【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

なでしこジャパン「日本は女性の方が活躍しているな」 岡田克也さん

2011年07月18日 08時13分41秒 | 岡田克也、旅の途中


 なでしこJAPANことサッカー日本女子代表優勝やりましたね! 

 なによりすごいのは、PKのときの、あの(TVで見る限りは)リラックスしているところ。PKに関しては、「ミスした方が負け」という要素がより強いですが、アメリカはけっこう力が入った表情だったようにTVでは見られましたが、実際にミスがありました。

 サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)2011年ドイツ大会。日本時間の2011年7月18日(現地時刻は17日)、日本女子サッカー30年目にして、ついに初の頂点です。

 岡田克也さんは14日、なでしこJAPANの決勝進出について、語りました。

 岡田さんは「なでしこJAPANが決勝戦に進んだことはヒジョーに喜ばしいことだと思います。体力的にも(欧米などの参加国の選手と比べて)ハンディキャップを抱えながらも、すばらしい成績をあげていることは国民の一人としてうれしく思います。

 やはりスポーツの世界でも、日本は女性の方が活躍しているな、と改めて感じております」と語りました。

 その一方で、岡田さんは「私も準決勝を見ようかなと思いましたが、さすがに時間が深夜ですので、断念して寝てしまいました」と相も変わらぬマイペース。

 実は、岡田さんが「やはり日本は女性の方が活躍しているな」と感じるのは、岡田家はいわゆる“女系家族”なんですね。岡田さんのお父さん岡田卓也さんがイオンの創業者ということで、男系のように思われるかもしれませんが、岡田さんのお母さんである岡田保子さんは、三重県三重郡最大の旧家である高田家の出身です。


[写真]岡田さんの母、岡田保子さん=岡田卓也著『私の履歴書』日経新聞から

 保子さんのおじいさんが自宅に孫文を泊めたことは有名ですが、保子さんのお父さんは若くしてなくなっています。保子さんのお母さんである高田ちゑさんは、女手一つで3人の娘を育てました。いくら旧家とはいえタイヘンです。とはいっても旧家ということで、半世紀にわたり、菰野町母子福祉会の会長を務め、全国組織の「全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)」の副会長も10年以上務めました。

 また、岡田さんの奥さんの多津子さんも日本最初の「女医学校」である東京女子医科大学を卒業した神経内科医です。「女医学校」というのは世界的にも珍しい組織のようです。


[写真]岡田さんの奥さん、岡田多津子さん=民主党ホームページから。

 
[写真]東京女子医科大学の創立者、吉岡彌生さん、「国立科学博物館の「科学技術の偉人たち」のレリーフ=筆者撮影。

 ちなみに、吉岡彌生さんの「弥生」とは3月の意味ですが、私は新暦の3月1日生まれで、生まれた場所は、東京女子医科大学の第二病院(現在の東医療センターに改称)ということで、ご縁を感じます。

 このように、岡田さんは“女系家族”なので、日本は女性の方が活躍しているということに前々から気付いていたようです。私もなでしこジャパンの、とくにPKの落ち着きぶり。これは僕には無理です。今の日本には、じゃっかん、派手な振るまい(金銭、外食)の女性も多いですが、バブルを忘れれば、はるかに女性の方が活躍できるので、日本も十分に復興できると考えます。

 それにしても、あのPKのときの落ち着きぶり。「スゴイ」という表現しか見つからないのが悔しい(^^;)