宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

小沢一郎さんが強制起訴へ 自ら出処進退を決めるべきだ

2010年10月04日 15時53分20秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議

[写真]小沢一郎さん(NHK)

 東京第5検察審査会は、小沢一郎さんを起訴すべきだと議決しました。裁判所が指定した弁護士が検察官役を務めて、東京地裁で裁判がスタートします。

 民主党としては小沢さんが自ら離党しない場合は、常任幹事会がお願いして、最高顧問兼倫理委員長(元裁判官、参議院議長)の江田五月さんによく調べてもらうことになります。

 
[画像]ギャベル(木槌)を叩く参議院議長時代の江田五月さん(参議院ネット中継)

 ことし1月、民主党衆院議員・石川知裕さんが、初当選前に働いていた職業にかかわる事案で、起訴され、離党しています。小沢氏の場合は、衆院議員としての事件です。

 新進党を解党した小沢一郎さんですが、同時に改革フォーラム21と新生党の代表幹事であり、細川内閣、羽田内閣生みの親であり、新進党結党大会準備委員長であり、第21回参院選・第45回衆院選の民主党勝利の立て役者です。

 先日、小沢さんは自らの政治資金パーティーで「天命が下るのを待つ」という発言をしたと、出席者を語っています。小沢さん本人が歴史における自分の存在を客観視し、出処進退を自ら決めることを望みます。

 歴史を前に進めましょう。

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