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令和二年度七月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2020.07.04-07.05)

2020-07-03 20:00:49 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 ブルーベリーの収穫期、そして緊急事態宣言解除から六週間、再度燻りが発火点に達しようとしているCOVID-19報道が読み取れる最中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今週末も自衛隊関連行事は行われません、新型コロナウィルスCOVID-19感染症の世界的流行禍さえなければ、今週末は富士学校祭が執り行われている季節でしたが、先日富士学校校長より、昨今の感染状況が予断を許さないとしまして、残念ながら今年度の行事一般公開を中止する旨の発表がありました。そして中止、こればかりは仕方がありません。

 東京での100名規模の感染拡大、予断を許しません。いや前回の国家緊急事態宣言の頃と異なり検査件数が増えての100名確認であり、陽性率は依然として低いのだ、予断を許さない状況にこうした反論はありました。しかし、100名は100名、という事実であり、一時は数名まで縮小した状況よりは今は寧ろ安全だ、とは言い切れないように思うのです。

 世界的流行禍。やはりまだ感染拡大期にありまして、しかも最初の感染爆発の爆心地中国では、COVID-19は呼吸器系感染症が一段落する筈の高温多湿環境においても、感染が沈静化する要素が今のところ見つからない、という厳しい研究結果が発表されていまして、第二波への警戒というよりは、第一波さえもまだその頂点が来ていない懸念があるのです。

 COVID-19後遺症問題。豪州では海軍のダイバーが肺を損傷し完治後も潜水作業に復帰できない、世界でもBBCやロイターにAFPやCNN等で報じられる問題ですが、NHKでも早い時期から報じられ、そして今月に入り改めて陰性となった後の退院後にも症状が続き頭痛や倦怠感と呼吸困難、これが長期間続いており先が見えない、こうした問題が報道に。

 新型肺炎と呼ばれたCOVID-19が新型コロナウィルス感染症と報道での名称が変化していますが、肺炎は一要素に過ぎず全身の免疫系が過剰反応するサイトカイン炎症という問題もありますし、BBC報道ではCOVID-19の完治の後に脳血栓や脳溢血等、COVID-19により血液の粘性が高まり、血栓が脳の血行に生命に悪影響を及ぼす後遺症等が示されている。

 感染しない事、結局のところは此処に尽きるのかもしれません。COVID-19は呼吸器粘膜や網膜等の粘膜に付着する事で感染します、従ってN-95マスクとゴーグルにより呼吸器と眼球を防護する事でかなり確実に感染を回避できます。しかし、通常のマスクだけでは呼吸器への完全なウィルス付着遮断は望めないのですね。感染者が拡げない効果は多少、と。

 N-95マスクは軍用ガスマスク程ではないが確実に装着すると呼吸は三時間程度が限度という、着脱の瞬間に隙間の消毒が不充分であればそこからウィルスは進入する、ウィルスが付着した手や手袋で目がかゆいとして擦れば網膜から感染する。もちろん通常の不織布マスクは鼻元や唇との間に1mm程度の隙間が生じれば、ここからも普通に侵入して来ます。

 社会的距離に留意していたしマスクもしっかり着用し手洗いもしっかり行っていたのに、こうした感染者の方の声は報道などで広く紹介されるところですが、結局、ウィルスは閉鎖空間では数時間残留する、樹脂や金属表面に付着したウィルスが手を通して感染する、運動などの激しい呼吸では後方10mまではリスク、これらのリスクは全て回避したのか。

 陽圧服、これが入手できずとも軍用化学防護服を着用し、着脱時は消毒液で除染しウィルス無力化まで十分間は着脱しない、変な話、完全に対策を採るというのはCOVID-19の場合はここまで行わなければリスクはあるのでして、一般に執り得る対策というのは、感染リスクをある程度は下げている、という程度に過ぎない、こうした視点が必要でしょう。

 完全なコロナ対策は出来ない、可能なのは最大限人との接触や、COVID-19コロナウィルスが残留する公共空間へのアクセスを絶つ事でして、しかし、普通に仕事をするには難しいという反論はあるでしょうが、実際その通りなのでして、だからこそ、余暇や休日については、慎重にあるべきなのかもしれません。感染した後では、文字通り、後の祭り、だ。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・今週末の行事なし

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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