リンゴの唄、青い山脈、銀座カンカン娘、別れの一本杉、南国土佐を後にして、有楽町で逢いましょう…、次々と懐かしいメロディーが流れてくる。“歌は世につれ、世は歌につれ”と言われるが、時代を懐かしみつつ歌を口ずさんだ私だった…。
4月28日(月)午後、めだかの学校は特別編として「歌で甦る昭和の記憶」と題して、誰もが口ずさんだ昭和のヒット曲を参加者全員で口ずさんだのだった。
めだかの学校の例会では「映像でつづる昭和の記録」を毎回年度ごとに昭和の初めから視聴しているが、その際に運営者の方からその時代の主な出来事をまとめた資料が配布される。その資料の中に、その年度にヒットした流行歌が記されている。その題名を見たとき、その時代が偲ばれ思い出がより鮮明になってくることを感じていた。
それは運営者にとっても同じ思いだったのだろう。
今回、昭和の歌を歌い継いでいるグループ「歌声ボランティア『ふれあいサポート』」のみなさんを指導者として招き、昭和の歌を歌う時間が設定された。
※ 講師を務めた「歌声ボランティア」の代表の園部真人氏です。
歌う歌の選定は「歌声ボランティア」の方が資料に基づきながら選定したということだった。それぞれの歌のエピソードを交えながら、伴奏音楽やカラオケが用意され、皆で歌うという方法だった。
私は歌が紹介されるたびに、その題名をメモしていった。全曲をここに紹介することにする。
最初は校歌である?(1)「めだかの学校」だった。その後、5曲ほど懐かしい童謡や唱歌が続いた。(2)春の小川 (3)こいのぼり (4)赤とんぼ (5)この道 6)椰子の実、と…。
そして、その後からはいわゆる流行歌のオンパレードだった。それを記すことにする。
(7)旅の夜風 (8)別れのブルース (9)赤城の子守唄 (10)二人は若い (11)リンゴの唄 (12)青い山脈 (13)啼くな小鳩よ (14)上海帰りのリル (15)異国の丘 (16)とんがり帽子 (17)東京キッド (18)ガード下の靴みがき (19)ああモンテンルパの夜は更けて (20)銀座カンカン娘 (21)別れの一本杉 (22)南国土佐を後にして (23)南部蝉しぐれ(指導者の独唱) (24)この世の花 (25)からたちの小路 (26)みかんの花咲く丘 (27)山小屋の灯 (28)さくら貝の歌 (29)有楽町で逢いましょう (30)知床旅情 (31)高校三年生
どうでしょう?私より上の世代の方々にはどれも懐かしい曲であり、当時を彷彿とさせる曲ばかりではないだろうか?私には数曲歌えない曲があったが、ほとんどの歌は歌うことができた。
昭和の時代は今とは違い、歌が好きとか嫌いとかではなく、流行歌は誰もが耳にし、誰もが口ずさむことができたのが流行歌だったような気がする。流行歌は世相を反映した歌だったのだ。だから誰もが口ずさむことができるこうした催しも可能だったのだと思う。
まさに“歌は世につれ、世は歌につれ”という時代だったのだ。
懐かしくも、楽しいひと時を過ごすことができた「めだかの学校 音楽の時間」だった。