【衆議院法務委員会 平成29年2017年5月2日(火)】
連休の谷間ですが、先週、鈴木淳司委員長が職権で開催を決定。
「共謀罪、テロ等準備罪、組織犯罪処罰・収益規制法改正案」(193閣法64号)。
定刻を15分前後過ぎた、午前9時15分前後の開議。民進党筆頭理事は「解任決議案を出さざるを得ません」と反発しました。
自民党の赤澤亮正さんが質疑をスタート。「これまで十分な質疑時間を積み重ねてきた。きょうも7時間みっちり審議したい。野党やマスコミから国民の権利に関する話が出ているが、テロ等準備罪の、等(とう)にも注目したい」として、テロ対策の必要性を外務政務官(自民党衆議院議員)に問いました。
一問目の答弁が終わった午前9時22分前後に、鈴木委員長が議事を止めました。ここで、「私に対する解任決議案が提出されました。この際、暫時休憩します」と語りました。
常任委員会では、委員長は本会議で選挙されます。解任決議案は、本会議で優先的に審議されなければなりません。火曜日は本会議の定例日ですが、きょうの審議日程はありません。前日までに衆議院公報に載せないと、本会議や委員会(議院運営委員会除く)は開催してはいけないのが国会のルールなので、次の本会議、おそらく5月9日(火)以降の本会議で、議題にしないと、法務委員会は再開できないことになります。
きょうの委員会は、暫時休憩のまま、終わることになりました。5時過ぎに散会しました。
連休の谷間なので、インターネット審議中継をじっくり見たいという人、連休の谷間にやるほど急ぐとは何かあるといぶかしがる人、野党はゴールデンウィークにさぼりたいのだろうと発信したい人。様々な人がいるなか、1問目のさいちゅうに、委員長解任決議案を提出するという野党にとっては、ギリギリの国会戦術となりました。
繰り返しますが、次の本会議は、常識的には、連休明け翌日の、来週5月9日(火)に開かれのではないかと考えられます。同日は、参議院でテレビ入り集中審議があるので、正午に開かれるかもしれません。
【参議院 平成29年2017年5月2日(火)】
ありません。
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