ヤグルマソウ(ヤグルマギク）

ヤグルマソウ(ヤグルマギク）
キク科
普通、ヤグルマソウと呼ばれているのが、
ヤグルマギク。
長い茎の先に、頭状花を開く。
色は紫、赤、白、ピンクなど。

夏の間次々と花をつける。

「俳句歳時記」夏
矢車草（やぐるまそう）
＜矢車菊（やぐるまぎく）＞

　矢車草夜通し藍を揺り覚ます　　　菊池京子

　矢車草夕べギリシャのふんわりす　伊藤達夫

　矢車草のうねりは空に遊びをり　　中川悦子

スズラン(鈴蘭）

スズラン(鈴蘭）
＜ユリ科・スズラン属＞

山地や高原の草地に生える。
葉は、
卵状楕円形で、普通二枚が鞘状になる。

芳香のある白い釣鐘状の小さな花をつける。

果実は赤く有毒。

「俳句歳時記」夏
　鈴蘭（すずらん）
＜君影草(きみかげそう）＞

　鈴蘭の花山塊を川離れ　　　　　　　飯田龍太

　すずらんへ空を滑って降りてゆきぬ　古館曹人

　鈴蘭はコップが似合ふ束ね挿す　　　鈴木栄子

ハルジオン

ハルジオン
＜キク科・ムカシヨモギ属＞

北アメリカ原産で、
大正時代に渡来したと言われる。

東京で栽培していたものが、
野に逃げて各地に広まった。

花の色は白または、薄ピンクで優しい。

欅の薄みどり

ケヤキ（欅）

ケヤキが美しい季節だ。
欅は日本の代表的な広葉樹のひとつ。
山野にも自生するが、
庭木や公園、街路樹にも植えられる。

枝を広げた分、根が広がっていると言う。

欅は一気に葉を茂らせない。
春、眺めているとよく解る。

裸木から芽吹いてくるとき、
なぜか時間差をつける。

日々、緑が多くなってくるのが嬉しい。

アオキの花

アオキの花
＜ミズキ科・アオキ属＞

山地に、自生する。
茎の先端に、紫褐色の小さな花をたくさんつける。

この画像は、
雄花。
果実は、楕円形で秋に赤い実をつける。

イカリソウ

イカリソウ（トキワイカリソウかも？）
＜メギ科イカリソウ属＞


お花の好きな人たちが
管理している公園に咲いていたもの。

もしも・トキワイカリソウなら、
冬でも葉が枯れないはず。

今度、冬に確かめてみます♪
名前のトキワカリソウ（常盤碇草）は、
冬でも枯れないことと、
花の姿が、船の碇に似ていることから来ている。

こちらが、一般的なイカリソウ

キイチゴの花

キイチゴの花
＜バラ科キイチゴ属＞

キイチゴには、色々種類があるが、
私が思い出すのは、このキイチゴだ。

野のキイチゴ属ではないのかもしれない？

私の
植物辞典には掲載されていない。

子供のころ、
よく橙色の苺がなるととって食べたものだ。
甘くて美味しかったのを思い出します。

フジの花

フジの花
＜マメ科・フジ属＞
山野に自生するが、古くから庭などによく植えられて、
棚作りにする。
つるが伸びて他の木に巻きつく。
葉は奇数羽状複葉、小葉は卵形。

4月～7月にかけて
長い房を垂らした紫色の蝶形花を多数開く。

種子は平たい円形で茶色にぶら下がる。
蔓は丈夫で、
籠を編んだり、物を縛るのに使われた。

「俳句歳時記」春
藤（ふぢ）
＜藤の花・白藤・山藤・藤の房・藤浪・藤棚＞

　白藤や揺りやみしかばうすみどり　　芝　不器男

　住み捨てし山家なりけり懸り藤　　　今井つる女

　藤棚に風海からも山からも　　　　　永田　蘇水

　水漬くべし汀の藤の花なれば　　　　下村　梅子

　

キケマン

キケマン
＜ケシ科キケマン属＞

東京の空き地で見つけた。
葉は羽状に裂ける。

茎の先に黄色い花を多数つける。

茎や葉を傷つけると悪臭がする。

ムラサキケマンは、たまに見つけるが、
キケマンは、
東京ではなかなかお目にかかれません。

ハナミズキ

ハナミズキ
(ミズキ科・ミズキ属）

日本には明治中期に渡来した。
アメリカ東海岸からメキシコにかけて分布する。

当時の東京市長尾崎行雄が、
ワシントンに桜を送った時、
返礼に贈られた木として有名。

植物園や公園に植えられていたが、
今は街路樹にもよくみられる。

秋には葉が美しく紅葉する。
花は白やピンクがある。

花のように見えるのは萼片。