田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

そらちフットパスウォーク 18 美唄市後編

2014-05-07 17:43:05 | フットパスウォーク & トレッキング
アルテピアッツア美唄ルート 

 美唄市が誇るもう一つの見どころ「ピパの湯 ゆ~りん館」は美唄市の小高い丘の上の「東明公園」の一角に位置し、美唄市街を見渡せる見晴らしの良いところだった。しかし、見どころは実はその後にもいくつもあった…。 

 美唄市の高台に位置する「東明公園」は美唄市の桜の名所でもある。実は以前訪れたときに桜並木を体験したことがあっので、そこを通ったのだが時期尚早だったようで花びらがほんの少ししか開花していなかった。一週間後くらいが見ごろかもしれない。

          
          ※ 写真では分かりづらいですが、桜の花が数輪開花しているのがありました。

 その公園内に「スペースカリヨン」という鐘を響かせる展望台があった。疲れてはいたが、高いところがあるとつい上ってみたくなる習性は100段の階段を躊躇なく上らせた。
この日は午後から曇り空だったため、あまり眺望は効かなかったが美唄の町並みを微かに望むことができた。

               
         ※ 全高27m、展望台18m、階段がちょうど100段、開基100年事業として建設されたそうです。

          
          ※ スペースカリヨン展望台からの眺めです。少し曇っていましたね。

 公園内にはテニスコートや野球場などを整備されていて、若人たちの歓声があちこちから聞こえてきた。
 そして丘の一段と高いところに「ピパの湯 ゆ~りん館」の建物がある。ここも私は以前に訪れ、温泉も楽しんでいたので軽~くパスして、丘を下ったのだった。

          
          ※ 公園内のテニスコートでは中学生たちの歓声がこだましていました。

          
          ※ 丘の上の高いところに建つ「ゆ~りん館」です。手前は丘陵を利用したパークゴルフ場です。

 丘を下ると、元来た道々135号線を市街地目ざしてのウォーキングとなった。
 淡々とした一本道、しかも一度通った道には新鮮な発見はない。疲れた身体にいっそう堪えるウォーキングだった。
 やがて、JR函館本線を跨ぐ跨線橋を通って国道12号線に出る。
 跨線橋には人道用の階段があったが、鉄錆が浮いていて良い気持ちがしなかった。道路脇には歩道もついていたので、あまり利用されていないのではないだろうか?

          
          ※ 跨線橋の脇に人道用の階段が付いていたのですが…。

          
          ※ 跨線橋から撮ったJR函館線です。

 国道12号線に出ると、マップでは国道沿いに「美唄屯田兵屋」があるという。それらしきものを見つけたのだが、そこには美唄市指定文化財「旧桜井家」とある。屯田兵屋は見つからない。近くを通っていた人に尋ねても「知らない」とのことだった。

          
          ※ こちらが国道12号線沿いに建っていた「旧桜井家」の住宅です。

 私は周辺を右往左往したが見つからない。あきらめかけていたとき、女子高生が通りかかったので再び聞いてみた。すると、「旧桜井家の裏に建つ建物ではないか」と教えてくれた。なるほど、旧桜井家の裏に同じようではあるが、質素な建物が建っていた。傍へ行ってみると、そこにようやく「美唄屯田兵屋」の大きな立て看板が見えた。
 マップの表記をもう少し親切にしてもらいたいもの、と思った。

          
          「旧桜井家」の裏手に建っていたのが「美唄屯田兵屋」です。

 美唄屯田兵屋を過ぎ、美唄市役所の近くに「空知神社」があった。その境内に高くそびえる三角錐の塔が目立った。その塔には「沼貝開拓記念碑」と刻まれていた。その塔は21.8mあるそうだ。大正15年建立ということだから、完成当時は相当に目立った建築物だったのではないだろうか?
 ところで「沼貝」という記名を不思議に思ったので、境内にいた人に伺ったところ、たまたま神社宮司の奥さんだったのだが、その方によると以前は辺り一帯の地名が「沼貝」というところだったということだ。

               
              ※ 空知神社の境内に聳えていた「沼貝開拓記念碑」です。         

 空知神社を後にし、美唄市役所の横に建つ「郷土資料館」を訪れたが、閉館直前ということで入館をあきらめて、ゴールの美唄駅に向かった。

          
          ※ 閉館間際だった「郷土資料館」の外観です。

 美唄駅に向かう前、国道沿いに建つ菓子の老舗「長栄堂」で名物「べかんべ最中」と「くるみ餅」を購入した。店の主人としばし名物談義をした。二つの菓子を帰宅してから食してみたが、どちらもなかなかの美味しさだった。特に私は「くるみ餅」が気に入った。

          
          ※ 国道12号線沿いに建つ老舗「長栄堂」です。
          
          

 ゴールの美唄駅に着いたときには午後5時を回っていた。

          
          ※ ゴールとなったJR美唄駅のこちらが正面(表)です。

 久しぶりのフットパスウォーク、しかも冬期間の運動不足の中、三笠市・美唄市合せて合計約26キロのウォークは私の身体では少し無理だったようだ。
 ウォークを終えて2日経った今も体の痛みが消えていない。歳を考えろ!という身体からのサインかもしれない。少し自重しようかな??

《フットパスウォーク実施日 ’14/05/03 距離 約14Km》