ゴキズル(合器蔓)の実
<ウリ科ゴキズル属>
果実が熟すと上半分がふたのように離れ、
なかの種子がこぼれおちる。
和名の合器蔓(ごきずる)は、
この形からきている。
今年は、
いつもの場所に育っていなくて、
菖蒲の裏側の道にはえていたが、
葉や実がうどんこ病にかかっていて、
来年が心配。
下はゴキズルの花
スズラン(鈴蘭)の実
<ユリ科スズラン属>
葉は卵状楕円形で、
長さ10~18センチ。
幅3~7センチで、二枚の葉が鞘状になっている。
腋果は球状で赤く熟す。
スズランは、実も葉も猛毒なので、
間違っても食べてはいけません。
花はこんなに愛らしいけれど。
ガマズミ(莢迷)
<スイカズラ科ガマズミ属>
落葉低木。
葉は対生し、広卵形。
下は春、散房花序をだし、
直径5みりほどの小さな白い花を咲かす。
果実は核果で卵状楕円形。
赤く熟し、霜が降りる頃になると、
白い粉を吹いて甘くなり、食べられる。
莢迷(がまずみ)の漢字は、
とても読めませんね。
モチノキ(黐の木)の実
<モチノキ科モチノキ属>
常緑高木。
本来は海岸近くなどに生えるが、
この頃は、緑道などに植えられているのを見る。
葉は互生し、倒卵状楕円形で革質。
4月頃、黄緑色の小さな花をつける。
雌雄異株。
果実は直径1センチの球形で、
赤く熟す。
樹皮から染料や鳥もちをつくる。
キミノシロダモ(黄実の白椨)
<クスノキ科シロダモ属>
常緑高木。
葉は長楕円形で革質。
裏面は白色。
葉に3脈がめだつ。
シロダモは赤い実になるが、
キミノシロダモは、黄色い実。
果実は楕円形で、1,2~1,5センチで、
秋に熟す。
雌雄異株。
下はシロダモの実
下は花(たぶん雄花)
アメリカキンゴジカ
<アオイ科キンゴジカ属>
熱帯アメリカ原産の帰化植物。
牧場の周辺、放棄畑、道端などの
荒れ地に生育する。
茎は木質でしなやかよく分岐して
直立して丈高くなる。
短い葉柄で互生する。
花は、茎の頂と葉腋に
直径1,5センチほどの黄色の5弁花を咲かす。
小さな黄色い花が可愛い。
クロガネモチ(黒鉄黐)の実
<モチノキ科モチノキ属>
常緑高木。
葉は互生し、楕円形または広楕円形。
革質で、表面は光沢がある。
この頃は、緑地帯に植えられているのを
よく見る。
果実は直径5~8ミリの球形で赤く熟す。
ソバ(蕎麦)の花
<タデ科ソバ属>
花後にできる三角形の黒い実が
お蕎麦になる。
6ミリぐらいの白いまたは赤い花をたくさんつける。
花弁のように見えるのはがく片で、
普通は5枚。
葉はふつうは三角形の互生。
茎は直立して枝分かれする。
ソバ畑
埼玉の鶴が島にて。