れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

雪の中のシオデ(牛尾菜)の実とクスサンの繭?と俳句

2022-01-09 06:58:42 | 草の実

シオデ(牛尾菜)の実
<サルトリイバラ科サルトリイバラ属>
八ヶ岳の麓の美術館は勿論閉館だったが、近辺を散策。
雪の中に黒い実のシオデを見つけた。
春の新芽は山のアスパラガスと呼ばれる山菜だが、
私はまだ食したことは無い。


名前の由来は、アイヌ語の「シュウオンテ」が転じたもの。
山野に生えるつる植物。
巻きひげで他のものに巻き付いて伸びる。

葉は長さ5~15センチで、5~7本の脈がある。
花は淡黄色で小さく、雌雄異株。


果実は黒色で直径約1センチで球状。

                休憩
 

  ガガイモの実の殻
 本来なら、種のついた綿毛が目いっぱい詰まっていたはずの殻

 

 

★昆虫コーナーは、たぶん・クスサンの繭だろうと思うのだが・・。

こんな寒い時期にしっかり繭を作っていた。
(八ヶ岳美術館の庭にて)クスサンの繭 
 出来れば、クスサンに逢いたかった。


おまけ・・数年前に出会った、ヤママユ(山繭)

        俳句は季語吹雪
     雪しまき・風雪・地吹雪・雪煙
    などと使う。
    たましひの繭となるまで吹雪けり  斎藤 玄

    心まで凍りそう・・。

    ローレライ聴かせ夜寒の洗濯機  れんげ

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ヘクソカズラ(屁糞葛)の実とカキ(柿)の実とエサキモンキツノカメムシ

2021-12-25 08:45:59 | 草の実

ヘクソカズラ(屁糞葛)の実
<アカネ科ヘクソカズラ属>
屁に糞だなんて、ずいぶんな名前だ。
確かに、匂いは臭いけれ度、名前ほどひどい匂いでもない。
垣根の縁などに普通によく見られる多年生のつる草。


秋に黄色で光沢のある球形の実をつける。
冬になって乾燥しながらも実の形が残っている。


冬らしい風情の中のヘクソカズラ。


花は夏に中心部が赤紅色の筒状の白い小花を咲かせる。先は5つに裂ける。

下はカキの実

カキ(柿)
<カキノキ科カキノキ属>
本当は、この柿の実に、ヒヨドリが群れて啄んでいたのだが、
カメラを向けたら、逃げられました。


鳥が?齧ったあとも、残ったヘタも、楽しい。

今年は少し、干し柿を作った。美味しくて、すぐ無くなつてしまつた。

               休憩

      

       バラの花束は、どなたにあげましょう。

★昆虫は大好きなハートマークが特徴のエサキモンキツノカメムシ


ハート型なんて、目立ちすぎだと思うけれど・・
カメムシ目 ツノカメムシ属

身体の中央にハート型斑紋がある


 

       俳句は季語
     渋柿・富有柿・次郎柿・柿日和とも使う。

    ダーウインのずっと前から柿を干す 森 由紀子
   

       もしかして?由紀子さん?
          らしい句で愉しい!

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ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)とハダカホウズキ(裸鬼灯)とハクセキレイ

2021-12-10 05:08:30 | 草の実

ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)
<バラ科キイチゴ属>
フユイチゴに似るが、雰囲気で判断してしまうのだが・
高尾山で出会うと言う事と、
葉がフユイチゴの方が丸い感じがする。
ついつい、野草辞典を引いてしまうが、
実は樹木辞典で引かなければいけないのだ。

山地に生える常緑小低木。
茎は蔓状に地を這い、小さな棘がある。


葉はとがり、縁は浅く3~5裂し、細かい鋸歯がある。
長さは5~8センチで固い洋質紙。


果実は直径8~9ミリの球形で赤く熟し食べられる。

下はハダカホウズキ

ハダカホウズキ(裸鬼灯)
<ナス科ハダカホウズキ属>
果実が袋に包まれず、裸である事からこの名がある。
晩秋林の縁や谷沿いに8ミリほどの真っ赤に熟した果実をぶら下げる。


茎は60~100センチ。
葉は広い楕円形で、先は鋭く尖る。


今頃だと、ずいぶん実が落ちてしまったのか?
鳥に食われたのか?実が少ない。


川の向こう岸に赤い実が見えた。
傍には寄れなかったが、ハダカボウズだと思った。

           休憩

なぜか?近寄ってきてくれたハクセキレイ


暫く遊んでくれて、去っていった。

遊んでくれてありがとう。

      俳句は季語冬の夕焼け

    冬夕焼(ふゆゆやけ)・寒夕焼(かんゆやけ)
    冬茜(ふゆあかね)・寒茜(かんあかね)などと使う。

   いつぽんの木に血のかよふ寒夕焼け  岡澤 康司

    寒夕焼けの赤さがまるで木に血が通っているように
   見える・
と、でも鑑賞しておこうか・・。

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ワタ(綿)

2019-12-13 05:37:41 | 草の実

ワタ(綿)
<アオイ科ワタ属>



花がしぼんでから1か月後ぐらいに果実が割れて、
中からコットンボールが見えます。






まだワタになってないものもあった。

 

 

ワタの花

 

 

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オニドコロ(鬼野老)

2019-11-17 07:01:06 | 草の実

オニドコロ(鬼野老)
<ヤマノイモ科ヤマノイモ属>
野山で見られ他の植物やフエンスなどに
絡まり伸びるつる植物。



葉は長さ5~12センチほどのハート形で、
先が長く尖っている。
花は雌雄異株。



果実には3つのひれがあるのが特徴。

同属のヤマノイモとよく似ているが、
ヤマノイモは対生するのに対してオニドコロは互生する。



オニドコロの実
オニドコロの雌花の花序は垂れさがり、上部から果実が大きくなっていく。
果実は上向きにつき3方向に伸びる翼がある。

春になったら是非、オニドコロの雌花と雄花に挑戦したいものだ。

 



 

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アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)の種

2017-12-27 07:32:42 | 草の実

アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)の種
<キク科センダングサ属>
北アメリカ原産の1年草。
茎は切り口は四角形。
そう果には2本の棘があり、
衣服や動物に付着して散布される。

ひっつき虫の一つ。

 

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オオオナモミ(大巻耳)

2017-09-30 03:17:47 | 草の実

オオオナモミ(大巻耳)
<キク科オナモミ属>

北アメリカ原産の帰化植物。
オナモミと似ているが、
現在はこのオオオナモミの方がはびこっているようだ。




草丈は50~200センチ。
茎は紫褐色がかっていることが多い。



葉には長い柄があり、
広卵形で、3~5つに浅く裂ける。
雄花と雌花が同じ株につく雌雄同株。



ひっつき虫のひとつで、
果実の表面に密生する棘の先端がかぎ状に曲がっていて
これが動物の毛などに引っかかり運ばれる。



関係ないけれど・・(^^♪
よく行く里山で出会うお染ちゃんと言うヤギさんです。

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イシミカワ(石見川・石膠・石実皮)

2017-09-28 06:49:13 | 草の実

イシミカワ(石見川・石膠・石実皮)
<タデ科タデ属>
河原や道端などに生えるつる性の1年生植物。



茎には鋭い下向きの棘がある。



葉は三角形で長い柄があり、
つけ根に皿状の托葉がついて茎を抱く。



花穂は、枝先に丸い皿状の苞葉に乗る形でつく。

果時には萼が藍色の肉質となり、
果実を包む。

畑のそばの垣根に群れていた。



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クズ(葛)の実

2015-01-07 06:01:03 | 草の実

クズ(葛)の実
<マメ科クズ属>


愛犬と安曇野のペンションでお正月を愉しむ。
雪で花も実も余り見つからぬ。
林に葛の実が絡まっているくらいだった。

雪を被った葛の実


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オモト(万年青)の実

2015-01-01 07:49:04 | 草の実

オモト(万年青)の実
<ユリ科オモト属>

お正月らしい赤い実だが、
日本古来の観葉植物なのだそうだ。
実よりも葉の変化を楽しんだらしい。

常緑の多年草。
葉は地下の根茎から数枚出る。

四季を通じて緑であるということから
オモト「万年青」
初夏に淡黄色の小さな花が咲き,
初冬に赤い実がつく。

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