獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

French Blue Picnic 2015(シトローエン編)

2015年08月25日 | CARS&F1



 
 例年8月か9月に開催されている、北海道におけるフランス車の祭典「フレンチ・ブルー・ピクニック」。
 当日。現フランス車オーナーの尾車氏と、将来フランス車オーナーになるかもしれない私は、「千歳アウトレットモール・レラ」のP4駐車場に潜入した。

 

 今夜は、シトローエンのクルマたちの見聞録です。



 まずは’80~’90年代のシトロ達から。
 AX。この「14TRS」というグレードが、日常のアシとして使い倒すには、それらしくて「すごくイイ」のだ。
 日本国内での販売開始当初から、これの「右ハンドル・MT」が入っていたなら・・・
 当時20代だった私は、購入しちゃっていたかもしれない。これ、ホント。


 BXは、シトローエンの日本国内普及に、大きな役割を果たしたモデルだと思われる。
 事実、今まであまり公にはなっていなかったかもしれないが、友人の尾車氏も「かつてコレに乗っていた」のだ!


 緑色の球体「スフェア」の根元に置かれた、ジョージアの缶。
 缶の色がフレンチブルーなのは、オーナーさんのコダワリであろう。


 リアシートを倒すと、ステーションワゴン並の積載能力の、このクルマ。
 レジャーやバカンスに使うには、もってこいであろう。故障しなければ・・・



 月見草のようにさりげない存在の、ZX。
 プジョー306とプラットフォームを共有しているのだという。



 XMのラゲッジルームも、フラットで使いやすそう!
 さすがは、ビッグ5ドアセダンである。
 


 キックアップしたウエストラインが美しい、XMブレーク。
 ブラックアウトされたDピラーに、BPレガシィ乗りの私は、強い親近感を覚える。



 続きましては、21世紀のシトローエンの、ご紹介。
 フレンチブルーなかぼちゃの馬車、初代C3。


 ブラックにオレンジのコントラストが鮮やかな、DS3。




 こちらは「こ~ちゃん」の、DS3。
 今年のコンセプトは、「トリコロール」である(^^)
 「ブラン バンキーズ」のボディに、「ブルー ボッティチェリ」のルーフの組み合わせが、ブルースカイブルーヤングマンだ。


 そして、私が今最も欲しいフランス車、DS3カブリオ。
 コレ、嬉しいことに、MTなのだ!
 まあ、後方視界は、絶望的に悪そうだが・・・(^_^;)


 エッジの効きと曲面の柔らかさが融合したC4クーペ。
 まさに「21世紀におけるホンダCR-Xのフランス的解釈」といえましょう。



 初代C4ピカソは、一時、私が最も欲しかったクルマである。


 「パークアシスト」機能で、スロットルワークとブレーキ操作のみで縦列駐車をこなす、現行グランドC4ピカソ。
 実演を見ていたが、右フロントが、前車の左リアを数センチ・・・いや、数ミリ単位で、ほんとうにかすめるように軌跡を描く!
 人間には、あのステアリングさばきは、不可能だ(^_^;) 
 


 現行C4は、キリッと凛々しい。
 そのフェイスはちょっとだけ、三菱車的なイメージも、感じられる。


  

 ビッグでダンディなステーションワゴン、C5ツアラー。



 タカラジェンヌのようなその目ヂカラに、クラクラしちゃう、DS5!



 そして、この「C6 3.0HDI」が積むエンジンは、V6ディーゼル!
 今こそ、正規輸入してほしい、垂涎のクルマである。


 凹んだリヤウインドウの前衛性。まさに、シトロ風味炸裂である。
 現代のシトローエンのプロダクトは、本当に魅力的だ。



 そして、唯我独尊を絵に描いたような、クラシックシトローエンたち。
 フラットツーエンジンでパタパタ走る、2CV。



 現代の空力ボディ全盛を、45年前から予見していたかのような、GS。




 マゼラッティのV6DOHCエンジンを積む、宇宙船のようなSM!


 そして、60年前から君臨する大御所、DS。
 

 フロントに置かれたスペアタイヤは、「トラクション確保」と「衝突時の衝撃吸収」の二役を担ったという。


 シトローエンの生命線である緑色のオイルは、この缶の中に蓄えられているのだそうだ。


 ステアリングコラムから立ち上がったシフトレバーは、スタータースイッチも兼ねる、良妻賢母。


 赤丸の中の、丸いボール状のモノが、ブレーキなのだそうだ・・・(^_^;)


 肉厚な革シートは、本当に柔らかい。
 「シートに埋もれて溺れてしまうのではなかろうか」と不安になるぐらい、深く深く、カラダが沈む。


 シートだけではない。後席の床も、座布団のごとく、柔らか~く、沈むのだ。



 天井の色彩や、室内灯の意匠が、半世紀の歴史の重みを感じさせる。


 まさに、大御所というか、生きた化石の、DS21。
 美空ひばりがそこにいて生で唄ってくれたかのような、奇跡の1台である。
 ありがたや、ありがたや。



 これまたココロを和ませる、段ボール製の、アミ6(^^)
 次回は「プジョー編」を、お届けします。

コメント (4)
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