プロ野球も前半戦が終わり折り返し地点に入ったが、我らが「北海道日本ハムファイターズ」は、借金20と、ずんどこの状態である。
今シーズン、大谷選手を始めとして、けが人が続出だったのも、要因としてはあるだろう。
また、負けが込んでいるからかもしれないが、なにか、今年のファイターズは、暗い。
屈託のない明るさが、ファイターズのチームカラーだったハズなのだが・・・
私個人としては、フロントの采配に、文句をつけたい部分がある。
陽岱鋼選手をFAに追い込んで放出したのと、吉川光夫選手をトレードに出したのは、やはり間違いだったのではないだろうか。
二人とも、あの球団では、異国に持ち込まれた植物のように、なにか元気を失ってしまった。
彼らは、ファイターズにいてこそ、活きるプレイヤーだったように思えるのだが・・・
また、どうやら既成事実となった「ボールパーク構想」にも、大いに疑問というか、危惧が残る。
そのバブリーな構想は、ともすれば札幌ドームとの共倒れになりかねないようなリスクを、私は感じる。
札幌市は、ファイターズが札幌ドームに残れる方向で、交渉を進めるべきではないかと思うのだが。
個人的には、もしファイターズが北広島に行ってしまったなら、物理的に、ナイター観戦することが難しくなる。
JRの観客輸送能力が地下鉄以上だとはとても思えないし、赤字で地方路線切り捨てを検討中のJRが北広島に新駅を作ることは、北海道全体にとって賞賛されるべきことなのだろうか。
21世紀初頭の道産子を大いに盛り上げてくれた、北海道日本ハムファイターズ。
その行く先に、私は、もやもやとした不安を感じる。