新年おめでとうございます
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新年を迎えるという感じが年々薄れるこの頃です。それでも新しい年は多少なりと人間の心に影響を与えるのではないでしょうか。まだ始まったばかりといってよい21世紀ですが、20世紀の後半50年と比較しても、明らかに多事多難な15年でした。平穏そのもののように見えた友人・知人の間でも,思いがけないことがありました。
そのひとつ、アメリカ・ヴァーモント州に住むMさんのこと、数年前に離婚して、カナダ国境に近い小村に女友達とラプラドールの犬一匹と暮らしていました。本人は州の身体障害者のためのNPO活動を続けていましたが、一昨年の冬は想像を絶する吹雪で家がほとんど埋没状態となり、通信も途絶、大変な思いをしました。除雪車も来られないほどの大雪だったとのこと。今年は自宅を賃貸(借り手ない)に出しながら、数十キロ離れた小村の友人宅に移住、70歳を越えているのに、車で仕事に出ています。とても、私にはできない生活、今年は雪が少ないようにと祈るばかり。
次々と届くクリスマスや新年の知らせを見ていると、一生懸命に生きている人たちのイメージが伝わってきます。頭に浮かぶことは多いのですが、ただひとつ戦争のない平和な年であることを祈っています。
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