サタデイ・アフタヌーン。
我々夫妻+長女の3名は、ここ10年くらいの一家の恒例行事である「きたむら田舎フェスティバル」へと繰り出した。
このお祭り。岩見沢市よりの予算削減で、今までは土日の2日間開催だったものが、本年は土曜日のみの1day開催となってしまった。
一時は、「イベント自体の中止」も、検討されたらしい。
私が最も愛するお祭りであるだけに、1日だけでも開催にこぎつけてくれた実行委員会の方々に、感謝の意を捧げたい。
「田舎神社」に、「UFOズッキーニ」・・・例年と変わらぬ風景が、そこにあった。
15時33分。
まずは「北村ラーメン」で腹ごしらえしようと、それを注文したところ・・・
なんと、1分も待たず、ほぼ間髪置かずに、それは供された!
麺、どのタイミングで、いったいどうやって、茹でているんだろう(謎)
その黄色いちぢれ麺は、茹で加減や噛みごたえも適正で、典型的なサッポロ系の、ウマい麺である。
それが泳ぐスープは、牛乳と味噌がハイブリッドし、まろやかかつ濃厚で、たまらなくテイスティ。
牛乳と味噌との相性の良さは、星澤幸子センセイの、お墨付きだ。
このラーメン。このイベントでは、必食である(^^)
満足いくラーメンの後。私はとうきびを試食し、
長女はチョコバナナに、舌鼓。
心配された雨も上がり、なかなかのお祭り日和。
私はドライバーだったので、ノンアルコールビールを片手に、場内を散策。
余談だが、妻は、ウマそうに生ビールを飲み干していた・・・
15時53分。
メインステージでは、この日の大物ゲストである「五十嵐浩晃」氏の、公開リハーサルが行われていた。
15時58分。
ここ数年、漁獲量減少により提供が見送られていた「どじょうからあげ」が、復活しているのを発見!
その身自体はサクッと淡泊で、非常に美味な、このどじょう!
スパイシーな味付けの衣が、ノンアルコールビールを、グイグイ進ませる。
一体いつまでいただけるのか、先行き不透明な、このどじょうという食材。
しっかりと噛みしめつつ、堪能させていただきました。
16時過ぎ。牧歌的で非常に愉快なイベントである「わ~るぞカップ」を観戦。
水風船を針付きヘルメットで割った数を競う競技である。
数年前に参加したことがあったが、鳴かず飛ばずの成績だった、我々夫妻。
来年あたり、練習を積んだうえで、また参加してみたいものだ。
16時58分。
個人的メインディッシュとして、「骨付きラムステーキ」に、かぶりつく。
18時過ぎ。
「Kiki&Willie"G"」のR&Bなゴスペルライブを堪能。
このおふたりは、北広島市在住の ゴスペルシンガー夫妻なのだ。
そして18時30分。
大御所の五十嵐浩晃氏が登場!
「愛は風まかせ」「ディープ・パープル」「ペガサスの朝」「街は恋人」等を披露。
アコースティックギター2本による、アンプラグドな、ライヴステージ。
氏の高く澄み通った歌声はもとより、ボサノヴァ調のアレンジが美しく、これをタダで見せてもらうなんて申し訳なくなるくらいの、素晴らしいステージであった。
「ヒット曲が4曲しかなくて申し訳ない」と、氏は恐縮しながらおっしゃっていた。
だが、私はむしろ、「ヒット曲が4曲もあるなんて、素晴らしい!」と思う。
ヒット曲が1曲しかない「一発屋」を数えたら、それこそ、両手でも足りない。
ひるがえって、ヒット曲を4曲も持つ氏は、グレートと言って差し支えないのではなかろうか。
その後、ステージ前で踊り狂っていた数名のオバサンたちを、ステージ上に招き入れる余裕をみせてくれた、五十嵐浩晃氏。
氏の素晴らしさを、21世紀にして、再認識したのであった。
そして20時少し前。
「北村名物沼上連発花火」が、スタート。
出し惜しみなしで途切れることなく、次々と打ち上げられる花火が、これまた素晴らしいのだ。
これまでも色々な花火大会を観てきたが、個人的評価では、この「きたむら田舎フェスティバル」の花火が、ベストである。
また、司会進行役のフリーアナウンサー藤崎未來さんの可憐さと話術の巧みさが、このお祭り全体の楽しさに華を添える、重要な役割を果たしているのだ。
いやあ、本当にいいお祭りだ。
ぜひ、来年もなんとか開催してほしい。心から、そう願う。
20時29分。
帰りの大渋滞を回避するため、北村温泉ホテルで入浴してから帰宅するのが、我々一家の慣わしなのだ。
源泉100%掛け流しの、お湯。
それ自体は透明感のあるタイプのものである。
そして入浴すると、私のガサついたお肌は、たちどころにすべすべのつやつやに蘇った。
入浴後、火照ったカラダを、ロッテの「練乳いちごモナカ」で、クールダウン。
そして、21時30分過ぎに、我々一家は帰宅の途についた。
今年の8月も、良い第3土曜日を過ごすことができた。満足である。