[写真]自民党の町村信孝さん(自民党ホームページ)
2010年秋の国政統一補欠選挙は、衆議院の北海道5区だけで行われ、自民党の町村信孝さんが民主党新人を破り当選確実になりました。NHKは午後8時の時報と同時に当確を出しました。票差を見てみたいところですが、仮に町村候補の得票率が60%前後となると、政権にとっては反省が必要となるでしょう。
町村さんは政権交代後の昨年秋の第173臨時国会から衆院予算委員会の野党筆頭理事を務めました。町村さんに限らず、執行部全体の意思統一があったのだと思いますが、野党自民党は予算委員会で、「鳩山故人献金問題」「小沢問題」を正面から徹底的に攻めずに、1年以上経った現在も燻らせ(くすぶらせ)続けるという作戦をとっています。すでに司法手続きが終わっている鳩山問題でも、帳簿のコピーがあるはずだ、という複数の弁護士出身議員の通常国会での指摘が正しかったという情報が燻っています。小沢問題では、証人喚問だ、政倫審(政治倫理審査会)だ、と言っていますが、なかなか、実力行使に出てきません。
私の記憶では、与野党逆転後の本格的な秋の臨時国会での衆院予算委員会で、柴山昌彦さんが1時間の持ち時間をたっぷり、政治とカネに費やしたことがありましたが、その後は「燻り作戦」です。ことし1月の第174通常国会召集前は小沢問題で世の中がてんやわんや、私も友人2人が逮捕されて「パニック発作」というものを起こして、今も薬を処方されていますが、このときの自民党も、まずは世間が忘れていた鳩山問題を、答弁席にいる鳩山由紀夫首相(当時)に聞いてから、小沢問題を取り上げ、小沢さんは答弁席にいませんから、総務大臣らにちょっとだけ答弁してもらって、また次の質問へと行きました。
野党・自民党は秋の臨時国会で、民主党の中小企業金融円滑化法案などの強行採決に反発して、審議拒否したまま年を越しました。しかし、年明けの通常国会では、理由を述べずに審議復帰し、長崎県知事選で自民党系候補が勝つと、2日間ほど審議拒否したのを除けば、「証人喚問しろ」「自浄作用がない」と言いながら、小鳩問題で審議拒否をしていないのではないでしょうか。つまり「燻り続ける作戦」をとっているのだと思われます。
その結果が、7月の第22回参院選の自民党躍進、民主党敗北のボディーブローとなったのではないでしょうか。
このようにみてくると、町村候補の勝利は、野党に転じて、元官房長官・元外相、最大派閥領袖のプライドをかなぐり捨てて、予算委筆頭理事として、東大ラグビー部仕込みの攻撃的性格で、「燻り作戦」を成功させた知略がもたらした勝利に思えます。ちなみにマッチーは、岡田克也青年22歳にとって、通産省石油部での最初の直属の上司でした。マッチーは先輩外相として、岡田外相に「岡田君も、しっかり勉強しなさいね」と質問していました。岡田さんがマッチーのことをどう思っているかは分かりませんが、与党幹事長として、民主党候補の当選に全力を尽くしましたが、黒星スタートとなりました。
北海道5区は全国有数の一票が軽い(総票数が多い)選挙区で、毎回、次点候補も10万票台に乗せています。今回は補欠選挙ということで投票率が低いでしょうから、民主党候補が10万票に届かないかも知れません。町村さんの得票率が60%に手が届いてくると、かなり深刻な事態です。
小鳩問題の火種を消火しないと、これからも30代・40代・50代の優秀な候補者が討ち死にしていくことになります。「推定無罪」という言葉を多くの人が知ってくれたのは、これはありがたいことですが、信頼がつくる政治の世界では、「推定有罪」です。少なくとも今の民主党政権に「増税」をする資格はありません。また、公明党もとてもじゃないけど、「小鳩付き民主党」とは手を組めないでしょう。僕自身も何人もの友人が来春の統一地方選で改選を迎えるし、半分以上が民主党籍です。ぜひ、民主党という山の初期消火をしっかりしてほしいと思います。
ところで、土曜未明は取り乱して一部の方にご心配をおかけしました。どうも国政が上手くいかないことが私のストレスになり、それは昔からのことなので、むしろ誇りに思っていますが、ちゃんとコントロールできていません。こんな時代なのに、私はこのところ懐に余裕があるんですが、将来不安なのでしょう、バッと使うことをためらってしまってますますストレスが溜まります。スポーツクラブが平日会員なのを、土日も入れてくれと申し込んだら、割引キャンペーンを使っているので、来年1月からになってしまいました。ご多分に漏れず、昨今はどうも割引キャンペーンを使ってみたくなりますが、来年1月からと聞いてストレスが溜まりました。ブログを期間を区切って休むのは、以前に失敗したことがあり、やりません。昨年5月、「ラターシュ」という人物が私のことを「知人の知人だ」と言ってきて、彼から「今度会って注意する」というなんとも気味の悪い攻撃を受けて、「休み」を宣言したら、急きょ民主党代表選になってしまい、スタートダッシュが遅れました。これはとても悔しいことでした。ちなみに東京という社会では、「友人の友人は赤の他人」ですし、私の知人の知人の中には、恥ずかしいことに、強盗殺人で公判中の刑事被告人もいます。この年越し、冬は、変な人がもっと増えると思うので、戸締まりをしっかりして、家族や大切な友人とだけ過ごしたいものです。
2010年秋の国政統一補欠選挙は、衆議院の北海道5区だけで行われ、自民党の町村信孝さんが民主党新人を破り当選確実になりました。NHKは午後8時の時報と同時に当確を出しました。票差を見てみたいところですが、仮に町村候補の得票率が60%前後となると、政権にとっては反省が必要となるでしょう。
町村さんは政権交代後の昨年秋の第173臨時国会から衆院予算委員会の野党筆頭理事を務めました。町村さんに限らず、執行部全体の意思統一があったのだと思いますが、野党自民党は予算委員会で、「鳩山故人献金問題」「小沢問題」を正面から徹底的に攻めずに、1年以上経った現在も燻らせ(くすぶらせ)続けるという作戦をとっています。すでに司法手続きが終わっている鳩山問題でも、帳簿のコピーがあるはずだ、という複数の弁護士出身議員の通常国会での指摘が正しかったという情報が燻っています。小沢問題では、証人喚問だ、政倫審(政治倫理審査会)だ、と言っていますが、なかなか、実力行使に出てきません。
私の記憶では、与野党逆転後の本格的な秋の臨時国会での衆院予算委員会で、柴山昌彦さんが1時間の持ち時間をたっぷり、政治とカネに費やしたことがありましたが、その後は「燻り作戦」です。ことし1月の第174通常国会召集前は小沢問題で世の中がてんやわんや、私も友人2人が逮捕されて「パニック発作」というものを起こして、今も薬を処方されていますが、このときの自民党も、まずは世間が忘れていた鳩山問題を、答弁席にいる鳩山由紀夫首相(当時)に聞いてから、小沢問題を取り上げ、小沢さんは答弁席にいませんから、総務大臣らにちょっとだけ答弁してもらって、また次の質問へと行きました。
野党・自民党は秋の臨時国会で、民主党の中小企業金融円滑化法案などの強行採決に反発して、審議拒否したまま年を越しました。しかし、年明けの通常国会では、理由を述べずに審議復帰し、長崎県知事選で自民党系候補が勝つと、2日間ほど審議拒否したのを除けば、「証人喚問しろ」「自浄作用がない」と言いながら、小鳩問題で審議拒否をしていないのではないでしょうか。つまり「燻り続ける作戦」をとっているのだと思われます。
その結果が、7月の第22回参院選の自民党躍進、民主党敗北のボディーブローとなったのではないでしょうか。
このようにみてくると、町村候補の勝利は、野党に転じて、元官房長官・元外相、最大派閥領袖のプライドをかなぐり捨てて、予算委筆頭理事として、東大ラグビー部仕込みの攻撃的性格で、「燻り作戦」を成功させた知略がもたらした勝利に思えます。ちなみにマッチーは、岡田克也青年22歳にとって、通産省石油部での最初の直属の上司でした。マッチーは先輩外相として、岡田外相に「岡田君も、しっかり勉強しなさいね」と質問していました。岡田さんがマッチーのことをどう思っているかは分かりませんが、与党幹事長として、民主党候補の当選に全力を尽くしましたが、黒星スタートとなりました。
北海道5区は全国有数の一票が軽い(総票数が多い)選挙区で、毎回、次点候補も10万票台に乗せています。今回は補欠選挙ということで投票率が低いでしょうから、民主党候補が10万票に届かないかも知れません。町村さんの得票率が60%に手が届いてくると、かなり深刻な事態です。
小鳩問題の火種を消火しないと、これからも30代・40代・50代の優秀な候補者が討ち死にしていくことになります。「推定無罪」という言葉を多くの人が知ってくれたのは、これはありがたいことですが、信頼がつくる政治の世界では、「推定有罪」です。少なくとも今の民主党政権に「増税」をする資格はありません。また、公明党もとてもじゃないけど、「小鳩付き民主党」とは手を組めないでしょう。僕自身も何人もの友人が来春の統一地方選で改選を迎えるし、半分以上が民主党籍です。ぜひ、民主党という山の初期消火をしっかりしてほしいと思います。
ところで、土曜未明は取り乱して一部の方にご心配をおかけしました。どうも国政が上手くいかないことが私のストレスになり、それは昔からのことなので、むしろ誇りに思っていますが、ちゃんとコントロールできていません。こんな時代なのに、私はこのところ懐に余裕があるんですが、将来不安なのでしょう、バッと使うことをためらってしまってますますストレスが溜まります。スポーツクラブが平日会員なのを、土日も入れてくれと申し込んだら、割引キャンペーンを使っているので、来年1月からになってしまいました。ご多分に漏れず、昨今はどうも割引キャンペーンを使ってみたくなりますが、来年1月からと聞いてストレスが溜まりました。ブログを期間を区切って休むのは、以前に失敗したことがあり、やりません。昨年5月、「ラターシュ」という人物が私のことを「知人の知人だ」と言ってきて、彼から「今度会って注意する」というなんとも気味の悪い攻撃を受けて、「休み」を宣言したら、急きょ民主党代表選になってしまい、スタートダッシュが遅れました。これはとても悔しいことでした。ちなみに東京という社会では、「友人の友人は赤の他人」ですし、私の知人の知人の中には、恥ずかしいことに、強盗殺人で公判中の刑事被告人もいます。この年越し、冬は、変な人がもっと増えると思うので、戸締まりをしっかりして、家族や大切な友人とだけ過ごしたいものです。