
職場の同僚達と共に、札幌市中央区の「ちゃんぽん一鶴」を訪ねた。

ちゃんぽんがウマいのは重々承知だが、メニューを見ると、ラーメンもウマそうなのだ。今回は数種類あるラーメンの中から、「濃醇ラーメン(正油味)」(840円)を選択。

そして供されたそのラーメン。ドカッ!と載せられた「豚スペアリブ」が、唾液を分泌させる。
トンコツベースに正油を加えたそのスープは、まろやかかつ、素材のウマみが良く出ていて素晴らしい出来。言ってみれば「上質な素材で作った日清シーフードヌードルの正油味」である。これはもちろん、私的には最上級の誉め言葉です。また、細かい点だが、モヤシの質感が素晴らしいのも、見逃せないチャームポイント。

麺もスープもアッツアツ!麺にはもう少しだけコシが欲しいが、充分及第点の出来である。ただし、脂の膜は薄いので、スープの保温性は弱いかもしれない。とはいえ、科学調味料なしのその風合いはとても素晴らしい。

そして最後に取っておいた「豚スペアリブ」。骨の周りのゼラチン質には、スープの味が沁み込んで、旨みがたっぷりと内包されている。これをむさぼるようにいただくひとときは、幸せの骨頂だ。840円の対価を補ってあまりある、このパフォーマンス。「淡麗ラーメン」や「海の味ラーメン」も、ゼヒ喰ってみたい。