物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

素人の考え

2019-10-15 18:01:54 | 日記

素人の考えとはつぎのようなことである。

台風19号で数十人の人が亡くなった。特に、川の堤防がきれて亡くなった人もかなり多い。だが、堤防を十分頑丈につくることは技術上できるはずである。

なぜそうしていないのか。雨量が気候の変化にしたがって最近多いということはわかるが、それに耐えるくらいの工事をすることができるはずである。それに川底をすこし深く掘る工事もすることができよう。

どこかの川では下流の方が上流よりも川幅が細いとかテレビで言っていた。それならば、広げることも考えねばなるまい。お金のかかることではあろうが、できないわけではない。

それにどうしたら経済的に改修工事ができるのかもある程度方法があるはずである。もっともどうやって土木事業で少しでも多くのお金をもうけるかなどと考えることだけに関心があるような人には土木工事にはかかわれないようにしてしまうことが必要である。

(2019.10.19付記)
昔の人が編み出していた、わざと川の水の氾濫する氾濫原をつくるとか、現代でも堤防一本やりの治水はやはりおかしい。

もともと氾濫原だったところに建築許可を出さないような行政でありたい。

それがやはり人を守る行政や政治であろう。

球面三角法

2019-10-15 11:45:25 | 数学

「球面三角法」についてまとめてみたいと、小著『四元数の発見』(海鳴社)の第11章「四元数の広がり」である種の宣言をしたのだが、まったく取りかかれていない(注)。

しかし、関心は消えたようになったり、少し強くなったりしながら、それでもなお続いている。近くのE大学の付属図書館の球面三角法と名のついた本をOPAC目録で調べたりしているが、なかなかとりかかることにならない。

国会図書館の目録を調べたら、平面三角法と並列した題名でない、いわば、球面三角法だけを述べた本が古い本だが、数冊あることがわかった。これは歴史的興味だけかもしれないが、平面三角法よりも球面三角法のほうが先に発達したという歴史的事実からの興味である。

数学史の本にはそう書いてはあるが、普通の球面三角法の本は平面三角法の本の後ろのほうに、もうしわけ程度に書かれているのが普通である。それが私の気に入らない。

歴史的に球面三角法のほうが先に人類に認識されたのなら、そういうふうに本として記述したものもあってよい。ところが現在の本の大部分はそうではない。もちろん、現在では平面三角法のほうがよく知られていることは事実である。

航海術とか天文学とか測地学とかの分野では球面三角法はいまでも必須の分野らしい。もっともそういう分野に関係する人は世の大勢の人の中では割合は少ないのであろう。

(注)『四元数の発見』での私の宣言はつぎのようなものであった。

ちょっと考えただけでも、球面三角法の定理を

1.発見法的にみちびく

2.現代的にみちびく

3.平面三角法からみちびく

4.四元数を用いてみちびく

の4つのやり方が考えられる。

これをレビューすることは、これからの私の課題としたい。