3連休最終日は、妻の発案により「サンピアザ水族館」に行ってきた。
10時25分にそこに到着したのだが、なかなかの盛況ぶり!
日専連の100円引きクーポンがあったので、実質「おとなひとり800円」で入場することができた。
なにか不敵な不良少年風の、「ネコザメ」の表情。
「コバンザメ」くんは、吸盤でぴったりとガラスに張り付き、直立不動で我々夫妻を迎えてくれた。
極彩色のナマコである「アデヤカキンコ」。
私は、「ハクション大魔王の壺」を、思わず連想してしまった。
ぬぼーっとデカい、「ヤイトハタ」。
黄・黒・白の阪神タイガーズ的な衣装を身にまとう、「ヒフキアイゴ」。
南米の、どことなく古典的な魚たち。
「コロソマ」と、「レッドテールキャット」&「ポルカドット・スティングレイ」。
日本の「鮎」とは血縁が薄そうな「ヘコアユ」の、逆立ち泳ぎ。
「マフグ」のユーモラスな表情には、なんとも心が和む。
そして、普段はベビーフェイスの、「ハリセンボン」。
さらには、カタチと色が芸術作品のような、「コンゴウフグ」。
「クリガニ」は、申し訳ないが、先月、いただいちゃいました
そして「モクズガニ」は、2005年の6月に、いただきました
この細身の「ノコギリイッカクガニ」は、カニというよりは、ショウリョウバッタに見えてしまう。
こちらは、まるで竜宮城に住んでいそうな、「アカシマシラヒゲエビ」。
はたまた、なんだかセミの幼虫のような、「ヒメセミエビ」。
エビの仲間も、バラエティに富んでいるものである。
そして、「ミズダコ」。
その伸縮自在の動きは、地球のものとは思えないようなアクロバティックさで、非常に面白かった。
普段なにげなく食べているタコだが、活きているその姿は、まさしく異星人を彷彿とさせる。
天使のように水中を舞う、「クリオネ」。
その捕食シーンは、悪魔のようだと言われているが・・・
ひょっとこの横顔のような「ピラニア・ナッテリー」は、恐ろしい肉食魚。
「サカサナマズ」は、逆さに泳ぐという、奇特な趣味をお持ちである。
ハートというよりはお尻のような、「レットハートテールパロット」。
「ポットベリー・シーホース」は、いわゆる「タツノオトシゴ」。
まるでプロペラのようにフル回転しているその背ビレには、ほとばしる生命のチカラを感じる。
木の葉のように擬態する、「リーフフィッシュ」。
もし「デンキウナギ発電所」が実現したなら、それは究極のエコだと思う。
私には、この「スッポンモドキ」と、「スッポン」の違いが、よく分からない・・・(^^;
このサンピアザ水族館で生まれたという、無数の「サケの稚魚」!
この子たちはいつの日か立派に育って、その中には「鮭とば」となって私を歓ばせてくれる子も、きっと居るだろう。
さらに、サケ科のさかなたち。
「オショロコマ」に、「ヒメマス」。
加えて、「アメマス」に「サクラマス」。
さて、日本の身近な土着的水生生物を見ることができるのも、「サンピアザ水族館」の愉しいポイントである。
まずは、「ミズカマキリ」。
さらには、「ドジョウ」。
そしてこちらは、やや小柄な「エゾホトケドジョウ」。
どじょうといえば、私はやはり、「きたむら田舎フェスティバル」を思い出してしまう。
ちなみに今年は、8月19日(土)に開催とのこと。いやあ、楽しみだ。
金魚の祖先である、「ギンブナ」。
全ての金魚の品種のルーツであるという、「ワキン(和金)」。
ホワイトをベースに、レッド・ブラック・ブルーが散りばめられた、「シュブンキン(朱文金)」。
ぷっくらと愛らしく、尾びれがスカートのような、「リュウキン(琉金)」。
天頂のレッドが丹頂鶴を彷彿とさせる、「タンチョウ(丹頂)」。
「リュウキン」を元に作られた品種が、この「クロデメキン(黒出目金)」。
さらに出目金を進化させたヴァージョンが、上目遣いの「チョウテンガン(頂天眼)」。
そしてまさに、ゴールドフィッシュな、「セイブンギョ(青文魚)」。
・・・それにしても、不思議である。
「ワキン」を「リュウキン」に仕立て、そこから「デメキン」を作り、さらに「チョウテンガン」に進化させる。
そもそも、どこをどういじったら、「ワキン」の体形が変わって「リュウキン」になり、「リュウキン」の眼が飛び出て「デメキン」になるのだろう?
現代のバイオテクノロジーも発達したのだとは思うが、日本古来の「金魚の品種づくり」も、かなりの技術だと、私は感嘆せずにはいられない。
そしてここからは、絶滅危惧種のご紹介。
「イトウ」といえば「釣りキチ三平」を思い出してしまうのは、きっと私だけではないハズだ。
「ニホンザリガニ」は、昔は札幌市北区屯田あたりで捕獲できたのだが、もう居ないんだろうなぁ・・・
そして私も、さすがに野生の「エゾサンショウウオ」に出会ったことは、無い。
続きましては、外来種たち。
もっとも有名な「指定外来種」は、やはりこの「アメリカザリガニ」であろう。
実際、それを日本に持ち込んだ人間が悪いのであって、アメリカザリガニ君自体にはなんの落ち度もないのだが・・・
北海道における「国内外来種」である「トノサマガエル」。
確かに、札幌近郊でも、見かける機会が多くなった。
トノサマガエル君自体に、罪はないのだが・・・
さて、水生生物のみならず、鳥類や哺乳類も、この水族館には、ちゃんといる。
まずは、「イワトビペンギン」。
彼は、館内を見学に来ていた幼稚園児たちの前で、しっかりとポーズを取って記念撮影に応じていた。
ペンギンは、鳥とはいえ、かなり賢い部類に属すると、私は感嘆した。
そして、ゴマちゃんこと「ゴマフアザラシ」。
一家で抱きあって眠る姿が愛くるしい、「コツメカワウソ」。
さて、魚偏の漢字。
アナタは、いくつ読めるだろう。
とりあえず私は、「カツオ」と「ウナギ」は、認識した。
余談だが、「サバという字は魚へんにブルー」という名言を世に知らしめたのは、長嶋茂雄氏である。
11時55分に、この施設を後にした。
しばらくぶりで訪れた「サンピアザ水族館」は、私の当初の予想を、遥かに上回る面白さだった。
なにか、灯台下暗しというか、「札幌再発見!」といった気分になった(^^)
水族館を堪能したのち。
地下鉄東西線「南郷7丁目駅」から、歩くこと数分。
12時34分に、「ロイン亭」に辿りついた。
ここは、ビュッフェスタイルのビアガーデンである。
我々夫妻がチョイスしたのは、当然ながら「90分食べ放題+飲み放題」(税込3,200円)。
12時38分に、生ビールで乾杯
このアサヒの生ビール。隣接する工場直送ゆえか、キリリとして、目茶苦茶ウマい!
ジンギスカン・ホルモン・牛カルビ等、焼肉喰い放題!
私はお皿に、たこやき・バターコーン・フライドポテト・サラダを、おつまみ的チョイスで盛り付けた。
無煙ロースターで、それら食材を、焼き上げる。
「たこやき」をこの上で温めてしまうのが、私の小さな生活の知恵。
その後は、90分時間制限の飲み喰いに没頭し、写真を撮ってるヒマなんてありゃしない。
そして13時28分。
マグロの握り4貫で、この飽食の3連休の〆とした。
毎日が満腹の、ハートもストマックも満タンな、素晴らしいホリデイであった。