リョウブの花
<リョウブ科リョウブ属>
落葉高木。
樹皮は薄片となってはがれ、
あとは茶褐色でなめらか。
葉は枝先に集まって互生し、
倒披針形で先は鋭くとがり、ふちに鋸歯がある。
7~9月、
枝先に総状花序を円錐形にだし、
小さな白い花を密につける。
果は扁球形で、
毛が密生し、褐色に熟す。
イヌザクラの実
<バラ科サクラ属>
各地の山野にはえる落葉高木。
樹皮は暗灰色でやや光沢がある。
葉は互生し長楕円形。
4月頃、
前年枝から総状花序をだし白色の花を多数開く。
果実は卵円形で黄赤色から紫黒色に熟す。
アゼナルコ
<カヤツリグサ科スゲ属>
平地や河原の湿地に生える多年草。
和名は田の畦にはえ、
小穂が鳴子のように並んで垂れることから。
茎の上部に5~6個の小穂をつける。
上部の2~4個は先端部に雌花、
基部に雄花をつける。
下部の小穂は雄花である。
雄花の鱗片は先が凹み、
その中央からざらつく芒(のぎ)がでる。
コウゾの木の実
<クワ科コウゾ属>
人家に近い各地の山地に自生する落葉高木。
和紙製造のために栽培される。
葉は互生し卵円形で先はとがり、
基部は丸く心形。
質はうすくざらつく。
春、葉と同時に開花する。
集合果は、球形で、赤く熟し甘い。
ボタンクサギ(牡丹臭木)
<クマツズラ科クサギ属>
観賞用に植えられる落葉低木。
枝や葉には臭気がある。
葉は対生し広卵形でふちに不揃いの鋸歯がある。
両面の脈上に細毛がありざらつく。
7~8月、
枝先に集散花序をだし、淡紅紫色の小さな花を密生する。
花の色は紅色、紫色などもある。
萼は紅紫色。
果実は直径1センチ程の球形で藍紫色に熟す。
アメリカオニアザミ
<キク科>
ヨーロッパ原産の1~2年生草本。
世界の温帯に帰化している。
茎はロゼッタ状の葉の中から出て
高さ1,5メートルほどになり、
全体に著しく翼があり、
鋭い刺を持つ。
頭状花は枝状に1~3個つき紅紫色、
総萼片は鋭い刺になる。
果実は灰白色のそう果で種子繁殖する。
似たような形を持つ園芸品のルリタマアザミ
タケニグサ
<ケシ科タケニグサ属>
山野の荒れ地に多い多年草。
和名は竹と煮ると丈が柔らかくなるからと言う。
また、茎が中空でタケに似ていることからとも。
高さは1~2メートル茎や葉の裏は粉白色。
葉は大きく互生する。
大型の円錐花序に小さな花を多数つける。
花に花弁は無く、萼片2個は白く長さ1センチで早く落ちる。
チョウセンアサガオ
<ナス科>
インド原産で薬用や観賞用に栽培される他、
世界各地で野生化している一年生草本。
全体無毛。
茎はよく分岐して高さ1メートルほどになる。
葉は先のとがった長卵形
ここで、問題が出た。
葉の縁に切れ込みがあるので、たぶん
☆ツノミチョウセンアサガオだと思う。
花は白色でロート状。
果実は太い刺が60本ほどあり、
上向きにつく。
家畜に有毒。
↓は園芸品のエンゼルトランペット
ヒメヒマワリ(?)
<キク科>
北アメリカ原産の1年草草本。
(う~ん・・・多年草なので・・ヒメヒマワリではない確率が高いなぁ)
全体にまばらな毛がありざらつく。
茎は直立してよく分岐し高さ1,5メートルほどになる。
葉は先のとがった卵形から心臓形、ふちには鋸歯があり、
長い柄があり互生する。
直径10センチ(いや・・・そんな大きな花じゃない)
と・・途中まで書いて・
ヒメヒマワリではない事に気がつく・・・。