AIが転職を勧めるとき、その申し出に沿ったほうがいいのかどうか。
昨日のNHKの「クローズアップ現代」でAIが個人情報をインターネットで集めており、それによって転職を勧められ、成功した人のことを報道していた。
もっとも、影のサイトで誰かを「どついた」とか、「暴言を吐いた」とかもAIが集めており、各個人が攻撃性があるとかの性質の予測もしており、転職を勧めるかどうかの参考にしているとか。恐ろしい世の中になったものである。
なんでも表の面と裏の面がある。それで表のいいところだけ見ていればいいが、裏の面まで見られるというのはおそろしい。
スポーツのコーチなどは選手の欠点は見逃して、長所を伸ばすように指導すると聞いている。長所に合わせて、その短所もあっての、その人だと思っている。
そうは言うものの、若いときにはその短所には目をつむって、全くつき合うことに苦労を感じることがなかった友人とある時からあまりつき合わなくなったのは、その短所のためである。
それも私自身はその友人にそれほど狭量ではなかったものの、妻があまりそれを許さなかったからである。
なかなか難しいものである。