れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

スズラン(鈴蘭)

2008-04-30 07:58:57 | 野の花日記
スズラン(鈴蘭)
 ユリ科
今年は、我が家の植木鉢に元気な花をたくさんつけた。

本来は、山地や高原に咲く。
白い鐘状の可憐な花を茎に添って、
俯き加減に咲かせる。
芳香があるが、毒草である。
庭に植えられているものの多くは、
栽培も簡単で花も大きく、芳香も強いドイツ鈴蘭らしい。
秋に赤い実を見つけるのが楽しい。

「俳句歳時記」夏より
 鈴蘭(君影草)
 
 
   鈴蘭に憩ふをとめ等の肩見ゆる  水原秋桜子

   鈴蘭の葉をぬけて来し花あはれ  高野素中

   迸る足指傷の血や鈴蘭野     池上樵人

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キランソウ

2008-04-29 07:44:43 | 野の花日記
キランソウ
金瘡小草
(ジゴクノカマノフタ)
シソ科キランソウ属

人里のいたるところに生える・とある・けれど、
そんなに、滅多に見つかるものでもない。

ロゼッタ状の葉が放射状につき、茎葉には毛がある。
春、葉の付け根に濃い紫色の唇形の小さな花を咲かす。

目立つようで、見つかりにくい。(・と私は思う)

なぜ?別名のジゴクノカマノフタなのかは、

春の彼岸の地獄の釜が開く頃に花が咲くからという説と、
葉が地を這って、地面に蓋をしているように見えるからという説が
あるようです。
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ニシキギの花

2008-04-28 06:45:48 | 野の花日記
ニシキギの花
(錦木)
野の花や木を調べていると、
東京に住んでいるのは、とても不便だと思うことが多い。
なぜなら、いつも観察できるわけでもないし、
たまたまであった写真を撮っているからだ。

不確かなものが多くて、掲載できなかったりもする。
でも、
ニシキギは、枝のコルク質状の板のように見える羽が特徴なので、
間違えることはない(笑)

花は、小さくて薄緑色をしているので目立たないが愛らしい。

ニシキギはやはり紅葉の時期と赤い実のなる頃が一番の、楽しみです。

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サクラの樹にサクランボ

2008-04-27 05:37:13 | 野の花日記
あんなにも、開花宣言を心待ちにして、
見上げていた桜並木も、
もう誰も見上げもしない。
すっかり
桜蕊も片付けられて、
今は、小さな青いサクランボがなっているのみだ。

食べられるサクランボとは違うので、
もう少し大きくなるくらいだ。

それでも赤くなって、熟すと黒くなり、鳥たちが啄みに来るでしょう。
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イチョウの花

2008-04-26 05:19:14 | 野の花日記
イチョウ
(公孫樹・銀杏)
イチョウは雌雄異株だ。
いつも花を探していて、目立たないので見つからなかった。
新宿御苑の、
新宿門を入った途端、何かが降ってきた。

見上げると大公孫樹の樹。
下を見るとなにやら、大量に落ちているものがある。

公孫樹の地味な花でした。
雄花は、尾状で黄色い。
雌花は、緑色で、長い柄の先に裸の胚珠が二個ある。

私の頭上から降っていたものは、雄花らしい。


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ハンカチノキ(ハンカチツリー)

2008-04-25 07:12:47 | 野の花日記
ハンカチノキ
(ハンカチツリー)
私の図鑑にはハンカチツリーとある。

中国南西部の森林地帯に自生する
、一属一種の珍しい樹木とあるが、
この頃は、公園などで栽培されてよく見かけるようになった。

このハンカチツリーは、新宿御苑の新宿門側に生えていて、
十三年目だそうだが、随分大きくなってたくさんの花をつけています。
今が見ごろなので、
近くにお出かけの方はどうぞ新宿御苑まで足を伸ばしてみてください。

花のように見えるのは、葉が変化した苞です。

風が吹くと
花びらのように見える大きな白い苞が、
プロペラのようにくるくる回っていました。
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スズメノテッポウ

2008-04-24 06:00:51 | 野の花日記
スズメノテッポウ
(イネ科)
茎の先に淡緑色の細長い穂をつける。
子供の頃、この穂を抜いて、
さやの部分吹き鳴らして遊んだ。

水田や畑などによくはえる・とあるけれど
幼い頃は、東京の空地にもよく見られたたものです。

この頃はあまり見かけなくなったので、
さみしい限りです。

これは、里山に出かけた時、田圃に生えていたものです。
里山には、まだまだたくさんはえていましたね。

田の中だったから、これから耕されて
掘り返されてしまうでしょうが、
キットその前に子孫を残しておくでしょう。

「俳句歳時記」


 雀の鉄砲いくたびも風をよび  高木由紀子

 雀の鉄砲きそひ茂りぬ田打ち前 谷 廸子

電子辞書の俳句歳時記には、【雀の鉄砲】は出てきませんでした。
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ハハコグサ

2008-04-23 06:27:21 | 野の花日記
ハハコグサ(母子草)
キク科
春の七草のひとつで、おぎょうと呼ばれる。
道端でも、良く探せば見つかる。
黄色い頭状花が、固まって咲き、
葉は、全体に白い綿毛に覆われている。

「俳句歳時記」より

<鼠麹草(ほうこぐさ)・ははこ・おぎやう・ごぎょう>

  百歩にて返す散歩や母子草    水原秋桜子
  
  草取る手母子草にてとどまりぬ  山田みづえ

  
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ヘビイチゴ

2008-04-22 05:32:14 | 野の花日記
ヘビイチゴ
(バラ科)
田の畦や湿った草地に生える。
蔓状に延びて、葉は3枚、花は五弁花。
幼い頃、ヘビイチゴは毒だと思っていた。
中学の頃、先生からヘビイチゴは毒ではなくて、
美味しくないだけだと言われたのを思い出す。

そういえば、毒じゃないと言われて食べたことがあった。
美味しくない・のは確かだと思った。
味が、すかすかで、甘くない。
だいたい名前で損をしているような気がする。
花は可愛いし、赤いイチゴの実も愛らしいのに。

「俳句歳時記」より
蛇苺(へびいちご)初夏
 
  ふるさとの沼のにほひや蛇苺  水原秋桜子

  田水満ち日出づる露に蛇苺   飯田蛇笏

  声の尾の昏れはじめたる蛇苺  北詰雁人


 


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ヒロハコンロンソウ

2008-04-21 06:32:47 | 野の花日記
ヒロハコンロンソウ
(アブラナ科タネツケバナ属)

もう数年前になる。
荒川に遊びに行った時、川の土手にたくさん生えていたのを、
一本頂いてきたのだ。

それから数年たって、毎年この時期になると我が家の庭に咲く。

小さな庭の、そんなに日があたらない木の下で、
それでも気に入ってくれたのか?
咲き続けてくれています。

コンロンソウは確かだけれど、
たぶん、ヒロハコンロンソウだと思うのだ。

水辺近くに生えていたのをいただいたので、
水遣りは、欠かさない場所に植えてある。

この華やかな時期に、
日陰の木の下でも清楚で素朴な白い花を咲かせてくれると、
嬉しいものです。
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