民主党・新緑風会の前川清成・議院運営委員会筆頭理事=写真=は、参議院議員になってから「正義」という言葉を21回使っています。(国会図書館議事録データベースから)
参議院本会議の前提になる参議院議院運営委員会が再開。その後、午後9時12分から本会議が再開されました。採決で、民主党は参議院規則138条にもとづく記名投票表決を求めています。出席議員の5分の1で可能になるので、最後の抵抗手段です。疲れた記者が悪く報道するでしょうが、正しい戦術です。
日程第4の途中で、自民党の卑劣な休憩動議が可決されて休憩となった参議院本会議ですが、産業競争力法案、減災防災のための国土強靭化法案、民法改正法案などが今日中に成立せず、延会したり、あす以降の本会議が再設定される可能性があります。
正義は完全に民主党にあります。
首相は午前中の特別委で、「法成立後で、施行前に、各省次官らで構成する「保全監視委員会」(仮称)を設ける」と答弁。これは法案に不備があると認めたことに等しい。
きょうの党首討論では、特定秘密保護法案(185衆法9号)の衆議院修正を主導したみんなの党の渡辺喜美代表が「会期延長」に言及しました。 維新の修正者は再修正を申し入れ、断られると、採決で反対する意向を示しました。
正義は完全に民主党にあります。
参議院民主党はまったくひるまず前へ歩め。足取りは遅くとも。
【追記 12月4日午後10時半】
参議院本会議が延会になりました。日程第1~12のうち、第1~第10までこなしました。第11・12の議案は自民党と公明党が委員会で賛否が分かれたので、ここで延会したのだろうと思います。再開は午前0時10分から。おそらく委員長解任決議案などが先に議題になると考えられます。
すでに成立した法律は次の通り。
産業競争力強化法。
原子力損害の賠償の時効延長法。
強くしなやかな国土強靭化のための防災減災基本法。
消費者の財産被害の集団的回復のための民事訴訟の特例法。
県議選で郡の選挙区割りを条例にゆだねる公職選挙法改正法。
日本インド社会保障協定の締結の承認。
日本ハンガリー社会保障協定の締結の承認。
障害者者権利条約の締結の承認。
以上の5法と、3条約の承認の件が成立しました。
【追記おわり】