[写真]海江田万里候補の応援弁士にかけつけた岡田克也さん、2012年12月11日(火)、東京・新宿区、筆者撮影。
民主党の岡田克也最高顧問は2013年(平成25年)の年頭メッセージを発信しました。
「2013年―日本政治と日本の再生への第一歩を記す1年にしたい」と題し、「しっかりと日本政治の再生と日本の再生のために第一歩を記す。そういう1年にしたいものだと考えています」としています。
第46回総選挙での惨敗について「日本の政治、自民党の政治でうまくいかないから現在の日本があるわけで、自民党に代わる民主党に対する国民の皆さんの期待は、決して失われていない」と、50年スパンの長い歴史観から、自民党にかわって衆院の過半数の候補者を擁立できる唯一の勢力である民主党は底堅いとのパラダイム(大きな考え方)を示しました。
そして、これからの4年間について、「国民の皆さんの期待に応えられるように、もう一度民主党を鍛え上げる」とし、「能力があり、3年3カ月頑張ってきた多くの仲間が議席をなくす結果となりました。彼らをしっかり支えて、捲土重来を期す。次の選挙でしっかりと民主党の政治をもう一度よみがえらせる必要がある。あるいは、新しい民主党の姿を見せる必要があると考えています」と語りました。
岡田さんは第44回総選挙惨敗の後も、民主党副代表(仕事は2週間1回、30分程度常任幹事会に出席するだけ)という閑職で、日本列島を2周半周り、総支部長のサポートをしました。次期総選挙で民主党「241」を可能にするために、海江田万里代表らの後方支援に回る考えを明確にしました。
2013年最初の放送となった、6日(日)のフジテレビ新報道2001の中で、今やあまりにも有名となった歴史的シーン、第126回通常国会1993年6月15日夜の自民党本部6階での、政治改革関連法案を会期末で廃案とするよう党議決定した臨時総務会のシーンが放送されました。
[写真]2013年1月6日(日)放送のフジテレビ新報道2001から。左から岡田克也さん(背中)、浜田幸一さん、簗瀬進さん、増子輝彦さんの各自民党衆院議員(当時)、1993年6月15日、自民党本部6階総務会室前廊下。
ご覧のように、総務会を開いて政治改革関連法案(小選挙区比例代表並立制、政治資金規正強化、政党助成法)廃案を党議決定し、中選挙区制でのんべんだらりんと永久王国を続けようとする浜田幸一・自民党衆議院議員に対して、猛然と抗議する、左から岡田克也さん(背中)、簗瀬進さん、増子輝彦さんの3人の自民党衆議院議員(当時)。3人とも1990年初当選の1期生で、派閥はそれぞれ別ながら、政治改革を実現する若手議員の会に結集した同志です。なお、岡田さんがハマコーの胸ぐらをつかんでいるようにも見えますが、これは見えざる手です。イチバン背の高いメガネをかけた人物は第46回衆院選で日本維新の会衆院議員(比例東海ブロック単独)となった藤井孝男さんです。安倍晋三首相や野田佳彦前首相は、このころまだ国会議員になっていません。
[写真]簗瀬進さん。
[写真]民主党の増子輝彦副代表。
当時、自民党学生部2年生だった私は、政治改革廃案に憤慨しかけておりました。「政治改革を実現する若手議員の会」の行動は、私にとっては、あたかも正義のヒーローが立ち上がったかのように感じられました。まさに永遠のヒーローです。なお、岡田さんがハマコーの胸ぐらをつかんでいるようにも見えますが、これは見えざる手です。
あれから20年。今でもこのときの姿が私にとって政治を見る原点であり、ずっと信頼し、尊敬しています。
そして、この日生まれた子がことし6月中旬には有権者になって第23回参院選に投票するんですね(ビックリ)。
私のことしの目標は「とことん経済」と「説明力、説得力を高める」。
「この画像の歴史的意義を説明しなさい」。
一見、たんなる大人のけんかに見えるこの映像(画像)。これが今の政権交代ある政治につながっている。このことを、当時ゼロ歳児だった有権者にも分かるよう説明する。これは相当なハードルです。
この問いに答え、かんで含めるように説明し、説得する。全員は無理でも、50・1%の人には分かってもらう。まあ、男子一生の仕事なのかも。ということで、7月に向けて、この場面、何度かブログにも登場させながら、説明していこうと思います。こういうときこそ、原点に帰りたいんでね。
言うまでもなく、岡田さんは民主党衆院議員、簗瀬進(やなせ・すすむ)さんは第23回参院選全国比例・民主党公認候補(予定者)、 増子輝彦(ましこ・てるひこ)さんは民主党参院議員(2016年改選)ということで、3人とも民主党にいるのは頼もしい限り。
1993年6月15日~18日にかけての経緯もまたていねいに説得したり、エピソードも増やしながら、国会を中心に、再度、一から積み重ねていきます。
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