[写真]生稲晃子さんの腕をぐいと引き上げる萩生田光一自民党東京都連会長、宮崎信行撮影。
霊感商法のダーティーマネーが財源の「統一教会」に、萩生田光一・自民党東京都連会長が第26回参院選前後に訪れ、生稲晃子参議院議員を引き回していたことが分かりました。
きょう発売の週刊新潮が報じています。「キンドル版」は午前3時に更新されるようです。
報道では、萩生田都連会長の選挙区・八王子にある統一教会施設を、萩生田さんと生稲さんが訪れてあいさつし、演説したようです。萩生田さんは統一教会の「成和部」や世界女性平和連合などの数十人規模の会合に頻繁に出席。八王子市選挙区の自民党都議も選挙中に演説に訪問しているそうです。萩生田、生稲両事務所が既に事実を認めています。
また一つ、自民党都連の闇が明らかになりました。
筆写は30年前、早稲田大学1年生のころ、鵬志会の会員として第16回参議院議員通常選挙の自民党の小野清子さんの再選をめざす事務所の公示前の有償労務員のアルバイトをしたことがあります。この際、30歳前後のRさんという男性スタッフが運転席で、私が助手席で、自民党都連所属の各区議に活動ポスター50枚を入れた紙袋をデリバリーしたことがあります。延べ2、3日したような気がします。自民党は当時から参院選は2人擁立したうえで地域は割らないので、届けた区議から「もう一人の候補予定者は先週持ってきたよ」と嫌味を言われたり、大きな名札をしながら本業の畳屋をする区議は「さあて、今度はどんなポスターかなあ、広げてみよう」とアットホームなやり取りをしてもらったりしました。
私は早稲田大学鵬志会会員ですから、何らかの周辺情報が入ります。先輩から「Rさんは統一教会会員なので、良い人だから2人でクルマに乗って活動するのはいいが、セミナーのようなものに勧誘される事案が起きたら、断って、すぐにその情報を知らせてほしい」と言われたことがある、と記憶しています。
30年前から、自民党の参議院東京選挙区公認候補の事務所には、統一教会会員が公示前から入っていました。
ただし、30年前の自民都連の参院選対は「あの人、壺だから、一応気を付けて」というような警戒はありました。また、叩き上げで何度も落選している小林興起・自民党衆議院議員は「壺売り興起」と都連各級から広く馬鹿にされていました。現在の党本部幹事長が言う「自民党本部の組織として統一教会・国際勝共連合とは関係がない」のは事実だろうと思います。
都連内でも、中曽根康弘派・渡辺美智雄派の政策科学研究所に「国際勝共連合」「勝共議連」が多い傾向がありましたが、その派閥は現存しません。30年前は傍流だったが既に地方議員だった下村博文さん(群馬県出身)、萩生田光一さんは「上位互換版小林興起」。自由民主党政務調査会長が壺という、かなり洒落にならない現状に自民党本部が陥っていました。
私も7月8日に安倍晋三さんが暗殺されるまで、上記のことにまったく気づいていなかった不明は感じます。
統一教会は入りがダーティーマネー。私はもはや税金の無駄遣いよりも、ダーティーマネーが収入の団体から支援をもらうことの方が、不換紙幣による日本経済の循環の観点から問題があると考えます。
なんらかの国政調査権をもつ機関が、金の入りと、金の出の、キャッシュフローの収入と支出を、一度分離してヒアリングをして立体的に組み立てていくしか全容は解明できません。
元信者はいても、元被害者はいない。永遠の被害者。満蒙開拓団同様に、生命の被害よりも、財産の被害の方が三世代ぐらい恨みが続きます。
以上です。