある。
葉は奇数羽状複葉。
5弁の白い花を1~2個、枝の先に平開する。
果実は球形で赤く熟し食べられる。
ザゼンソウ(座禅草)
<サトイモ科ザゼンソウ属>
花の姿を座禅を組んだ達磨大師に見立てた。
別名ダルマソウ。
少し時期が遅かったので、
花は痛んでいて葉もでてきていた。
花は葉がのびないうちに咲く。
仏像の光背に似た苞に包まれ、
痛むと悪臭がある。
湿地に咲く。
<俳句歳時記>春
座禅草(ざぜんそう)
[達磨草(だるまそう)]
涅槃雪たっぷりもらひ座禅草 三嶋 隆英
青き野の割れて水鳴る座禅草 堀口 星眠
座禅草花のかんばせ菩薩像 平林 忠
湿原に仏の在す座禅草 竹中 知一
ショウジョウバカマ
<ユリ科ショウジョウバカマ属>
山野のやや湿ったところや
渓流沿いにはえる多年草。
根生葉の間から円筒形の花茎をだして花をつける。
花は淡紅色・白・濃紅色まで変化がある。
和名は猩々袴(しょうじょうばかま)で、
花の色を猩々(中国の伝説上の生き物)の顔の色に、
下部の根生葉を袴にみたてたもの。
栃木星野のカタクリの里近くで
キクザキイチゲ
<キンポウゲ科イチリンソウ属>
何と言っても、
春に会いたい花のひとつ。
可憐で美しい。
山地の林の中にはえる多年草。
根生葉は2回3出複葉で、
小葉は羽状に裂ける。
早春、
淡紫色または白色の直径2,5~3センチの花をひとつ開く。
萼片は花びら状で
10~13個あり、花弁は無い。
栃木の星野の里にて
(ここは、節分草で有名だが、
この場所では、終わっていたが他の畑の斜面で沢山見る事ができた)
節分草
<2月22日の野の花日記を見てね♪>
ハルノノゲシ
<キク科ハチジョウナ属>
各地の道端などに見られる。
茎は太くてやわらかく中空で、
枝分かれする。
葉は不規則な羽状に切り込み、
不揃いの鋸歯があり、
基部は茎を抱く。
黄色い頭花を咲かす。
大きくなると高さ1メートルにもなる。
まだ咲きたてだ。
ハクモクレン(白木蓮)
<モクレン科モクレン属>
大きいものは15メートル以上になる落葉高木。
芳香のある白い花を開く。
花弁は6個。萼片は3個。
花弁と萼片は区別しにくい。
<俳句歳時記>春
木蓮(もくれん)
[白木蓮(はくもくれん)紫木蓮(しもくれん)はくれん]
白木蓮咲きしを閨のあかりとす 井上 雪
白木蓮開けば飽きてしまいけり 辻 桃子
はくれんの一弁飛んで昼の月 片山由美子
はくれんのいつか飛び立つかたちかな 馬場ひろみ
シキミ(樒)の花
<モクレン科シキミ属>
山地に自生し、墓地によく植えられている。
常緑小低木。
葉は互生し密で厚くてなめらか。
花は淡黄白色で、
花弁と萼片は線状披針形。
果実は袋果が星型にならぶ。
熟すと裂け、種子は有毒。
春彼岸のお墓参りに行って撮った画像。
枝や樹皮から抹香や線香を作る。
材は器具や数珠が作られる。
<俳句歳時記>春
樒(しきみ)の花
[花樒(はなしきみ)]
ゆかしさよ樒花さく雨の中 与謝 蕪村
花しきみ遺髪うづめし故郷塚 上村 占魚
花しきみあぐら童子が笛吹く図 古沢 太穂
どの徑も家に終わりぬ花樒 鷲谷七菜子