その日も、妻子の帰りは、遅かった。
なので、単身赴任時代にカルディで購入した「スータイ 鶏肉バジルチリ炒め(バジルチリチキン ガパオ)」を用いて、おひとりさまディナー。
「ガパオご飯」は、タイで人気No.1の屋台めしだという。
レトルトパックは、例によって、シンプルイズコストダウンな意匠。
箱に書かれていた指南に従い、作ってみた。
鶏肉の旨味に唐辛子の刺激がフュージョンし、タケノコはシャキッとした歯ごたえをリズミカルに生み出す。
惜しむらくは、目玉焼きが、「半熟」ではなく「完熟」となってしまい、「黄身を溶いて混ぜながら」いただけなかったことである。
その一点を除けば、ほぼ完全無欠の、夕食であった。