クズ(葛)の花
<マメ科クズ属>
山野のいたるところに見られる大形のつる性植物。
茎の基部は木質となる。
花は紅紫色で蝶形花が穂状に集まって咲く。
甘い香りがする。
根からでんぷんが取れ、葛粉がとれる。
河原などではほかの植物を覆うように生い茂る。
葉は3小葉からなり、
一枚の小葉は長さ10~15センチと大きく、
裏に白い毛が密に生える。
茎には褐色の毛が生えている。
秋の七草のひとつ。
クズ(葛)の花
<マメ科クズ属>
山野のいたるところに見られる大形のつる性植物。
茎の基部は木質となる。
花は紅紫色で蝶形花が穂状に集まって咲く。
甘い香りがする。
根からでんぷんが取れ、葛粉がとれる。
河原などではほかの植物を覆うように生い茂る。
葉は3小葉からなり、
一枚の小葉は長さ10~15センチと大きく、
裏に白い毛が密に生える。
茎には褐色の毛が生えている。
秋の七草のひとつ。
ヤナギラン(柳蘭)
<アカバナ科アカバナ属>
中部地方以北の日当たりのよい草地に生える多年草。
茎は高さ1~1,5メートルと高くなり、
ほとんど枝分かれせず直立する。
森林の伐採跡や山火事跡などにいち早く生え
群生を作るので、カナダやアラスカなどでは、
Fire weedと呼ばれている。
夏に周辺の草より高くたち、
先端に長さ10~45センチの花序を総状につけ、
紅紫色の花が下から順に咲きあがる。
花は径2~3センチ、花弁は4個。
萼片は細く長さ1,5センチで深く4裂する。
葉は多数互生し、細長い披針形で、
中ほどの葉が最も大きく、下部の葉は
花の咲く頃、枯れる。
和名の柳蘭は、葉の形が柳によく似て、
蘭のような花を咲かせることから。
オモダカ(沢瀉・面高)
<オモダカ科オモダカ属>
矢じりのような形の大きな葉を持つ。
この葉が高く伸びた様子を人の顔に例えたのが
この花の名前の由来。
夏になると3枚の白い花弁が節ごとに3個ずつ、
輪生して咲く。
花序の上部には雄花。
下部には雌花が咲く。
葉の先は尖る。
花は一日花。
浅井沼や水田に多く見られ、
地中に枝を伸ばして水底に球茎をつける。
キツネノマゴ(狐孫)
<キツネノマゴ科キツネノマゴ属>
道端や草地に普通に見られる。
暑い夏にも元気に咲き続ける花だ。
花は唇形で長さ8ミリほどの
淡紅紫色の小さな花で茎の先に穂状につく。
下唇の基部に白い模様がある。
葉は対生で、葉や茎には短い毛がある。
茎の下の部分は地面を這うように伸びる。
枝先の花序がキツネの尾に似ていることが
名前の由来です。
ネコハギ(猫萩)
<マメ科ハギ属>
日当たりのよい、
やや乾いたところに生える多年草。
茎を伸ばして長く地面を這い、
軟毛がある。
葉は互生し、3小葉を持ち短毛がある。
花は白色の蝶形花で、葉のわきに3~5個集まって咲く。
長さ7~8ミリ。
萼は深く5裂し、長毛がある。
白に紫の斑紋がある。
ネコハギの名前は、
全体に軟毛が多い事から来ているようです。
ママコナ(飯子菜)
<ゴマノハグサ科ママコナ属>
山地の林下に生える半寄生の1年草。
茎は高さ30~50センチ。
枝を分けて、先端に刺状の鋸歯のある苞があり、
つけ根に紅紫色の花を1個づつつける。
花は片側だけにつき、長い筒を持っている。
和名は飯子菜で、
若い種子が米粒に似ているからとか、
花弁ののどの部分に、米粒をふたつ並べたような
盛り上がりがあるからとかの説がある。
まだ咲いたばかりだったが、よく群生していた。
レンゲショウマ(蓮華升麻)
<キンポウゲ科レンゲショウマ属>
ウィキペディアでは一属一種とある。
武蔵丘陵森林公園まで、レンゲショウマに会いに行った。
時期が遅いかもと、思ったが
2,3輪に何とか出会えた。
俯いて咲くので写真を撮るのが難しい花です。
深山に咲九多年草。
茎の上部に淡紫色の美しい花を咲かせる。
花が蓮の花に似ることからこの名がある。
葉は大形で2~4回、3出複葉。
山の斜面に、ひっそりと咲いていた。
ツルアジサイ(蔓紫陽花)
<ユキノシタ科アジサイ属>
山地に生え、幹や枝から気根を出して、
木や岩を這い上る落葉つる性。
樹皮は褐色で薄くはがれる。
葉は対生し広卵形で先が尖る。
枝先に集散花序を散房状にだし、
多数の両性花と白色の装飾花をつける。
ガガブタ(鏡蓋)
<リンドウ科アサザ属>
池や沼に生える多年生の水草。
茎は細くて長く水底の泥の中に
髭状の根をおろす。
葉は水面に浮かび、円心形。
葉柄の基部から多数の花茎を伸ばし
先端に白い花をつける。
花冠は1,5センチほどあり、
深く5裂する。
裂片はさらに糸状に細く裂け、
中心部は黄色。
ガガブタは影のことで、鏡の意味。
つまり、鏡の蓋でガがブタと言うそうだ。
エゾイチゴ(蝦夷苺)
<バラ科キイチゴ属>
山地に生える落葉小低木。
葉は3出複葉だが長枝では5小葉のものが混じる。
小葉は長さ4~7センチの菱形状卵形または、
卵状楕円形で先が尖り、縁に不揃いの鋸歯がある。
裏面は白い綿毛が密生する。
6~7月、枝先や葉のわきに白い花を数個開く。
果実は径1~1,5センチの球形で赤く熟して食べられる。