れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ガマズミの実

2012-10-31 06:09:15 | 野の花日記

ガマズミの実
<スイカズラ科ガマズミ属>

山野にはえる落葉低木。
若枝は灰緑色で、古い枝は灰黒色。
葉は小型卵形で対生。
枝や葉に毛が多い。
夏に5弁の小白花を散房花序に密生。
秋、果実は核果でやや扁平な卵状楕円形。
熟すと赤くなり、霜が降りる頃には、
白い粉をふいて食べられる。

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ウバメガシの実

2012-10-30 06:54:44 | 野の花日記

ウバメガシの実
<ブナ科コナラ属>
暖地の海岸沿いの山地などに
多く自生する常緑低木。
よく枝分かれし、
樹皮は黒褐色で、
老木では縦に裂け目がある。
葉は互生し、広楕円形。
革質で表面には光沢があり、裏面は淡緑色。
春に
本年度の下部に雄花序を垂らし、
上部の葉のわきに1~2個の雌花をつける。

堅果は年内はごく小さく、
越冬して翌年の秋に成熟し、
卵形で下部は殻斗に包まれている。
殻斗は椀形で、瓦状に覆われている。
実は食べられる。
また材が固いので備長炭として良質の木炭になる。

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ナツメの実

2012-10-29 08:23:48 | 野の花日記

ナツメ(棗)の実
<クロウメモドキ科ナツメ属>


落葉小高木
葉は互生し、
長さ2~4センチの卵形または長卵形で光沢があり、
3脈がめだつ。
6月頃、
葉腋に黄色の小さな花を数個開く。
花弁・雄蕊・萼片ともに5個で雌蕊は1個。
果実は
楕円形で黄褐色に熟し、
食用や薬用にする。


<俳句歳時記>秋
棗の実(なつめのみ)
<実棗(みなつめ)>

  墓多き河口の村に熟れ棗      飴山 實

  青棗河わたる子らよく光る     岩間 民子

  赤い帆がオランダ坂ゆく棗の実  志摩 一平

  泣く子には日暮れはやくて棗の実 三木 聆古 
 

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サンショ(山椒)の実

2012-10-28 07:06:35 | 野の花日記

サンショの実
ミカン科サンショウ属

山椒別名<ハジカミ>
山地に自生する落葉低木。
枝や葉柄に対生する刺がある。
葉は奇数羽状複葉で、互生する。

枝先に薄緑色の小さな花を多数開く。
雌雄異株

果実は
5ミリほどの球形で赤褐色。
種子は光沢のある黒色で辛い。
芳香のある若葉や種子を香味料にする。
黒皮は薬用。

<俳句歳時記>秋

山椒の実(さんせうのみ)
<実山椒・椒(はじかみ)>

☆ちなみに
山椒の花(花山椒は、春の季語)、山椒の実(実山椒・椒(はじかみ)は秋、
山椒の芽(芽山椒・木の芽和え)は春の季語



山椒の実噛む和紙の里けがれなき   伊藤 亮子

はやばやと灯の入る峡や山椒の実   藤田 則子

裏畑に朱を打って熟れ実山椒      飴山 實

山椒噛みもの言わぬ舌しびれをり    鈴木 太郎

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キンモクセイ(金木犀)&ギンモクセイ(銀木犀)

2012-10-27 05:23:33 | 野の花日記

キンモクセイ(金木犀)
<モクセイ科モクセイ属>
庭などによく植えられている落葉小低木。
樹皮は灰褐色。
葉は対生し、
広披針形または長楕円形で
先はとがり楔形。
10月、
葉のわきに橙黄色の小さな花を密生させ、
強い芳香がある。
雌雄異株。

ギンモクセイ(銀木犀)

白い花を密生させる。
☆果実は、
長さ1~1,5センチの楕円形で、
黒紫色に熟す。


<俳句歳時記>秋
金木犀(きんもくせい)

<銀木犀(ぎんもくせい)>

木犀や閉ぢてつゆけき男の臍    塚本 邦雄

銀木犀眠り忘れし蟇のおり      飯野又四郎

木犀やしずかに昼夜入れかはる   岡井 省二

金木犀の香の中の一昇天者      平井 照敏




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アメリカハナミズキの実

2012-10-26 05:59:11 | 野の花日記

アメリカハナミズキ
<ミズキ科ミズキ属>

落葉小高木。
日本では、
植物園や公園に植えられる程度だったが、
最近は庭木や街路樹としても多く植えられている。

花弁のように見えるのは総苞片。
中心にある黄緑色のツブツブの一つ一つが花で、
頭状花序を作る。
総苞片の先端が凹むのが特徴。

葉は互生し
実は秋に赤く熟す。

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ざくろ(柘榴)

2012-10-25 06:16:04 | 野の花日記

ざくろ(柘榴)
<ザクロ科ザクロ属>

落葉小高木。
よく分岐して、
若枝は4稜があり、
短枝の先は刺となる。

葉は長楕円形。
6月頃、朱赤色の花を開く。
花弁は6個で、薄くて皺がある。
萼は6浅裂する。

果実は球形で先端に萼片が残る。
果皮は厚く、
熟すと不規則に裂け、淡紅色の種子が現れ、
食べられる。

<俳句歳時記>秋
柘榴(ざくろ)
<実柘榴>

 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落とす       西東 三鬼

 恍惚なりざくろが割れて鬼無里(きなさ)なり  岡井 省二

 大津絵の鬼出て喰ふ柘榴かな          黒田桜の園

 人眠りざくろ熟れ嗚咽暇(いとま)なし      小熊   豊

  柘榴哄笑す雌鶏しろき卵を抱けば        宮沢赤黄男

 石垣の上の姉より柘榴受く             廣瀬 直人

 


 

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ヌスビトハギ

2012-10-24 06:57:33 | 野の花日記

ヌスビトハギ
<マメ科ヌスビトハギ属>

高さ90センチほどになる多年草。
まばらに葉を互生する。
葉は3出複葉で小葉は卵形。

葉のわきから花序をだし、
淡紅色の蝶形花をまばらにつける。
和名は盗人萩で
盗人の忍び足の形跡に
節果の形が似ていることに寄る。


 

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ムクロジの実

2012-10-23 08:56:44 | 野の花日記

ムクロジ(無患子)の実
<ムクロジ科ムクロジ属>

山地に生える落葉高木。
葉は偶数羽状複葉で互生する。
小葉は4~6対あり、
広披針形で革質。
6月頃、
枝先に大形の円錐花序をだし、
淡緑色の小花を多数開く。
雌雄異株。
果実は、球形で中に黒い種子が1個ある。

飴色になると中の黒い種子が透けて見え、
種子は羽根つきの球になる。

<俳句歳時記>秋
無患子(むくろじ)

深大寺無患子拾ふ十あまり      柴崎 忠雄

無患子に風あつまってをりにけり   鈴木 三都夫

無患子のしぐれし空にみなぎる実   皆吉 爽雨

無患子に風に寺の子在家の子    佐藤 竹二

無患子やこの道ゆかば母の墓    佐藤 明日香


 

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イヌマキの実

2012-10-22 17:20:04 | 野の花日記

イヌマキ(犬槇)の実
<マキ科マキ属>

暖地の山地に自生する常緑高木。
樹皮は
灰褐色で縦に裂ける。
葉は密に互生し、線形。
春に
開花する雌雄異株。
雄花は円柱形、雌花は葉の付け根に1個づつつく。
果実は、
緑色のほぼ球形で9~10月に熟し、赤褐色の花杔の上につく。
花杔は甘くて食べられる。



 

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