▲センニンソウ(仙人草)
<キンポウゲ科センニンソウ属>
木質のつる性植物。
葉は3~7枚の小葉からなる羽状複葉。
小葉は卵形だが、時に2~3の切れ込みが入る。
径2~3センチの白色の花を多数つける。
▲イヌトウバナ(犬塔花)
<シソ科トウバナ属>
山地の木陰に生える多年草。
葉は狭卵形または卵形で両面にまばらな毛が生える。
枝先の花穂に白色や、やや淡紫色を帯びた唇形花をつける。
※昆虫コーナー
(虫の嫌いな方は要注意!)
※セスジスズメ
ちょっと!かっこいいけど!ビビるからおとなしくしてね。
※アオスジアゲハ
※ホシホウジャク
蛹前かも。
※オオスズメバチ
※昆虫ではないけれど、カワセミがいました💛
《俳句鑑賞は初夏の季語麦熟れる》
麦の秋・麦秋(ばくしゅう)・麦秋(むぎあき)などと使う。
画像は関係ないけれど犬麦(イヌムギ)
麦熟れてあたたかき闇充満す 西東 三鬼
何処へ行かむ地べたの大蛾つまみあげ 西東三鬼などもある。
あたたかい闇が充満するなんて!素敵な表現!と思う。
<日記>
年配者には、面倒な携帯での急行電車と、ペンションの予約をして、
やっと、初めてのわんこまりをシッターさんに頼んで、
1泊2日のお泊りでの日光観光を楽しみにしていた。
フリーパスのバス券も買って、万全にしたはずだったのだ。
月曜日は、日光植物園がお休みなので、田母沢御用邸の中と庭を散歩。
静かな苔の上に白いギンリョウソウが楚々と咲いて、迎えてくれた。
庭園でお茶を戴き、バスでイロハ坂を登って、華厳の滝を見る。
中禅寺湖に降りて、お散歩した。
ペンションの近くだったので、夕暮れも楽しんだりした。
携帯が鳴って、シッターさんからわんこまりが、血尿がでたと、
食事も食べないとの事だった。
私達は、ペンションでの食事前だったが、明日の朝、一番で帰宅すると連絡を入れた。
そんなこんなで、やっぱり、まりは一人(1匹)での留守番が難しい子だった。
シッターさんがいい方なので、次の日の朝、病院に薬を貰いに行ってくれた。
動画をいつも撮って送ってくれるのだが、最後はもうすっかり安心したふうで、
ぐっすり寝ている画像だった。
そんなこんなで、楽しみにしていた日光植物園は行けず仕舞いでした。
近日中に、動物病院に予約をしてまりも14歳なので、エコーをとって調べてもらうつもりでいる。
▲ギンリョウソウ(銀竜草)
<ヤクシソウ科ギンリョウソウ属>
湿り気のある腐葉土の上に生える腐生植物。
リン片葉に包まれた姿を竜に見立てた名前である。
▲オオヤマブスマ(大山襖)
<ナデシコ科オオヤマフスマ属>
山地や草原に生える小形の多年草。
茎は細く、葉は対生し楕円形または長楕円形。
細長い花柄の先に小形の小さな愛らしい花を咲かす。
花弁は5個で長倒卵形。
▲ミゾホウズキ(溝鬼灯)
<ゴマノハグサ科ミゾホウズキ属>
葉は柔らかく、枝分かれして広がる。
上部の葉のわきに黄色で長さ1~2センチの花をつける。
和名は溝にはえ、果実がホオズキに似ていることからこの名がある。
▲オトギリソウ(弟切草)
<オトギリソウ科オトギリソウ属>
和名の弟切草は、秘薬の事を人にもらした弟を、
兄が怒って切ったと言う平安時代の伝説から伝えられた。
東武バス通りでは、道路にもよくこの黄色い花が咲いていたのが、
印象的でした。
▲ウスタケ
お茶
庭園
華厳の滝
男体山
夕暮れの中禅寺湖
※昆虫コーナー
※ウスバキトンボ
どこを歩いても、このトンボばかりでした。
柵に何匹も止まっているので、指を出すと載ってきます。
あまり、警戒心の無いトンボです♪
ウバユリの蕾のてっぺんに止まっています。
※イボタノキにシロスジベッコウバチ
※名前が解りませんでしたが、カメムシでしょうか?
※ウスアオエダシャクかな?
※アオクサカメムシ
※カメムシですね。
※ハナアブとマーガレット
※ニワオニグモ
※モリアオガエルの卵塊
《俳句鑑賞は夏の季語夏野(なつの)》
青野(あおの)・大夏野(おおなつの)・夏野原(なつのはら)
などと使う。
夏野来る一人称の帽かむり 豊口 陽子
▲チリアヤメ(智利菖蒲)ハーベルチア・ヘルベルテイア.ラフェ
<アヤメ科ハーバーテア属>
チリアヤメは、数日前、どなたかがブログに掲載していたから、
見た事はあったが、私は現実に出会ったのは今回が初めてでした。
本当に小さな花で芝の中にひっそり咲いているのを見つけた時は、
あ・この花がチリアヤメだ!と嬉しく思った事です。
草丈は20センチほどになるそうだが、私が見つけたのは、地面すれすれで、
踏まれても咲く花という感じでした。
草原地帯に自生。地下に紡錘形の球根を持つ。
径3~4センチの花で、外花被片は大きく、淡い青紫色で、
内花被片はとても小さく,濃青紫色となる。
外花被片の基部には濃青紫色の模様が入る。
この花被片の様子から英名では「プロペラー・プラント」と呼ばれている。
花は朝に開花し、夕方には萎んでしまう一日花。
帰化植物で日本には大正期に渡来。
▲サギゴケ(鷺苔)
<サギゴケ科サギゴケ属>
高さ10~15センチの花茎に、長さ,1,5~2センチの淡紫色の花をつける。
花は筒状で先端は上下に分かれ、下唇の方が大きく斑紋がある。
雄しべの先端はへら形で上下に別れ、触れると閉じ、
暫くすると開く柱頭運動をする。
▲シロバナサギゴケ(白花鷺苔)
<サギゴケ科サギゴケ属>
シロバナも群生していると美しいです。
▲チョウジソウ(丁子草)
<キョウチクトウ科チョウジソウ属>
湿った草地に生える多年草。
葉は互生し披針形で先は尖る。
茎の先端に淡青紫色の花を咲かせ、下部は筒になっている。
※昆虫コーナー
※クサギカメムシ
※ツマグロヒョウモン
※テントウムシ幼虫
※テントウムシ(二紋型)かな
わが家の最後のゴマちゃん
早朝は、まだこんなふうに蛹だったんです。
午後には、ひらひらスカートみたいな蛹になっていました。
なりたては、触るとビョンビョン動きます♪
4月27日の卵・29日に幼虫に、5月7日に2センチ、
5月12日青虫になりました。
ナミアゲハかな
もう、増やさない・・1匹にしておきます。
わが家のレモンの葉で育てています。
《俳句鑑賞は、夏の季語夏(なつ)》
暗算の少年しのび泣けり夏 西東 三鬼
▲キキョウソウ(桔梗草)
<キキョウ科キキョウソウ属>
小さいけれど、桔梗を思わせる青紫の花が咲くことからこの名がある。
花は下から順に咲き上がつて来る。
花は下部にある花が開かない閉鎖花が結実し、その後上部の花が咲いていく。
草丈は30~80センチ。
柄のない葉は直径1センチほどの幅広の円形で茎を抱いて互生する。
雄しべが花粉を出した後、雌しべが開く。
ひとり時間差性転換を行う。
これはたぶん、雄の状態かな?
この花たちは、雌の状態だと思います。
▲マツバセリ(松葉芹)
<セリ科セリ属>
道端のコンクリートの所から、生えてきて、花は愛らしいので、
とても気になっていた花でした。
たぶん、帰化植物だとは思っていました。
なぜなら、環状線のすぐわきの土など見つからない場所に生え、
ひっきりなしに車が通る場所近くにさいていたので、
きっと、どこからか運ばれてきたものだと思ったからです。
葉が松葉のように細くて長い。
熱帯アメリカ原産の帰化植物で、増加している。
花が終わりに近づき、実が膨らみ始めるのを見て見たい。
緑からクリーム、茶色へと実の色が変わって、茶色になると殻が割れ、
種がこぼれるそうです。
※まずは二匹目の我が家のゴマダラチョウの旅立ちです!
朝はまだ蛹だったので、安心して出かけていました。
月に一度の主人とのわんこまりをシッターさんに頼んで出かける日だったので、
帰りも遅れました。夜に旅立たせるのが心配だったので、
今朝早くに旅立たせました。
ですから、画像は1枚しかありません。
美しい白が際立ったゴマダラチョウでした。
画像もボケたものが1枚・・
まだ暗い早朝、箱を開けてやるとそのまま飛んで行きました。
さよなら!元気で過ごしてね。
愉しい時間を有難う!
《水生生物》
矢川の観察会にて
ヤゴ
カゲロウの幼虫?
カワエビ・カワヒル?
カワヒル
小魚?名前が解りません
カワニナとカワエビ
ルリハムシ
カタツムリ
テントウムシ
ハグロハバチ?
ギシギシの葉を開いて見たら?どなたですか?
シジミチョウ
《俳句鑑賞は夏の季語初夏(はつなつ)》
初夏(はつなつ)・夏初め(なつはじめ)・首夏(しゅか)
などと使う。
画像は関係ないのだけれどスズラン
水疲れしてはや首夏の美少年 三橋 敏雄
▲ミゾホウズキ(溝酸漿)
<ゴマノハグサ科ミゾホウズキ属>
枝分かれして、広がり高さ10~30センチになる。
上部の葉の脇に黄色で長さ1~2センチの花をつける。
和名は溝に生え、果実がホウズキに似ていることによる。
残念ながら果実を見た事が無いので、いつか是非見て見たいと思った。
▲ジシバリ(地縛)
<キク科ニガナ属>
細長い地上茎が地面をはつて伸び、網状になって群落をつくる。
地上茎が密生し「地面を縛つている」ように見えるので、この名がついた。
日当たりのよい場所を好む。
直径2~2,5センチの黄色い頭花を花茎の先端に1~3個つける。
花は舌状花だけの集まりで、筒状花は無い。
※突然ですが、昨日の朝、11月末から冬眠していたゴマダラチョウが
昨日、無事、蝶になって飛び立っていきました。
11月末 冬眠中
目覚めて毎日、新鮮な榎の葉探しに苦労しました。
この愛くるしさがたまらなかった!
前蛹の時は葉を食べませんでした。
蛹は、アカボシゴマダラと同じようなので、
ゴマダラチョウかどうか、羽化するまで解らなかったのです。
一昨日、羽化成功!
庭のキツネノアザミに留めました。
暫く、羽を休めていました。
暫くしたら、元気に飛び去って行きました。
私に元気をありがとう~♪
※あと2匹、います。
たぶん、この2匹ともゴマダラチョウかと思います。
一昨日、見つけたアゲハの卵は、少し色が変わってきたと思ったら、
今朝には1ミリあるかないほどの幼虫になっていました。
わが家のレモンの木の葉で育てています。
やっと、1齢になったナミアゲハ?の幼虫
今日はこれまで、また続きます。
▲オオアマナ(大甘菜)
<キジカクシ科オオアマナ属>
帰化植物で、小さな球根をたくさん作り、増えてゆく。
本当は、あまり好きな花ではなかった。
別名の「ベツレヘムの星」と言う名前が気に入ってから、
好きになってしまった花です。
花は、直径2,5センチ程度で、花弁状の花被片は6枚。
雄しべの根元は扁平で、6個合わせるとまるで王冠のよう形になる。
高さ20センチほどの花茎から枝分かれした長い花茎は、地面に水平に伸びる。
種子はできないことが多い。
▲ヒメフウロ(姫風露)
<フウロソウ科フウロソウ属>
実は今、我が家のあちこちで咲いている。
図鑑などでは、限定された地域に咲くようなことが書かれているが、
わが家では、どこにでも生えてきています。
茎は直立し、草丈は20~40センチ。
茎や葉には細かい毛が見られる。
葉は質が薄く3~5裂する。
茎の頂に、径1,5センチ程度で、桃色の花を咲かせる。
▲アメリカフウロ(亜米利加風露)
<フウロソウ科フウロソウ属>
昭和の初期に渡来。
現在では道端などによく見られる。
茎はよく枝分かれし、基部ははつて、先端が斜めに立つたり、
他のものに寄りかかりながら高さ10~60センチになる。
▲ホウチャクソウ(宝鐸草)
<イヌサフラン科ホウチャクソウ属>
宝鐸(ほうちゃく)とは、寺の軒に吊り下げて飾る大型の風鈴のこと。
下を向いて咲く花を宝鐸(ほうちゃく)に見立てたのが花の名の由来。
筒状の花が下を向いて花被片が解れ、枝先に咲く。
枝先に咲く花数は1~3個。
▲キバナホウチャクソウ(黄花宝鐸草)
▲ヤマシャクヤク(山芍薬)
<キンポウゲ科ボタン属>
この日は雨が降っていて花が咲かなかったので、
また次回に取り上げるつもりです。
▲ムシトリナデシコ(虫捕撫子)
<ナデシコ科マンテマ属>
茎に粘液があり、それで虫を捕ると思われたのが名前の由来。
枝から分泌する粘液に、小さな虫がついていることがある。
江戸時代に観賞用として渡来した帰化植物。
葉の基部は茎を抱く、卵形の葉は対生する。
▲スミレ(菫)
<スミレ科スミレ属>
花は濃紫色が多い。
葉は濃緑色で披針形。葉柄に翼がある。
※昆虫コーナー
わが家の庭に遊びに来た美しいヤマトシジミ
《俳句鑑賞は夏の季語揚羽蝶(あげはちょう)》
夏蝶(なつちょう)・梅雨の蝶(つゆのちょう)・黒揚羽などと使う。
画像は関係ないけれど藤(藤)の花
ゆふぐれは鱗凝らしてゐる揚羽 柿本 多映
▲ノヂシャ(野萵苣)
<スイカズラ科ノヂジャ属>
南平丘陵公園でお弁当を食べてから、前を流れる浅川を散策する。
ヨーロッパ原産の1~越年草で、道端や土手にときおり、群生する。
野に生えるレタスとして、食する。
葉は対生し、茎はふたまたに分かれ、枝先に1,5センチほどの小花をつける。
▲オオカワヂシャ(大川萵苣)
<ゴマノハグサ科カワジヂシャ属>
帰化植物で、河原などによく見られる。
葉は長楕円形で、縁には細かい鋸歯があり、無柄で対生する。
茎上部の葉では基部が心臓形となつて茎を抱く。
直径5ミリほどの淡紫青色~白色の4深裂した花を多数つける。
▲オランダガラシ(阿蘭陀辛子)またはクレソン
<アブラナ科クレソン属>
ヨーロッパ原産で、今では浅いきれいな川に群生している。
茎の下で横に這つて節から初根氏、盛んに分岐する。
葉は頂片の大きな羽状複葉。
お肉の付け合わせによく使われる。
茎の上部に直径5ミリほどの白色の4弁花を総状に多数つける。
▲クサフジ(草藤)
<マメ科ソラマメ属>
日当たりのよう草地や林、河原の縁などに生えるつる性の多年草。
▲カキドウシ(垣通)
<シソ科カキドウシ属>
つる性の多年草。長く蔓状になつて、節から根を出して増える。
葉は対生し、長い柄のある腎形で、先は丸く基部は心形となる。
花冠は長さ1,5~2,5センチほどで、上唇の先は浅くへこみ、下唇はより長くて
内側に淡紫色の斑点がある。
《スミレたち》
▲ニョイスミレ(如意菫)またはツボスミレ(壺菫)
<スミレ科ニョイスミレ属>
スミレの見分け方ほど面倒なものはない・・
間違っていたら、ご教授下さい。
ニョイスミレの白花。唇弁の紫条が目立ち、上弁が反り返る。
葉は心形で長さより横幅の方がやや大きい。
▲アリアケスミレ(有明菫)
<スミレ科ミヤマスミレ属>
花は白色~淡紫色・濃紫色まで変化が多く、
距は太くやや短い。葉は披針形で幅は先端まで一定、先は鈍頭。
葉柄には翼がある。
▲ニオイタチツボスミレ(匂立壺菫)
<スミレ科タチツボスミレ属>
花柄にビロード状の毛がある。濃紫色~淡紫色で中心部が白く抜ける。
距は筒形。根生葉は円形や心形。
▲ツタスミレ(パンダスミレ)
<スミレ科の外来種>
オーストラリア原産。 園芸種として増えている。
※昆虫コーナー
イヌシデの虫瘤
※ヨツボシテントウムシダマシ
※ショカッサイにナミアゲハ
可愛いアカボシゴマダラは冬眠から覚めて、
榎の新芽色になりました。
葉と同化してました。
2日前に緑色の蛹になりました。
頭の部分の脱皮殻です。
2日目の蛹少し白っぽくなってきました。
アカボシさんナンバー2は、前蛹中です。
《俳句鑑賞は春昼(しゅんちゅう)》
春の昼などとも使う。
画像は関係ないけれど、ヘラオオバコです。
春昼の藪の中なる安心や 柿本 多映
▲スズメノエンドウ(雀野豌豆)
<マメ科ソラマメ属>
カラスノエンドウ(下)と比べて、花も葉もより小形なので、
カラスに対してのスズメをあてた名前。
花は5ミリほどと小さくて、白色。
カラスノエンドウ
葉は12~14個の小葉からなり、先端の巻きひげで絡みつく。
カラスノエンドウとスズメノエンドウの間にカスマグサ↓と言うのがある。
カスマグサ
カラスノエンドウとスズメノエンドウの間の大きさなので、
この名がある。
▲マツバウンラン(松葉海蘭)
<オオバコ科マツバウンラン属>
北米原産の帰化植物。
葉は線形で淡青紅色の小花を咲かす。
花の上唇は先端が浅く2裂する。
下唇は大きく3裂する。下唇上面に白色の隆起部がある。
他に似たような花にツタバウンラン↓というのがある。
ツタバウンラン(蔦葉海蘭)
▲セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
<キンポウゲ科オオヒエンソウ属>
帰化植物。
日当たりのよい草地に生える。
花の形を燕が飛ぶ姿に見立てた名前。
青紫の花を3~5個まばらに咲かせる。
葯は黄色で、のちに黒紫色になり、花の中で目立つ。
花には距があり、この中の蜜腺から蜜を出す。
葉の切れ込みが多く、セリに似ていることからこの名がつけられた。
昆虫コーナー
キタテハ
羽を広げてくれたキタテハ
ナミテントウ
わが家の冬眠中だったアカボシゴマダラ
4~5日前から冬眠より、目覚めて、エノキの新芽を食べ始めています。
右端にアカボシゴマダラが、います。
今は、新鮮な榎の葉の確保が大変です。
《俳句鑑賞は春の季語土筆(つくし)》
つくづくし・つくしんぼ・筆の花(ふでのはな)・
土筆野(つくしの)・土筆摘むなどと使う。
せせらぎや駆けだしさうに土筆生ふ 秋元 不死男
▲ヒイラギソウ(柊草)
<シソ科キランソウ属>
いつも、この花に会いたくて、野川に行く。
今年は、数が少なくてまだまだ蕾の方が多い。
山地の木陰に生える。
花冠は青紫色で上唇は短く2裂し、
下唇は3裂して中央の裂片が大きく前に突き出ている。
群落で咲くと美しい。
和名は葉が柊に似ていることによる。
▲ヤマブキソウ(山吹草)
<ケシ科クサノオウ属>
花は、山吹に似て鮮やかな黄色の花を咲かす。
山麓や平地の林下に群生する多年草。
根生葉は長い柄のある羽状複葉で、5~7枚の小葉からなる。
小葉の縁は不規則に切れ込み、鋸歯がある。
上部の葉のわきに黄色で径4~5センチの4弁花をつける。
▲フデリンドウ(筆竜胆)
<リンドウ科リンドウ属>
ここ数年は、いつもの場所に咲いていなかったので、
久しぶりにフデリンドウに出会えた。ここなら踏まれなくて済むから
たくさん咲くかもしれない。だって蕾が沢山出ていたので♪
日当たりのよい山地や野原に生える5~10センチの2年草。
茎の先に青紫色の花を数個つける。
和名は花の様子が、筆の穂先に似ていることによる。
▲ゲンゲ(紫雲英)
<マメ科ゲンゲ属>
昔の春の農村の田んぼの風景として見られたものでした。
あの時代に戻れるものなら戻りたいです。
紫紅色のれんげの中に、白いれんげを見つけるのが楽しみでした。
水田の土地改良としてれんげの窒素を固定し、増やす緑肥として、
使われたものです。
▲オドリコソウ(踊子草)
<シソ科オドリコソウ属>
多年草。
花は白色または淡紅紫色の唇形花で、上部のわきにつく。
上唇はやや平たい兜形で縁に長い毛がある。
下唇は3裂し、中央の裂片は大きく前に突き出し、2浅裂している。
▲ホタルカズラ(蛍葛)
<ムラサキ科犬ムラサキ属>
日当たりのよい乾いた山地に生える多年草。
開花後、根元から横に這う長い枝をだし、先端から根を出して新しい株を作る。
<昆虫コーナー>
アカタテハ
羽を広げたアカタテハ
ギシギシの葉っパに見ずらいけれど、ルリハムシ
ルリハムシの幼虫
ルリハムシの卵
ビロードツリアブ
カメムシ
ジャコウアゲハの蛹のオキクムシ
背中を向けて・・実はお腹を食われていたジャコウアゲハの蛹でした。
《俳句鑑賞は春の季語蕗の薹(ふきのとう)》
太陽は平凡な星ふきのたう 佐藤 直哉
「俳句大国」の大会で1位だった作品を掲載させていただきました
▲ラショウモンカズラ(羅生門葛)
<シソ科ラショウモンカズラ属>
目黒の自然園まで観察会に行く。
まだまだ蕾が多かったけれど、もうラショウモンカズラも咲いていた。
名前が凝っている。
京都の羅生門で、渡辺綱に切り落とされた鬼女の腕に見立てた名前である。
林下に生える多年草で、花茎が直立し上部の葉の脇から大きな紫色の唇形花を
つける。
下冠の下唇の幅が大きく、内側に濃い紫色の模様がある。
葉は対生し、卵心形で質は薄く、縁の粗い鋸歯がある。
▲カタクリ(片栗)
<ユリ科カタクリ属>
カタクリ山で、カタクリは紹介したので、
目黒観察園で教えて頂いた、1年目のまだ種がついているカタクリの葉は、
細長い。7~8年でカタクリの花が咲く。
咲いた年の次の年は咲かずに休んでいる。
これが、1年目のカタクリです。
▲ノウルシ(野漆)
<トウダイグサ科トウダイグサ属>
湿地に生える多年草。しばしば大群落をつくる。
有毒植物でノウルシの名は茎から出る乳液が皮膚にかぶれを起こす。
茎は高さ30センチほどで、葉は互生する。
茎の先に5枚の葉を輪生し杯状の花序をつける。
花序の下側につく苞葉は黄色の倒卵形で、遠くからだと花弁のように見える。
ノウルシにヒラタアブ?
▲タチツボスミレ(立壺菫)
<スミレ科スミレ属>
最もよく見られる菫で、様々な分布している。
葉はハート形で2センチほどで、花が終わると大きくなる。
花の内側に毛が無くて、距は淡青紫。
▲ツクシとスギナ
〈スギナが栄養を蓄えて、ツクシは胞子を飛ばす。)
▲ジュウモンジシダ(十文字羊歯)
形は、横に十文字になっています。
▲リョウメンシダ
裏側も似たような羊歯の形で緑色。
▲ベニシダ
葉裏が胞子がついていて赤く見える。
▲ユキワリイチゲ(雪割一華)
もう、何度も掲載しているので、特に説明はしません。
▲ランヨウアオイ(乱葉葵)
<ウマノスズクサ科カンアオイ属>
葉は広卵形か卵状楕円形で、長さ6~15センチ、
先は尖り、基部の両側は耳状に張り出す。
しばしば、白い斑紋が入る。
和名はこの乱れ模様から、乱葉葵になった。
▲アブラチャン(油瀝青)
<クスノキ科クロモジ属>
雌雄異株。
果実や樹皮に油が多く、搾って灯油に使われたことに由来する名前。
▲ヤマコウバシ(山香)
<クスノキ科クロモジ属>
葉が冬でも落ちないので、受験生などに喜ばれる葉です。
<昆虫コーナー>
ハラビロカマキリの卵嚢
目黒ではハラビロの卵嚢を多く見つけた。
オオカマキリの卵嚢
ここからうじゃうじゃ出てくるカマキリの子供たちに出会ってみたいと
ずつと思っています。
昆虫ではありませんが、ヤモリの卵です。
2つずつ、産むそうです。
《俳句鑑賞は春の季語一人静(ひとりしずか)》
風止みて一人静のまたひとり 倉田 絋文