【ネット視聴率が証明】「通年国会なら民主党大勝へ」小沢一郎、単騎切り込み大成功

　大将（小沢一郎代表）が突然、単騎で首相官邸に切り込んでいった謎の党首会談ですが、その後の情勢は民主党勝利のシナリオに進んでいます。政府・自民党が国会を延長せざるをえない状況に追い込まれています。

　Alexa（http://www.alexa.com/）という“ネット視聴率”を調べられるサイトがあります。

　これを使って民主党本部と自民党本部のホームページの閲覧（ページビュー）総数を過去１年にわたってみると、実にハッキリした傾向がでてきます。

　まずは過去６ヶ月の民主党と自民党の視聴率を比べてみましょう。赤い折れ線が民主党、青が自民党です。



　これを見ると、私が「○Ａ」で囲んだように、６月１１日前後に民主党のヤマ場が来ています。この日は民主党が福田康夫首相（自民党総裁）を参院発足後初めて問責することに成功しました。この日を含めて６月上旬の最終盤国会では、民主党は自民党の５倍以上のネット視聴率を獲得しています。

　一方、自民党のヤマ場は「Ｂ」で示したように、自民党総裁選告示日の９月１０日前後に来ています。ですから、麻生首相が臨時国会冒頭で解散しなかったのは、自民党の勝利を逃した致命的なミスだったことになりそうです。

　次はAlexaで表示可能な最長期間のグラフです。



　２００７年９月ごろに「Ｃ」というヤマ場が民主党に来ています。これは２００７年９月１０日に第１６８臨時国会が召集し、「ねじれ国会」という言葉がマスコミを騒がし、「年金流用禁止法案」、「農業者戸別所得補償法案」など民主党の法案の嵐作戦が始まった時期です。そして通年国会を経て、６月２０日に第１６９通常国会が閉幕するまで、民主党が１時期を除いて、一貫して自民党をリードしています。

　例外の１時期とは、２００７年９月の安倍総裁辞任の総裁選（福田ｖｓ麻生を福田さんが制す）のときです。このときは自民党がリードしました。その後は２００８年９月の福田総裁辞任を受けた総裁選（５人乱立で麻生さん大勝）のときですが、民主党をリードするところまでは行っていません。

　重ね重ね言いますが、麻生首相が１０月３日の臨時国会冒頭解散を見送ったのは、自民党を敗北（崩壊）にもたらす致命的なミスだったということになりそうです。

　というわけで、
　私は政府・自民党に対してこう声をかけます。

　「チェックメイト（Checkmate）！」

　（チェックメイトとは、チェスで相手が動けない状態“王手”になったときにかける言葉です）

　あとはねばり強く耐えるだけ。まあそれが辛いんだけどね（＾＾；）


　［参考］国会法１０条は「常会の会期は１５０日間とする」としており、政府・与党がそれより前に国会を閉会することはできません（解散または任期満了を除く）。

　［社長さんへのおしらせ］企業献金の申し込みは「国民改革協議会」へ。

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