最近登場した「インプレッサスポーツ・ハイブリッド」に、我々取材班は試乗させていただく機会を得た。
グレードは「HYBRID 2.0i-S EyeSight」(税込車両本体価格は263万5200円)である。
ハイブリッド車でありながら、そのシューズは、215/50R17という、ファットなサイズ!
いわゆる「エコタイヤ」ではなく、ダンロップの「SP SPORT MAXX 050」を履く。
その辺が、なんともスバルらしいところで、思わず、唇が緩む。
ブルーイルミネーションのメーターパネルに、ブルーのステッチの本革巻ステアリング。
オドメーターはたったの107kmで、まさにおろしたての新車だった。
極めてトルクフルで、なおかつ、爽快な加速感!
スバルは、ハイブリッドを、燃費のためというよりは、動力性能のために使っているのだ。
そしてファットなタイヤをしなやかに履きこなす足回りは、トップアスリートの「柔軟かつ強靭な筋肉」を思わせる。
加えて、静粛性も高く、一クラス上の上級車に乗っているかのような、充実した気分。
3連ダイヤル式の空調コントロールは、一見でも扱いやすく、これも大きな美点である。
試乗終盤。尾車氏に運転を代わってもらい、「マルチファンクションディスプレイ」を、撮影。
時計がなんと5時間ほども進んでいたのは、ご愛嬌でありましょう(笑)
それはさておき。このクルマのカタログ上のJC08モード燃費は20.4km/Lなのだが、このおおよそ20分間の試乗タイムでの燃費計数値は、なんと、5.9km/Lに、とどまった(^_^;)
また、この間。炎天下でエアコンを使用していたからかもしれないが、アイドリングストップは、1度も作動しなかった。
エンジンを回して走ったことと、ストップ&ゴーの市街地走行だったことと、エアコン使用だったことと・・・悪条件が重なったがゆえの結果で、ありましょう。
まあ、燃費については、所有してみないと本当のところはわからないとはいえ・・・ううむ。
インプレッサスポーツ・ハイブリッド。
これで実用燃費が良く、そしてオプションでもいいからスペアタイヤを積むことができるのならば、私の次期愛車の有力候補になり得るクルマである。これ、ホント。