[写真]10年前の2013年の国会議事堂。
国会議事堂を十重二十重に有権者が取り囲んだ特定秘密保護法国会から10年。国立大学法人法改正案をめぐっては蓮舫さんが一人気を吐き、党執行部のおしりをたたく展開。憲法では「岸田文雄さんの任期中の改憲発議」の任期が来年9月ではないとの珍解釈を示した中谷元さんが、「通常国会で条文作り」を呼びかけました。しかし、参議院の審議を考えれば、通常国会で条文作りでも9月前の改憲国民投票は間に合わないと考えられます。人の命がかかった拉致問題や領土問題の国民運動化より罪は浅いですが、憲法もネット右翼をつなぎとめるかたちで、時間の関数で漂流しそうです。
【参議院文教科学委員会 きょう令和5年2023年12月7日(木)】
「国立大学法人法改正案」(212閣法10号)は与党のみの50分間の質疑だけで委員会、理事会が散会しました。
議事ではまず下術する法務委員会の法案との連合審査会をやることを決定しました。これは火曜日(12/12)になるとみられます。朝の理事会は、蓮舫さんが省に要求した資料が提出されなかったと反発し、時間が延びました。当然、火曜日の午後に野党質疑と採決をしないと会期末(12/13)の本会議に間に合いません。
現在、世論も与野党も政局は来週水曜日の翌日から東京地検特捜部が安倍派パーティー券裏金作りで誰を聴取などするかに移っています。このため与党は会期延長をすると逃げ腰とみられるため、水曜日でこの国会は終わるでしょう。蓮舫さんは、今後来週火曜日に内閣不信任決議案を出してほしいと衆議院側の党役員に求めることになりそうです。
【衆議院憲法審査会】
今国会5回目となりますが、初めから議題が「総括的な自由討議」と今国会最後を前提にした、自公維国側から見てやる気が感じられないタイトルでした。
入閣した新藤義孝さんにかわる中谷元・筆頭幹事は次のように語りました。
中谷さんは「この際、少し具体的なご提案をさせていただきたいと思います。まず、来年の常会に議員任期延長や解散禁止などを含めた緊急事態における国会機能の維持の憲法改正について、具体的な条文の起草作業のための期間を設け、条文起草作業のステージに入るということを提案をいたします」としました。
中谷さんは幅広い取り込みをねらって「また、立憲民主党の提起するデジタル時代の新しい人権すなわち、自己情報コントロール権、情報アクセス権、情報管理権、情報訂正権、情報環境権についても9条自衛隊明記等とともに協議し、筆頭幹事として、それらのご意見を踏まえて、今後とも円満で丁寧な議論ができますように、環境整備に努めてまいる所存であります。以上委員各位の引き続きのご指導、ご協力をお願い申し上げまして私の意見と決意の表明をさせていただきました。どうもありがとうございました」と述べました。
ちょっと参議院での審議時間を考えている人が自民党内にいないような気配となりました。
「黄金の3年間」はまだ半分以上残っていますから、当面、政局は大きく動かないことになりそうです。その後の流動化は急かもしれません。
【衆・決算行政監視委員会】
「令和2年度決算承認案」「令和3年度決算承認案」「令和4年度決算承認案」が財務大臣から趣旨説明され、審議入りしました。新しい会計検査院長らもあいさつし、検査報告をしました。
【衆・本会議】
細田博之前議長の追悼演説を、同期当選の、山口俊一議院運営委員長がしました。
【参・総務委員会】
「NICT法改正案」(212閣法6号)が共産のみ反対で可決すべきだと決まりました。
【参・法務委員会】
「統一教会などの財産の処分管理特例法案」(212衆法衆議院修正)について、柴山昌彦さんらが法案や修正部分の説明をし、質疑しました。上述の法務・文教科学連合審査会の段取りも進めました。
【衆・総務委員会】
【衆・安全保障委員会】
【参・内閣委員会】
【参・外交防衛委員会】
【参・財政金融委員会】
【参・厚生労働委員会】
【参・経済産業委員会】
政府や日銀総裁に対する一般質疑がなされました。
国会議事堂を十重二十重に有権者が取り囲んだ特定秘密保護法国会から10年。国立大学法人法改正案をめぐっては蓮舫さんが一人気を吐き、党執行部のおしりをたたく展開。憲法では「岸田文雄さんの任期中の改憲発議」の任期が来年9月ではないとの珍解釈を示した中谷元さんが、「通常国会で条文作り」を呼びかけました。しかし、参議院の審議を考えれば、通常国会で条文作りでも9月前の改憲国民投票は間に合わないと考えられます。人の命がかかった拉致問題や領土問題の国民運動化より罪は浅いですが、憲法もネット右翼をつなぎとめるかたちで、時間の関数で漂流しそうです。
【参議院文教科学委員会 きょう令和5年2023年12月7日(木)】
「国立大学法人法改正案」(212閣法10号)は与党のみの50分間の質疑だけで委員会、理事会が散会しました。
議事ではまず下術する法務委員会の法案との連合審査会をやることを決定しました。これは火曜日(12/12)になるとみられます。朝の理事会は、蓮舫さんが省に要求した資料が提出されなかったと反発し、時間が延びました。当然、火曜日の午後に野党質疑と採決をしないと会期末(12/13)の本会議に間に合いません。
現在、世論も与野党も政局は来週水曜日の翌日から東京地検特捜部が安倍派パーティー券裏金作りで誰を聴取などするかに移っています。このため与党は会期延長をすると逃げ腰とみられるため、水曜日でこの国会は終わるでしょう。蓮舫さんは、今後来週火曜日に内閣不信任決議案を出してほしいと衆議院側の党役員に求めることになりそうです。
【衆議院憲法審査会】
今国会5回目となりますが、初めから議題が「総括的な自由討議」と今国会最後を前提にした、自公維国側から見てやる気が感じられないタイトルでした。
入閣した新藤義孝さんにかわる中谷元・筆頭幹事は次のように語りました。
中谷さんは「この際、少し具体的なご提案をさせていただきたいと思います。まず、来年の常会に議員任期延長や解散禁止などを含めた緊急事態における国会機能の維持の憲法改正について、具体的な条文の起草作業のための期間を設け、条文起草作業のステージに入るということを提案をいたします」としました。
中谷さんは幅広い取り込みをねらって「また、立憲民主党の提起するデジタル時代の新しい人権すなわち、自己情報コントロール権、情報アクセス権、情報管理権、情報訂正権、情報環境権についても9条自衛隊明記等とともに協議し、筆頭幹事として、それらのご意見を踏まえて、今後とも円満で丁寧な議論ができますように、環境整備に努めてまいる所存であります。以上委員各位の引き続きのご指導、ご協力をお願い申し上げまして私の意見と決意の表明をさせていただきました。どうもありがとうございました」と述べました。
ちょっと参議院での審議時間を考えている人が自民党内にいないような気配となりました。
「黄金の3年間」はまだ半分以上残っていますから、当面、政局は大きく動かないことになりそうです。その後の流動化は急かもしれません。
【衆・決算行政監視委員会】
「令和2年度決算承認案」「令和3年度決算承認案」「令和4年度決算承認案」が財務大臣から趣旨説明され、審議入りしました。新しい会計検査院長らもあいさつし、検査報告をしました。
【衆・本会議】
細田博之前議長の追悼演説を、同期当選の、山口俊一議院運営委員長がしました。
【参・総務委員会】
「NICT法改正案」(212閣法6号)が共産のみ反対で可決すべきだと決まりました。
【参・法務委員会】
「統一教会などの財産の処分管理特例法案」(212衆法衆議院修正)について、柴山昌彦さんらが法案や修正部分の説明をし、質疑しました。上述の法務・文教科学連合審査会の段取りも進めました。
【衆・総務委員会】
【衆・安全保障委員会】
【参・内閣委員会】
【参・外交防衛委員会】
【参・財政金融委員会】
【参・厚生労働委員会】
【参・経済産業委員会】
政府や日銀総裁に対する一般質疑がなされました。
以上です。