ヤマジノホトトギス(山路杜鵑)
<ユリ科ホトトギス属>
山地に生える多年草。
鳥のホトトギスの羽に似た斑点が花被片に入る。
茎に斜め下向きの毛が密生する。
花は茎の先や葉のわきに1~3個つく。
花の上部は反りかえらない事でヤマホトトギスと区別がつく。
花の上部は平らに開き花被片は6個。
ヤマジノホトトギス(山路杜鵑)
<ユリ科ホトトギス属>
山地に生える多年草。
鳥のホトトギスの羽に似た斑点が花被片に入る。
茎に斜め下向きの毛が密生する。
花は茎の先や葉のわきに1~3個つく。
花の上部は反りかえらない事でヤマホトトギスと区別がつく。
花の上部は平らに開き花被片は6個。
ヤマノイモ(山薯)のムカゴ(零余子)
<ヤマノイモ科ヤマノイモ属>
山野に生えるつる植物で、地下の肥大した根を食用にする。
里芋に対して山の芋。
また自然に生える芋(自然薯)でジネンジョとも言う。
葉腋につくムカゴ(零余子)も食べられる。
雌雄異株で雄株は白い花をつけた花序が立ち上がり、
雌株はまばらな花が垂れさがる。
葉は対生。
秋に3枚の羽を張り合わせたような果実がぶら下がる。
中の種子は平たく、薄い翼があり風で飛ぶ。
夏になると葉柄の根元部分に、
小さなイモのようなムカゴ(零余子)ができる。
むかごご飯や、塩ゆでにしても食べられる。
サンゴジュ(珊瑚樹)の実
<スイカズラ科ガマズミ属>
沿海地の山地に自生するほか、広く植えられる常緑高木。
枝は灰褐色、髄も灰褐色。
葉は対生し、
長さ8~20センチの長楕円形。
質は厚く、表面は光沢がある。
6~7月、
枝先に大形の円錐花序をだし、白い花を多数つける。
核果は長さ7~8ミリの楕円形で、
赤色から藍黒色に熟す。
ウマノスズクサ(馬鈴草)
<ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属>
土手や茶畑などによく生える多年草のつる草。
もしかしたら・咲いてるかなと思い、
出かけて見たら咲いていました。
葉は長さ4~7センチ。
三角形に近い形で、基部は両側が耳のように張り出している。
花には花弁はなく、3つの萼片が合着して、ゆるく曲がった、
長い筒のような形になっている。
雄しべと雌しべの部分が丸く膨らみ、
先端がラッパのように広がった形をしている。
葉、根、果実などに有毒成分を含む。
果実は長い柄でぶらさがり、
熟すと6つに裂ける。
下はこのウマノスズクサを食草とするジャコウアゲハの幼虫
菊虫と呼ばれるジャコウアゲハの蛹
(可愛いので大好きだ♪)
ミズタマソウ(水玉草)
<アカバナ科ミズタマソウ属>
山野の林下にはえる多年草。
和名は白い毛のある果実を水玉に見たてたもの。
茎は20~50センチになり、毛が生えている。
葉は長さ5~13センチ、
長い葉柄で茎に対生する。
花弁は2個で白または淡紅色。
果実は卵形でかぎ状の白い毛が密生する。
武蔵丘陵森林公園にて。
チダケサシ(乳茸刺)
<ユキノシタ科チダケサシ属>
やや湿った山野に生える多年草。
高さ40~80センチになる。
葉は2~3回羽状複葉。
小葉は楕円形または倒卵形で、ふちには不揃いの鋸歯がある。
花茎の先に淡紅色か白色の小さな花を多数つける。
花軸には淡褐色の腺毛が密に生える。
小花柄は長さ2~3ミリと短い。
和名はチダケサシ(乳茸刺)は、チダケ(乳茸)という、
食用キノコを、この茎に刺して持ち帰ったことによる。
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)
<ツツジ科ホツツジ属>
高山の日当たりの良い場所に生える落葉小低木。
別名ハコツツジ。
出会った時は雨で、花が濡れています。
密に枝分かれして高さ1メートルほどになる。
葉は長さ3~6センチの狭倒卵形で先は丸く、
ふちは全縁。
枝先に総状花序をだし、直径約2センチの白い花
が3~8個咲く。
花冠は3個の裂片に分かれ、先は反り返る。
花柱は長さ9ミリほどで先が上に曲がる。
萼は5裂する。
穂先が少し紅を帯びている。
小雨の中の湿原にて。
ボタンズル(牡丹蔓)
<キンポウゲ科センニンソウ属>
日当たりのよい野山に生える木質のつる性植物。
葉がボタンの葉に似ている事から「牡丹蔓」
と言う名がついた。
つる性で、長い柄につく葉は3枚の小葉からなり、
それぞれの葉のふちには不揃いの鋸歯がある。
花は白くセンニンソウによく似ているが、
やや小さ目の十字花で白い萼片の外側には白い毛がある。
果実はセンニンソウ同様に白い毛があるが、
1センチほどでセンニンソウよりも短い。
観賞用のテッセンやクレマチスは近縁種だ。
ノササゲ(野大角豆・野豇豆)の花
<マメ科ノササゲ属>
つる性の多年草。
茎は針金状に伸びる。
葉は3出複葉で互生。
小葉は長卵形で質は薄く裏面は白色を帯びる。
頂小葉は長さ3~15センチ、幅2~6センチある。
葉のわきからでる花序に15~20ミリの淡黄色の
蝶形の花をつける。
豆果は熟すと紫色になり、美しい。
中に3~5個の種子がある。
シモツケソウ(下野草)
<バラ科シモツケソウ属>
山野の日当たりのよい乾いた草地に生える多年草。
しばしば、群落をつくる。
私が夏休みに出かけた那須の沼原湿原は、
雨の天気で、花もびっしょり濡れていました。
花も終わりに近かったような気がします。
茎の高さは30~80センチになる。
葉は頂小葉は大形の羽状複葉。
5~10センチで5~7裂し先が尖る。
側小葉は多数あり、下部のものほど小さくなる。
葉の基部につく托葉は薄く、乾くと褐色を帯び、
茎に沿って立つ。
花は径4~5ミリで散房状に多数つき、
花弁は淡紅色で3~5個。