宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

衆参16法案審議入りあい乱れて「私の季節」の到来、参「フェイク日切れ法案だ」と衆議院に回付、衆・地主制限の法案相次ぐ

2018年04月04日 18時18分45秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

[写真]このブログの筆者の宮崎信行、きょねん2017年10月、東京・新宿区で、宮崎信行撮影。

 桜の季節は別れと出会いの時期ですが、四季のある日本では、年を重ねた方が季節に敏感になるものです。生命活動が最も熱くなる夏の終わりには、「海から花火の音が聞こえます。花火大会が終わると、今年の夏も終わりですね」などとツイートしたくなるものです。トランプ大統領にグローバリゼーションを求めるようなインテリさんが「花火が終わると夏も終わり」という日本国内でも一部地域の法則を無意識にツイートしてしまう風物詩。予算が上がり、後半国会のきょう、衆議院の委員会と、参議院の本会議で、閣法・議法・条約合計16本が、修正議決、趣旨説明、委員会可決と、あい乱れました。私に言わせれば、きょうから6月20日(金)の会期末まで、私の季節の到来といったところです。

【参議院本会議 平成30年2018年4月4日(水)】

 来年1月7日からの国際観光旅客税について。その歳出、その歳入は、すでに平成30年度予算として目録が成立しています。その裏付けとなる法律案。きょうの本会議では、歳出の法案が「修正」されて衆に回付、送り返されました。歳入の法案は、民進党が「フェイク日切れ法案だ」とが批判を浴びせ、初めて参での論戦の議題となりました。

 きょうの本会議では、民進党の古賀国義・国土交通委員長が、審査終了を報告。出国税で国庫が得た歳入を観光庁の歳出予算に紐づけて特定財源化する、「外国人観光旅客による国際観光振興法を改正する法律案」(196閣法4号)について、政府原案の「4月1日に施行する」を「公布日に施行する」に修正して、可決すべきだ、と報告しました。

 これを採決。投票総数233、賛成207、反対26で、「修正議決」と決まりました。衆に回付されます。

 これに先立ち、「国際観光旅客税法案」(196閣法2号)が麻生太郎財務大臣から趣旨説明されました。

 代表質問では、民進党の古賀之士さんが、演説。政府が年度内に成立させてほしい日切れ法案だとしたことについて、「フェイク日切れ法案だ」と批判しました。在職1年半の古賀さんは、各省がポンチ絵を交えて説明する法案概要のA4判1枚紙にもフェイクが紛れているのではないか、との感想を率直に吐露しました。

【衆議院外務委員会 同日】

 「日本リトアニア租税協定の承認案」(196条約5号)「日本エストニア租税協定の承認案」(196条約6号)「日本ロシア租税協定の承認案」(196条約7号)「日本アルメニア投資協定の承認案」(196条約10号)が趣旨説明されました。

 これに先立ち、一般質疑がありました。

 岡田克也さんは「民主党政権で私が外相時代の核密約調査のうち、核の持ち込みについて、過去には、共産党の不破哲三さんが党首討論で首相から嘘をつかれている。自民党の外相として謝罪する気はないか」と迫りました。河野太郎外相は「今後の核の持ち込みは現状想定しえない」との答弁を繰り返し、岡田さんは、今後に新たな密約ができかねないと指摘し、日米での文書の取り交わしを求めました。核搭載可能な、B52などの我が国の装備が、国外で米軍機を護衛することはありうるのかとの問いに、河野外相は「現状において想定されえない」との答弁を繰り返し、岡田さんから「答弁ふざけ過ぎている」と挑発されました。

【衆議院政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 同日】

 「倫選特」が開かれました。

 超党派の議員立法である「福島県議選での、原発避難地域の特例法の改正案」(196衆法10号)を、逢沢一郎さんが代表して趣旨説明しました。

 これに対して、提出者に名を連ねている、無所属の会と共産党の2つの党が質疑を求めました。

 無所属の会では、外務委からダブルヘッダーとなった岡田克也さんが「法案に賛同するが、念のため、憲法第14条の法の下の平等との整合性を確認させてほしい」と10分間質問。共産党の塩川鉄也さんは「賛成するが、避難地域とそうでない地域との選挙区のあり方に疑念がある」との意見を提起し、質疑の後、修正案を提出しました。採決ではまず、修正案が採決され、賛成少数で否決。原案が採決され、全会一致で可決すべきだ、と決まりました。本会議へ。

【衆議院農林水産委員会 同日】

 「相続未登記の農地の利用促進法案」(196閣法36号)が採決され、共反対、自公などの賛成多数で可決すべし、と決まりました。

【衆議院国土交通委員会 同日】

 「都市再生特別措置法改正案」(196閣法24号)が趣旨説明されました。説明によると、「都市のスポンジ化」によりコンパクトシティづくりが遅れがちなので、低未利用地の利用を促進するとしています。最近は地主が亡くなることで町の力関係が崩れることが全国随所であるようです。農地も、中心市街地も、地主の権限を徐々に弱める法改正が続いており、あまり大きな影響もなければ、各省・自治体も私権を弱める方向へと一気に流れるかもしれません。

 一般質疑では、立憲民主党の初鹿明博さんが質問。国交委にも幅を広げて、初鹿代議士の粘り腰の強さが増しそうな気配です。

【衆議院法務委員会 同日】

 内閣が2月に提出した「人事訴訟法改正案」(196閣法11号)が審議入りしました。内閣が3月に提出した「民法18歳成年法案」(196閣法55号)が目玉となりますが、閣法55号はまだ付託されていないようですので、後回しとなります。審議入りした人事訴訟法改正案は、「家族関係の国際化に伴い、いかなる場合に日本の裁判所が管轄するか明文化する」(法相)内容です。

【衆議院文部科学委員会 同日】

 「著作権法改正案」(196閣法28号)が趣旨説明されました。内容は(1)ITの進展に伴い、IT、教育、博物館などの主体が著作権物を使いやすくする条項(2)すでに衆で承認し参に送られているマラケシュ条約(196条約1号)を国内実施し、盲人など判読困難者の著作物活用を推進する条項ーーの2本立てのようです。なお、「著作権70年ルール」はすでに国会で審議が終わり法律として成立しており、施行待ちの状態です。

【衆議院厚生労働委員会 同日】

 政府案と野党6党共同対案が本会議で審議された法案が、委員会におりています。

 「生活困窮者自立支援法及び児童扶養手当法などの改正政府原案」(196閣法20号)と「野党6党共同対案・子どもの生活向上法案」(196衆法9号)が一体的に議題になりました。但し、与党だけの質疑で、法案審査は後日。午後は「東京労働局長発言」に関する一般質疑がありました。

【衆議院内閣委員会 同日】
 
「株式会社地域経済活性化支援機構法延長法案」(196閣法17号)が茂木敏充・経済再生相から趣旨説明されました。質疑は次回6日(金)に。

【衆議院経済産業委員会 同日】

 「生産性向上特別措置法案」(196閣法21号)と「産業競争力強化法改正案」(196閣法22号)が世耕弘成大臣から趣旨説明されました。法案審査は6日(金)からやることになりました。参考人質疑を10日(火)午前9時からやることも決まり、人選は、公明党の稲津久委員長に一任。散会しました。

【参議院東日本大震災復興特別委員会 同日】

 吉野正芳大臣の所信に対する各党の質疑がありました。

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世耕弘成大臣の「吊るし」降りだす、衆本会議で「サンドボックス」趣旨説明、参・経済産業委で所信表明

2018年04月03日 17時43分56秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

 4月に入り桜が散るとともに、世耕弘成・経済産業大臣への「吊るし」が降りだしたようです。日切れ指定だった「サンドボックス」の法案が衆議院本会議で趣旨説明と代表質問され、委員会に付託。参・経済産業委員会では、大臣として、今国会に臨む姿勢を演説しました。私は、今国会で2つの大義で、世耕大臣が答弁する法案を追い込むべきだと考えます。

 (1)サンドボックスなど時限を区切った規制緩和はやらない方がいい。
 (2)世耕参議院議員は、野党時に与党・民主党を散々いじめたから、参議院最大野党・民進党は、散った同志のためにも仕返しすべきだ。

 この2つのまっさらな純な心で、クリーンで、オープンに世耕大臣を追い込むべきだと主張します。

【衆議院本会議 平成30年2018年4月3日(火)】

 まず、衆議院情報監視審査会会長の、自民党の元防衛庁長官、額賀福志郎さんが「平成29年度情報監視審査会報告書」を説明しました。

 続いて、「裁判所職員定員法改正案」(196閣法10号)が採決され、希望の党などの反対、自民党・公明党・立憲民主党などの賛成多数で可決し、参議院に送られました。

 そして、「生産性向上特別措置法案」(196閣法21号)と「産業競争力強化法改正案」(196閣法22号)が一括して議題となり、世耕大臣が趣旨説明しました。代表質問では、サンドボックスの問題点などが指摘されました。但し、立憲民主党も、党として成長戦略がまとまっておらず、かつそもそも知見が弱い点も透けて見える状況もあり、二大政党政治の先行きはまだまだ難しいという実感を持ちました。法案の施行日は、各々の付則第1条で、3か月以内の政令日、半年以内の政令日となっています。

【参議院経済産業委員会 同日】

 世耕大臣の所信を聞き、散会しました。常任委員会での大臣所信は経済産業委員会がラストでした。

【参議院国土交通委員会 同日】

 出国税改め国際観光旅客税による歳入を、観光庁所管の歳出へと紐づけ特定財源化する、「外国人観光旅客税による国際観光振興法改正案」(196閣法4号)が採決され、「修正」議決すべしとなりました。自民党が「4月1日に施行する」との法文を「公布日に施行する」との修正案を提出しました。このため、本会議でも「修正」となることが確実で、衆議院に回付される見通しとなりました。

●参議院財政金融委員会

 きょうは開催されませんでした。このため、歳入を定める、「出国税法案」(196閣法2号)は審議入りできていない状態が続きます。

【衆議院財務金融委員会 同日】

 一般質疑がありました。火曜日のこの委員会の開催は異例だと思います。


【参議院外交防衛委員会 同日】

 予備自衛官を雇用する企業への補助金を定めた、「防衛省設置法及び自衛隊法改正案」(196閣法25号)が趣旨説明されました。

【参議院厚生労働委員会 同日】

 「駐留軍及び漁臨法5年延長法案」(196閣法14号)が趣旨説明されました。

【参議院内閣委員会 同日】

 内閣が、さる3月6日、参議院に先に提出した、参議院先議法案である、「古物営業法改正案」(196閣法42号参先議)が、小此木八郎国家公安委員長から趣旨説明され、散会しました。参先議法案の審議入りは、今国会でこれが初めて。

【参議院農林水産委員会 同日】

 参先議の、「生産緑地など都市農地の貸借円滑化法案」(196閣法43号参先議)が趣旨説明され、散会しました。

【参議院情報監視審査会 同日】

 特定秘密保護法の施行状況にあたり、第三者(国)への提供をしない約束で情報提供するサードパーティールールについて、2月20日に続いて、上川陽子大臣への質疑がありました。特定秘密保護法国会(第185回臨時国会)での、森雅子大臣の答弁に不首尾な点があったとの指摘が続いています。特定秘密保護法と改正国会法をめぐっては、大野元裕・民進党参議院議員が、法案審議から施行にわたって一貫して参議院での審議をリードしています。

【衆議院総務委員会 同日】

 一般質疑のみ。次回は、定例日である木曜日に開催することが委員長から発表され、散会しました。

【衆議院消費者問題に関する特別委員会 同日】

 一般質疑がありました。福井照大臣の資質問題について、予算委につづき、希望の党の今井雅人さんが追及。今国会では法案審議があります。

【衆議院東日本大震災復興特別委員会 同日】

 一般質疑がありました。

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【安倍おにぎり配布】福島県警、自民党市議を公選法違反の疑いで事情聴取と報道 筆者・宮崎信行も問い合わせ

2018年04月03日 12時33分04秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 自民党の第48回衆院選公示日の第一声で、安倍晋三首相の応援演説を受けた亀岡偉民陣営(比例復活)が、有権者におにぎりを配ったとみられる事案。当ブログの筆者・宮崎信行もその日のうちに、福島県警察本部に見解を問い合わせていましたが、自民党の現職市議会議員を事情聴取していたと報じられました。

 時事や毎日の電子版によると、「事情聴取を受けたのは宍戸一照市議」。おにぎりは数十個配ったとみられます。

 福島県は自由民権運動の名残で、県警による選挙運動の弾圧が多いとの指摘もありますが、与党ということもあってか5か月後の捜査となったようです。仮に3か月以内だと、当選者が辞任した場合その選挙区で次点者が繰り上がりますが、この選挙区では、民進党・無所属の会の現職が当選しましたから、3か月の規定はとくに意味がなく、警察は時間をかけた捜査にふみきったのかもしれません。

 福島県警は事案発生直後の当ブログに対して「個別具体な事案についてはお答えを差し控えさせていただきます」とそっけない答えをしましたが、対応はいたって丁寧でした。




[当ブログ内エントリーから引用はじめ]

【安倍おにぎり公選法】直接問い合わせました→福島県警「個別具体な事案についてはお答えを差し控えさせていただきます」

2017年10月13日 17時05分49秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 福島県警は、筆者・宮崎信行の取材に対して、「個別具体な事案についてはお答えを差し控えさせていただきます」とする公式な回答を寄せました。

 これは、きょう、平成29年2017年10月13日(金)午後、筆者の電話及び書面による質問に、福島県警察本部広報官が正式に電話で回答したものです。

 第48回衆院選。安倍晋三首相(自民党総裁)は、前回同様に、福島1区の野外で、第一声を上げました。この10月10日(火)の第一声は、ニコニコ動画などで配信。亀岡偉民候補にうながされて、当地のJAが開発したブランド米に舌鼓をうった安倍総裁。この後、亀岡候補、安倍総裁、公明党比例東北単独の真山祐一候補のほか、同地の森、全国比例の石田両参議院議員ら登壇。

 地元の関係者の発声で、がんばろう三唱をしました。この後、関係者がマイクで「おにぎりをとりにきてください」と聴衆に向かって、おにぎりを振る舞う発言を数回しました。

 この後、やや時間がたった後、関係者は「強制はしませんから」と、おにぎりの振るまいは強制ではないと一言。何らかの人物に働きかけられたうえでの発言かもしれませんが、そのやりとりはマイクに入っていません。ニコニコ動画の演説後の配信動画でも、おにぎりをとりに行ったり、おにぎりを食べたりしている聴衆は、映像ではみられません。

 これについては、筆者・宮崎信行がツイッターで発言。なるべく私の発言はこのブログに集中させるようにしていますが、有名芸能人にリツイートされたこともあり、リツイートが200を越えましたから、3日経って、直接電話で取材しました。

 なお、選挙違反の検挙は、投票日の午後8時から一斉に捜索するのが常であり、すでに「所轄署に通報した」との書き込みがSNS上で複数みられることから、福島県警はなんらかの対応を迫られるかも、

 127年前に国会を開設した、自由民権運動のなごりで、福島県内では、警察による選挙運動の弾圧とそれに反発した荒い選挙が見られるとの指摘は以前からあります。その良し悪しは別として、私も、内閣・官僚よりも、自由民権派ですので、福島の肩を持ちたいところです。ひとえに県警の対応に期待したいところです。

 がんばれ!負けるな!福島県警(^O^)

 福島1区には、自民党の前職の亀岡候補の他、無所属の前職の金子恵美さんの2人が立候補する一騎打ちとなっています。

 比例東北では、真山候補が属する公明党の他、自民党、希望の党、共産党、立憲民主党、維新、社民党、日本のこころ、幸福実現党が立候補しています。このうち、真山祐一前公明党議員は、福島県本部所属をいいことに、3・11での民主党政権の福島での対応について、あることなすこと、悪口ばかりを言う「震災対応のののしり天皇」となっており、公明党は東北ブロックで前回より1つ議席を減らすとの情勢分析があり、真山候補の落選が濃厚となりつつあります。

宮崎信行@kokkailive
 
 

安倍晋三首相(自民党総裁)の福島1区街頭演説会で、おにぎり配布って、公職選挙法違反(買収供応)だろう。誰か告訴しないかな。ニコニコ動画など、証拠ありまくり。福島県警・福島地検が可哀想だけど。

 


 

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[引用おわり]


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衆議院拉致問題特別委、もうやめろ。

2018年04月02日 16時15分30秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

 予算成立で、後半国会。6月20日(水)までの攻防です。

 私は持論を持ってしまうと、それに固執しがち。でも、衆参の拉致問題特別委員会はもうやめろ、との持論は、固執どころか高まる一方。

【衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 平成30年2018年4月2日(月)】

 大臣所信に対する一般質疑。いわゆる店開きがありました。開いたところで、今国会、営業するのかわかりません。

 加藤勝信・拉致相、小此木八郎・国家公安委員長、河野太郎外相の3大臣に対して3時間の質疑。

 自民党の辻清人さんは「首相訪米の予定に加えて、中朝首脳会談直後で、北東アジア情勢の変化がめまぐるしいこのタイミングでの当委員会の開催。与野党の立場を越えて感謝したい」という独特の歴史観・世界観を披露。

 希望の党の新人議員は「拉致問題は、静岡県会議員時代からのライフワークだ」と問題を太平洋まで広げてしまいました。

 河野外相は答弁で「北朝鮮との対話では騙され続けてきた」と認めました。

 やるんだったら、1970年代の、新潟、福井、京都各県警本部の職員を証人喚問する特別委員会を設けていただきたい。

 次回は未定のまま、散会しました。

【参議院 同日】

 特にありませんでした。

 日切れ法案が例年以上に残っています。どうせ衆参とも自民党が単独過半数。「税金の無駄だ」という批判などそっちのけで、とにかく会期末闘争に奮闘していただきたい。期待しています。まあ、働き方改革関連法案(未提出)のうち、労基法第36条上限規制だけ議員立法でやって、閣法廃案という落としどころも、与野党ともさぐっていただきたいように思う、4月初日です。

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柏崎誠横浜市副市長が退任、おつかれさまでした!

2018年04月01日 20時50分25秒 | 人物

横浜市の柏崎副市長、岡田教育長が退任

   横浜市筆頭副市長を務めた、柏崎誠さんが、昨日平成30年2018年3月31日退任され、前日金曜日に万雷の拍手の中、市役所を去った光景が、神奈川新聞goo ニュースで報じられました

   おつかれさまでした!

   私が横浜市政記者会に常駐していた際の、財政局財政部財政課長。もちろん、私の取材は、99%の、概算要求する側の局課長が中心でしたが、査定側の柏崎課長からも、「(霞が関の)マイナスシーリングという言い方は、地方自治体では言わないんですよ」と教えてもらいました。

   一般会計、特別会計の上の三階の公営企業会計。その歳入は、一般会計から繰り出して繰り入れる税金と、横浜市営地下鉄、横浜市営バスの運賃が混在。さらに、みなとみらい線を建設中でした。その時、市長命令で、市政初の、総計でなく純計を発表。大変なご苦労だったと思います。

  予算を制するものは政治を征す。おかげさまで、他者の追随を許さない、抜きんでた予算スキーム把握力を持つことになった私は、ガソリン値下げ国会の最前線で、取材、報道ができました。

   感謝の念にたえません。ありがとうございました。

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