その日は「ノザキのコンビーフカレー」で、おひとりさまディナー。
近所のスーパーで税込322円で購入の、高級レトルトカレーである。
辛さレヴェルは低い、この製品。
原材料の中でメインとなるのは、やはり「コンビーフ」と「たまねぎ」と思料される。
また、「しょうゆ」の存在も、見逃せない。
高価格レトルトカレーだが、レトルトパックの意匠は、あっさりとシンプル。
その分、中身にコストを掛けているのだろうと、私の小さな胸は期待で膨らむ。
さて、湯煎すること、5分。
見た目もまろやかに、かぐわしいかほりを放ち、それは完成した。
ちなみに、付けあわせの福神漬は、桃屋製である。
たまねぎ由来のまろやかさが溢れたルーに、ほぐれるようにむにゅっと息づく、コンビーフ。
シンプルながらも、グラッチェ・グラッチェ!
これは、私の料理人魂に、シュパッと火を付けた。
遠くない将来、「ニューコンミートカレー(辛口)」を、自作したいと思う。