【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

川内博史が周った「トカラ列島十島村・三島村」で投票開始!

2009年08月27日 12時05分46秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 報道によると、全国に先駆けて、けさ7時からトカラ列島で繰り上げ投票がスタートしました。鹿児島1区は川内博史隊長が戦っています。川内さんはガソリン値下げ隊長から政権交代後は財源発掘隊長へ脱皮する予定です。

 隊長は公示前にトカラ列島全島を回りましたが、けさの報道などによると保岡元法相が「肉薄」しているようです。私も鹿児島に行きたかったのですが、航空運賃があまりに高くて断念した経緯があります。


 政権交代に絶対不可欠な川内隊長に力を!

 

http://www.youtube.com/watch?v=WxZ3_A9s7KU


2009衆院選かごしま:1区 自民・民主、前職せめぎ合い /鹿児島 - 毎日jp(毎日新聞)

 ◇離島でも激戦の渦
 衆院選(18日公示、30日投開票)で、自民の保岡興治氏(70)と民主の川内博史氏(47)の前職対決が軸となる鹿児島1区。激戦の渦は、人口数十人の島々にまで及んでいる。各島の集落には競うように両党の広報板(ポスター)が張られ、「国政ではかつてない激しさ」(島民)。川内氏が昨秋以降、2度も三島村、十島村(トカラ列島)の各島を巡り、保岡陣営が警戒を強めるなどせめぎ合いが続く。【福岡静哉】

 三島村と十島村の有権者は計846人(6月2日現在)。1区全体の有権者に占める割合は、わずか0・25%だ。

 川内氏は11、12日、チャーターしたヘリで三島、十島両村の有人島10島をすべて回り、街頭演説やポスター張りなどで支持を呼び掛けた。解散が予想された昨秋以降、2度目の「遠征」だった。

 川内陣営幹部は、離島巡りの狙いを「川上作戦」と解説する。小沢一郎代表代行の持論で、川下(の都市部)でなく、川上(の農山村など)から支持呼びかけをせよという運動論。07年の参院選で、民主が「1人区」を制した原動力とされ、自民党支持基盤の切り崩しが狙いの一つだ。
 保岡陣営も「(両村は)今回は接戦になりそうだ」と危機感を抱く。

 「これほど頻繁にトカラ(列島)に入る衆院議員は初めてだ」。ある自民県議は川内氏の動きに舌を巻く。保岡氏も昨秋、島々を巡った。川内氏の動きを警戒しつつも、「投票日まで残りわずかで、本人が入る予定はない」(陣営幹部)と言う。代わって、事務所スタッフや支持者らが負けじとポスター張りなどに励む。

 伝統的に保守層が強いとされる両村。96、00、03年は保岡氏が川内氏を400~500票上回り、得票率7~8割を誇る金城湯池だった。だが、05年の「郵政選挙」。両氏は156票差まで縮まった。ある島の郵便局長は「前回から川内さんを支援している」という。

 中之島の女性(68)は「島にこれほど多くのポスターが張られたことは、かつてない」と驚く。悪石島の民宿経営の男性(44)は「選挙戦が盛り上がり、島民の意識も高まって来ている。自民でも民主でも、離島のために尽くしてくれる人を選びたい」と話した。


「ある経済官庁幹部」の許せない発言

2009年08月27日 09時01分46秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 きょう付けの日経2面に次のような報道がありました。

「ある経済官庁の幹部は
減額補正案は来年度予算との一体編成が、合理的で、常識的だ」とみる。

 これは断固許せない発言です。日本の一般会計は単年度主義ですから、翌年に繰り越すことができません。使えなかった部分(未執行分)は不用額として残ります。

 「ある経済官庁の幹部」は、減額補正を来年度に持ち越すことで、今年度分の本予算プラス14兆円補正の執行を確実にしたいのでしょう。とくに今回は事業執行だけでなく、基金の造成という早い者勝ちの予算執行がありますから。

 「ある経済官庁の幹部」の発言は、10兆円、国民1人あたり10万円の税金無駄遣いにつながりかねないとんでもない発言です。14兆円補正の予算獲得額が多い、農林水産省や厚生労働省幹部の発言でしょうか?

 民主党は速やかに第2次補正(歳入・歳出とも減額)を編成しなければいけません。政策筋によると、すでに民主党と財務省主計局は2次補正の準備に取り掛かっているもようです。

「1票の確認」ということばを知らない方が多いようです

2009年08月27日 07時18分13秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 「1票の確認」という言葉を知らない方が意外と多いようです。

 きょうは27日(木)、28日(金)、29日(土)、そして投票日の30日(日)。

 この4日間、期日前投票を済ませたか、期日前投票の時刻・場所のご案内(自治体ホームページから情報を取り出せます)、当日投票するのか? 30日になったら、投票所に足を運んだか?

 各種名簿、演説会参加者名簿、選挙事務所にみえた方。

 「一票の確認」という紙(事務連絡)を張り出して、指差し確認のように4日間、続けるべきです。

 残り4日間(投票日を含む)だけです。最後の仕上げの期間です。選挙運動最終日の集会の動員の確認よりも、一票の確認の方がはるかに重要に決まっています。

 しつこいとみっともない? 小選挙区なんですから、へそを曲げて他の名前を書く人なんかいないですよ。市議選とは違います。

 しつこく確認するなんて失礼です!という人は、クルマのディーラー(特にトヨタ系)の営業マンを一度やってみたらいいですよ、すごいんだから。

静岡3区は金融政策を占う選挙区、JAバンク出身の小山展弘さんが郵政見直しを訴える 

2009年08月27日 06時10分19秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代



 静岡3区は日本政府の金融政策の今後を占う象徴となる選挙区です。

 元金融担当相で自民党税制調査会長の柳澤伯夫さんに対して、民主党はJAバンク農林中央金庫職員だった小山展弘(小山のぶひろ)候補が挑みます。

 小沢一郎代表代行が、JA農協について、「相手にする必要はない」と発言したようです。これまでの農協の民主党に対する姿勢からすれば当然の見解です。

 各種団体の中でももっとも民主党に冷たいJA。そのJAバンク出身の小山さん。多士済々の第45回衆院選の布陣の中でも農林中金出身者は小山さんだけです。 民主党は昨秋の第170臨時国会以降、改正金融機能強化法、農協法改正案(廃案)などで、JAバンク・農林中金と対決してきました。すでに民主党静岡3区総支部長として活動していた小山展弘さんは肩身が狭かったことでしょう。が、謙虚で誠実な人柄で十分にカバーできているように思えます。

 きのう、在ワシントンの日本人ロビイスト(来日中)と電話で意見交換した際も、政権交代によって、かんぽ生命などが“再国営化的な改革”がなされ、“民業圧迫”になるのではないかとの懸念が外資系金融関係者で話題になっていると教えてもらいました。

 ゆうべ選挙事務所内で開いた小山展弘個人演説会には100人以上の人が集まりました。年齢層からして、今までは自民党支持者だったことが多いと推察しました。

 演説の最後で、小山さんは郵便局のユニバーサル・サービス、都市と地方で一律のサービス水準の確保の重要性を力を込めて訴えました。そして、仮定の話として、日本郵政のマネーが外資系ハゲタカファンドにのっとられ、米国債購入などに使われる危険性があると指摘しました。仮に昨秋のリーマンショックの際に、金融派生商品の購入に使われていたら、国益が大きく損なわれた可能性があるとして、速やかな郵政見直しが必要だと主張しました。

 小山さんは、「再国営化はしないが、四分社体制の見直しと株式売却(2011年秋予定)阻止は速やかに実現したい」と話しました。

 2007年10月の郵政民営化のあと、JAバンクの預金量は5兆円ほど増えていると思います。郵便局がユニバーサルサービスをやめ、経営効率を最優先にするなかで地方での営業が滞り、個人マネーがJAバンクに大きく流れています。しかし、JAバンクの新規取引者には農業者は少なく、JAバンクの本業とはかけ離れた状態になっているのが実態だと推測しています。

 JAバンクにとっては郵政民営化はビッグ・チャンスだったわけで、JAバンクと郵便局は現場では商売敵(がたき)になっていると思います。JAバンクの本音は、「もっと郵政民営化を進めてほしい」ということではないでしょうか。

 そのJAバンク出身の小山候補が、郵政見直しを強く訴えていることは、個人の利益を超えて、国家国民の利益を考えているからだ、と私は信じます。

 大蔵省出身のベテラン・柳澤伯夫元金融相は、小泉首相の下、郵政民営化を推進し、後継者の安倍首相の選対本部長も務めた人物です。

 静岡3区の金融対決。目に見えない金融の話ですが、小山さんの本気度は高い。私は4月にも当地に来て、小山さんの日常活動を手伝いました。プレス民主号外を配っていると、「JA共済代理店」の看板を出しているお宅を見かけたので、「小山は農林中金の出身ですのでよろしくお願いします」と言ったら、嫌な顔をされてしまいました。どうやら何らかの締め付けの言葉と誤解されたのかもしれません。

 小山君は私の早大のゼミの後輩です。私も日経新聞記者として働く中で、さまざまな苦悩を感じましたが、小山君も農林中金で働く中で苦悩があったのだと思います。

 静岡3区のみなさんは、若く有能な小山君を「歌舞伎十八番のうち勧進帳」の富樫のように「関所」を通らせてやってほしいのです。見た目は華奢でも、心根は強い“義経”に「関所」を渡らせてやってほしいのです。私も見た目だけなら弁慶、ずいぶんと弱弱しい見かけだけの武蔵坊弁慶。目に見えないマネーの世界の勧進帳を読み上げているわけですが、どうか信じてほしいのです。

 自らの主張をハッキリと言う。勝つとか負けるとかそういうことより、小山君が人間として成長している様を確認できたのが、とてもうれしくてうれしくてならないのです。

ぼくの理想の空をみながら

2009年08月27日 06時09分43秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 おはようございます。

 朝日新聞を読みました。

 きょうは27日(木)です。

 28日(金)、29日(土)と選挙運動は3日間となりました。30日(日)午後8時までが投票日ということになります。

 これから3日間、握手した人の9割は、今後も候補者の後援会員になってくれるのではないでしょうか。これから30年間政治活動を続けるにしても、握手した人の9割が後援会員になってくれるようなことは、この3日間を除けばあり得ないと断言します。

 デモクラシーとは人と会い、話し合う。それが基本であり、すべてです。

 さて、この写真は静岡から見た風景。駅があり、鉄道があり、交番があり、住まいがあり、緑があり、道路があり、コンビニがある。窓から見えるもっとも高層住宅は11階まで。空が広い、青い。

 この4年間で、僕のふるさと東京は空がなくなってしまいました。構造改革の名の下に、都市再生本部(本部長=首相・自民党総裁)が空を売り、一部の人がお金儲けをしました。

 空がなければ、朝起きられない人が増えるし、血行不良で内臓を痛める人も増えます。

 ぼくのふるさとの空を返してほしい。そのためにはまだまだ力が要ります。朝日新聞を読んだって、空を取り戻す力にはまだまだ遠く及びません。

 きょうは27日(木)です。あすは28日(金)です。あさっては仕上げの29日(土)です。しあさっては確認の30日(日)です。

 まだまだ力が必要です。まだまだマニフェストも持っていないし、握手もしていない人がいっぱいいます。政権交代へ半歩しか踏み出せていない人もいます。

 この3日間候補者と「気を緩めてはいけない」ということを共有できる人がデモクラシーの体現者になれると思います。


選挙に勝たせるだけでは、親(有権者)の責任は終わらない

2009年08月26日 16時09分17秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 これはここだけの話ですから、絶対に転載しないでください。

 代議士(衆院議員)とはまさに私たちの子供です。私たち有権者(主権者)が親として、8月30日、国政に送り出しましょう。

 代議士の力とは、票の数でなければなりません。そうでなければデモクラシーとはいえません。

 ところで、マスコミでは民主党が圧勝だとか、300議席だとか言われていますが、これらはまったく根拠のない数字です。私が今持っている最新のデータだと、民主党は213議席~256議席ぐらいだと推測されています。

 さて、うきうきローンをご存知でしょうか。これは「選挙資金が足りなくなったら、無担保(笑)でお金を貸す」という業者です。選挙に勝っても、資金が足りなくて、借金返済に時間がかかる人も多いでしょう。

 ちなみにうきうきローンは、選挙に強いある有力者が経営しているのですが、「信者」が多いので、特定の名前は出しません。

 うきうきローンは無担保です。金利は16%?というのは冗談ですが、政治家としての行動を制約し、「子分」になるという利息を払わなければいけません。

 うきうきローンの存在は、私たちの負託をゆがめる可能性がある行為だと思います。

 わが国は間接デモクラシーですから、選挙が終われば、一人一人の主権者は自分の仕事に変えるべきですが、候補者を支える方々は、選挙に勝つだけでなく、自分たちの「子供」がうきうきローンの餌食にならないよう、物理的にも精神的にも支えてやってほしいと思うのです。

 政権交代はスタートに過ぎません。政権交代のその先に、私たちに政治の手を取り戻すために、日本の夜明けを迎えるために、このような裏事情があることをお伝えしたいと思います。

 さあ、気を取り直して、選挙頑張りましょうか。


大阪16区森山浩行候補「ええことも悪いことも全部表に出そう」

2009年08月26日 01時26分19秒 | 森山浩行 大阪16区

 大阪16区の民主党公認候補、森山浩行さんは25日、南海中百舌鳥(なかもず)駅前西口ロータリーで演説しました。

 「選挙戦が始まって1週間が経ちました。自転車でクルマで、この堺の街でお訴えをさせていただいている間、『頑張れよ』、『応援しているよ』、『入れてきたよ』、たくさんのみなさんからお声がけをいただいております。また、子どもたちからは、元気モリモリということでたくさん声援をいただいております。今回の総選挙、テーマは政権交代。今のままの日本でいいのか、それとも変えるのか、この大きな選択。8月30日に政治を変えるのは政治家ではありません。一人一人のみなさん、国民、市民の決断、これが政治を動かすんだ。この思いを実感しています」

 「今回の総選挙は始まるまでが本当に長かった。(民主党公認に)決めていただいてから1年1ヶ月(が経ちました)。みなさまの間にお訴えをしてまいりました。中央の官僚とその周りの一部の人たちが、湯水のように税金を無駄遣いをする。本当に必要なところに、国民お一人お一人の生活であり、医療や福祉であり、介護であり、また教育や中小企業の現場に予算が、お金が回らない。そんな時代が続いています。おかしいじゃないですか、今の日本。今でも経済力は世界の中で上から数えたほうが早い」

 「それなのに、格差が拡大し、私たちの生活で言えば、非常に困っている人が増えています。若い人の自殺も増えた。職がない、失業される方も増えた。このまんまずるずる行ったら日本はどうなってしまうんだろうか。私には、8歳と1歳の男の子がいます。頑張れば報われる。頑張れないときには、助け合う。そんな社会であるよ。頑張って自分のやりたいこと、一生懸命やれよ。そういう教育をしたいと思います。しかし今の社会ではずるい人が得をする。悪い人が得をする。そんなことを教えたくないんです。思いやり、助け合い、お蔭様、お互い様。日本の社会が昔から持ってきたええ部分、良かった部分を取り戻していくという第一歩を踏み出していきたいと思うんです」

 「ええことはええ、悪いことは悪い。はっきり子どもたちに教えていくためにも、今回の民主党のマニフェストの第一項目、207兆円という日本全体の予算のおよそ1割を組み替えるという部分です。1割を組み替えて、ほんまに必要なところにお金を回していく」

(ここで岡田幹事長が登場、拍手)

 「岡田幹事長、到着されました、ありがとうございます。教育の現場、介護の現場、福祉の現場、生活の現場、子育ての現場。現場できちんと予算を使えるようにしたら、今の日本はもっと元気になれる。もっと本当に未来への投資をしていける社会になれると思います。その第一歩が政権交代。これが今回のテーマです」

 『この国にはすべてがあるが希望がない』

 10年前の小説、村上龍さんの小説「希望の国のエクソダス」で主人公の小学生が言ったせりふです。「すべてがあるが希望がない」。あの10年前の状況、バブルがはじけた、失われた10年と言われた。あの状況の中でも今ほど自殺率は高くなかった。今ほど失業率は高くなかった。あれよりも経済力が落ちているし、平均の所得は100万円も落ちている。こんな今の状況、どうでしょうか。政治が悪い、政治による私たちの生活の破壊、これが起こってしまった」

 「ここを立て直していくためには、まずは税金の使い方を変える。私はテレビの報道記者の出身です。隠れていたものを表に出して、しっかりと透明化していく、情報公開していく。これは得意分野ですし、市議会、府議会を通じてもやってまいりました」

 「そして、地方分権。今、橋下知事でさえ、民主党が政権を取らなければ地方分権は進まない、と言うてます。中央の官僚とのしがらみでにっちもさっちもいかなくなってしまった今の政権。変えるためには政権を変えるしかないと思うんです、どうですかみなさん?(拍手)」

  「このまま今のままの状態を続けてずるずるとしんどい社会を続けていくのか。それとも政権交代して、いっぺん全部表に出して、ええことも悪いこともあるでしょう。ええことも悪いこともあるでしょう。腹立つことも情けないこともあるでしょう。でも全部いっぺん膿を出さないと次には進めないんです。どうか、みなさん、私森山浩行と一緒に民主党政権をつくっていただいて、次の4年間任せていただきたいと思います。今のままずるずるいくのではなくて、まずは膿を出す、大掃除をする、そこからスタートしていきたいと思います。元気モリモリ、森山浩行です。ありがとうございました」

 森山浩行さんは体言(名詞)止めと類義語の繰り返しを多用しながら演説するんですね。だからメッセージが伝わりやすい。日本の大掃除、森山浩行にかけてみてはどうでしょうか。ところで、ある報道機関の世論調査では、森山候補は北側候補に1~10ポイントビハインドになっているそうです。大掃除の道具に森山を使ってやろうという方は、人気に安住せずに、しっかりと仕上げてくださいますよう、よろしくお願いします。


必読、岡田克也幹事長が政権交代に向けて、有権者に指示

2009年08月25日 22時42分42秒 | 森山浩行 大阪16区

 民主党の岡田克也幹事長は25日、当落線上の闘いが続く、大阪府内8ヶ所で演説しました。

 この中のひとつ、公明党の北側一雄幹事長と事実上の一騎打ちとなっている民主党公認の森山浩行候補を堺市の南海百舌鳥駅で応援しました。岡田さんは「みなさんこんにちは、本当にたくさんのみなさま、森山さんの話を聞こう、民主党の話を聞こうとたくさんお集まりいただき、本当にありがとうございます。幹事長の岡田克也です」と演説をスタートしました。

 約1000人の聴衆から万雷の拍手を受けると、すかさず、「さて、みなさんいよいよ残すところ4日。8月30日、この日を戦後の日本の政治史で記念すべき大きな転換点にできるかどうか。それはみなさん一人一人の決断、判断にかかっているんです」「みなさん、ここで一歩踏み出して、この国を何とか変えていこうじゃありませんか!」と力強く呼びかけました。

 「麻生さんで4年行くのか、鳩山さんに変えて4年行くのかを選ぶのが今回の選挙です」と、噛み砕いた対立軸を示した上で、「もちろん新しい鳩山さんでこの国変えるんですよね、違いますかみなさん?答え決まってますよね、もう!」と選挙戦に手ごたえを感じていることをうかがわせる発言でした。

 その後、まじめな岡田さんらしく、代表として敗北した4年前の選挙戦を振り返りました。「小さな政府」を実現するとした自民党マニフェストを「小さければ小さいほどいい、というのは間違っているとし、突き詰めれば「政府はいらないでしょう」とし、自民党マニフェストは4年前も現在も間違っていると断定。

 障害者自立支援法と後期高齢者医療制度をやり玉に挙げ、「もっとも政治が光をあてなければならない」人々を切り捨てたのが、この4年間の自公政権だと批判しました。医療崩壊については「勝手に医療が崩壊するんですか?政治と政府の責任じゃないですか!」「そういう政治が4年間も続きました」と心に直接響くメッセージを連発。

 ここで、会場は若干、重い雰囲気に。「まあ、この辺にしましょう、批判はね」と話題を変えると笑い声。さらに「批判ばかりしていると、麻生さんとか・・・あるいはどっかの幹事長のようになってしまうのでね」と畳み掛けると、地元前職候補者の北側一雄公明党幹事長を想起した聴衆から明るいどよめき。この辺の空気は一気に変わっており、公明党・創価学会の組織の締め付けに対する警戒感が、地域でなくなったことをうかがわせました。

 「議員立法はおかしな言葉だ」と言いながらも、議員が立法することが珍しかった過去を振り返りながら、与党に廃案にされながらも、議員立法(発議)を続けてきた10年間の民主党の歩みを説明。

 そして、マニフェスト2009を「民主党の議員立法の集大成だ」という認識を示し、強調しました。「みなさん、賛成してくれませんか?」と力を込めて叫ぶと拍手があがりました。

 その上で、「いろいろ書きましたが、民主党のマニフェストをヒトコトで言うと、人への投資です」と明快に話しました。

 そして先輩の力で「がんばってがんばってがんばった結果として世界がうらやむ日本」ができたのに、この10年間閉塞感に満ちているのは「それは政治の問題です。政治が間違っているからそうなっているんです。間違っていたらみなさん、一緒に変えようではありませんか。変えるのは自民党の中で総裁をコロコロ変えることではありません。変えるということは政権を変えて、本当に根っこから変えるんです、みなさん、やろうじゃないですか!」とぶち上げると大きな拍手が湧き上がりました。

 そのうえで主権者がすべきことを次のように具体的に指示しました。「残された4日。みなさん一人一人の思いを、さらにもう一歩踏み出して、みなさんご自身が政権を変えるための中心人物になって動いてほしいんです。家族を、周りの人を、5人、10人、20人、しっかりと声をかけて、『私たちが変えるんだ』『私たちがこの日本をよくするんだ』、


あの選挙を後で振り返って、

あのときに私たちが頑張ったから

日本が良くなったんだ!そう、

胸を張って言える様に、みなさん民主党

に対して、森山さん(各選挙区の候補者)に対して、

みなさん一人一人のさらなるご支援を心から

お願い申し上げたいと思います。



 民主党全力をあげて頑張りぬいてまいります。