田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌日大高校野球部2014 Vol.3

2014-05-11 19:45:48 | スポーツ & スポーツ観戦
 春季高校野球札幌支部予選第3日目の本日、札幌日大高校の初戦が江別野幌球場で行われた。対札幌創成高校戦を難なく切り抜け、無難なスタートをきった。初めての公式戦の観戦から札幌日大の今後を占ってみた。 

 まず、本日午前9時から行われた対札幌創成高校戦のランニングスコアを記す。

 《札幌創成》010000000 
 《札幌日大》00302011X 7x

          
          ※ ネット裏から見た江別野幌球場である。やはり高校野球ファンは多いなあ、と感じた。

 スコアだけを見ると、札幌日大の完勝である。
 両チームの力量からすると当然の結果かもしれない。と言いながら、私は札幌創成についてはまったく知識はないのだが、過去の戦績を比べてみると、明らかに札幌日大の方が優れた戦績を誇っているので、そう判断した。

 さて、その試合内容であるが攻撃に関しては7番山崎の左翼オーバーの本塁打をはじめ、長短9安打を集め7点を積み重ね、本日の打撃に関して不安は感じられなかった。

 一方、守りに関しては先発が背番号11の佐藤投手が先発し、完投した。しかし、その背番号が示すように佐藤は札幌日大のエースではないようだ。
 その佐藤だが、上背があまりなく(身長170cm)まとまってはいるが、球威はあまり感じられず、今日も創成打線にいずれもきれいなクリーンヒットを7~8本浴びせられた。(記録をとっていなかった)幸い、集中打を浴びることなく、散発だったために事無きを得たという感じで、相手校が強力打線ではちょっと持たないのでは、と思わせる投球内容だった。
 佐藤投手は私と同じ故郷がオホーツク管内なので、心密かに彼の活躍を期待しているのだが…。

          
          ※ 札幌日大の先発佐藤投手の投球フォームです。

 要項で見ると、エースナンバーは私が札幌大谷との練習試合で見た2年生投手の山本が背負っている。札幌大谷との練習試合では4失点完投だったが、明日の立命館慶詳戦では先発してくるものと考えられるので、そこでのピッチングが注目である。

 不安材料は、私が注目する4番松田選手がスランプに陥っているのではないか、ということだ。
 今日こそ第三打席でチャンスにセンター前安打で1打点を挙げたが、その前の2打席は空振りの三振だった。それもことごとく明らかにボールになる悪球に手を出して空振り三振である。
 実は、本番直前の北海道栄高校との練習試合でも3打席連続三振だったのだ。
 彼は現在のチームの主将でもある。「自分が打ってチームを盛り上げねば」という責任感が強く働き過ぎ、悪球にまで手を出してしまうという悪循環に陥っているのではないだろうか?「気楽に打席に立ってほしい」というのは外野席からの無責任な声だが、ぜひともリラックスした状態で打席に入ってほしい。そうすると、彼の力からすればおのずから良い結果が得られるはずだ。
 2年生当時から強打の札幌日大の3番を担っていた松田選手だけに相手校からの警戒も相当に厳しいと思われるが、彼が復活しないことには札幌日大の進撃は考えられない。

          
          ※ 札幌日大の父母応援席です。父母も揃いのユニフォームで力の入った応援でした。

 松田選手が復活することを願いながら、明日の立命館慶詳戦を観戦したいと思っている。