夏である。
「冷たい味噌ラーメン」が食べたくなったので、情報収集したところ、「煮干らぁめんなかじま」さんでそれを提供していることが判明。
なので日曜日。私はいそいそとそこに向かった。
11時13分に到着したところ、駐車場1台分が空いており、首尾よくクルマを停めることが出来た。
手作り感溢れる暖簾が、粋である。そこには、2尾の煮干が隠れているのだ。
11時14分に、食券を購入。お目当ての「冷たいらぁめん」は、680円。
味は「塩・醤油・味噌」の三味から選ぶことが出来、私は当初の狙い通り「味噌」をチョイス。
11時22分。リーズナブルな待ち時間で、それは供された。
冷水でしっかりと締められた平打麺。
スープをよく拾い、ノド越し爽快で、つるんとウマい。
そして、スープ。一口目は、煮干の苦みを、ほんのちょっぴり、感じた。
だが、飲み進み舌がなじんでくると、それは旨味成分だけが抽出されたような味わいへ、口中でじんわりと変化する。
その過程を愉しむことができるのが、このスープの魅力だ。
このみそ味は、まろやかさとスッキリ感を高い次元で調和し、それでいて決して出しゃばらない、一歩下がった京美人。
冷たいのに、脂分が凝固しないのが、不思議である。
プリインストールされた数個の氷は、いわゆる「だし」を凍らせたものである。
冷却温度を保ちつつ、スープが薄くならないようにとの、配慮なのだ。
この気配りが、また素晴らしい。
冷たいスープで締められたメンマは、シャキシャキ感が爽快だ。
ノスタルジック感の演出には欠かせない、麩。
しっとりとスープを吸って、優しく柔らかく、口中を潤す。
レモンを絞ると、爽快感はさらに増し、それはBREEZEのように私の胸を撫でていく。
モモチャーシューは、トラディショナルなタイプながらも、素材そのものの良さを感じさせる柔らかさと歯応え!
しかも、3枚入り(^^)
11時30分、スッキリと完食。
なんだか、もう一杯くらい喰えそうなくらいに、爽やかにいただけました。
このお店。この夏が終わらないうちに、もう一度くらい訪れてみたい。