しばらくぶりで再開された、ロイズのクラシックカーフェス。
なんというか、「コロナ明け」を実感させる、今日この頃である。
7月17日の、海の日。
友人の尾車氏・D氏とともに、それを観に行ってきた。
「2015年 ホンダS660」は、半世紀の歳月を経たスポーツカーたちとの比較対象の意味で、ここに展示されているのだという。
「国産60年代」のクルマたち。
「1968年 スバル 1000スポーツ」。
水平対向エンジン縦置きのFWD車は、当時の国産車としては、斬新。
現代のスバル車の「シンメトリカルAWD」の、ルーツといえましょう。
そして、「1968年 マツダ ファミリア ロータリークーペ」。
アルミの意匠がロータリーエンジン風なのが、粋である。
「1969年 マツダ ルーチェ クーペ13A」。
マツダ初のFF車で、かつ、ロータリーエンジン搭載。
まさに唯一無二というか、唯我独尊の、クルマなのだ。
「1969年 ダイハツ ミゼット 幌タイプ」。
いわゆる「オート三輪」の代表格だ。
「1966年 ホンダ S600」。
バイクメーカーだったホンダが作った、「チェーン駆動」のFR車。
このクルマから、いわゆる「ホンダイズム」は始まったのだ。
「1972年 いすゞ ベレット1800GT」。
この当時のいすゞは、乗用車メーカーとしても、侮れない存在感を発揮していた。
「1968年 トヨタ 2000GT」。
日本車初の「ボンドカー」である。
木目をふんだんにあしらったインパネが、まごうかたなき「昭和40年代」。
「砲弾型のサイドミラー」も、今見ると、なかなかカッコいい。
「1972年 いすゞ 117クーペ」。
ハンドメイドの、初期型。
デザイナーは、かの有名な、ジウジアーロである。
宇宙に飛んでいきそうなスタイルの、「1970年 マツダ コスモスポーツ」。
「帰って来たウルトラマン」ですネ。
「1977年 トヨタ カローラレビン」。
いわゆる「30型カローラ」の「レビン」。
1974年の発売当初は「2ドアハードトップ」だった。
だが、排ガス規制を経て1977年に復活した時に、「スプリンタートレノ」同様の「2ドアクーペ」ボディとなったのである。
これ、ホント(ウィキペディアに書いてあった)。
「1981年 いすゞ ピアッツア XG」。
117クーペ同様、ジウジアーロデザインの、美しさと実用性を兼ね備えたクーペ。
当時の日本の法規制により、フェンダーミラーで登場したのが、そのデザインに水を差してしまったといえましょう。
「1982年 日産 スカイライン5drハッチバック2000GT-EXターボ」。
この当時の日本車として、FRでかつ5ドアというのが、斬新である。
スカイライン史上唯一の、5ドアハッチなのだ。
「1987年 いすゞ アスカ」。
この「イルムシャー仕様」は、ネイビーなボディカラーと相まって、とてもカッコいい💮
「1979年 トヨタ セリカXX」。
いわゆる「セリカ」の上級仕様として、ストレート6を搭載して登場。
当時人気だった「スカイラインGT」を、意識して開発されたのかもしれない。
その、「グラスエリアが広く・空力を意識したボディ」は、今の私の好みである◎
このクルマが登場した当時の、小学生時代には、理解できなかったのだが・・・(^^;
そして、その北米仕様である、「1981年 トヨタ スープラ」。
アメリカでは「XX≒R18」的な意味合いだったため、ネーミングを変更したのだという。
ううむ。
これは確かに、思い切りアメリカン。
「2019年 トヨタ GR SUPRA」。
実に、肉感的な色っぽさを持っている。
「2018年 日産 スカイライン GT-R NISMO」。
なぜか、スカイラインというブランドは、中高年齢層のハートに響くのだ。
「1978年 日産 サニー」。
四角いボディで、当時のCMのキャッチコピーは「ひろびろサニー」だった。
そして、開けたボンネットルームが、スカスカなのに、驚く。
このクルマは、最後の「エンジン縦置きFR サニー」なのだ。
「2020年 トヨタ GRヤリス RZ High Performance」は、いわゆる「ラリーカー」。
そして、歴代の日産フェアレディ。
「1968年 日産 フェアレディ SR 311」に、
「1973年 日産 フェアレディ240ZG」に、
「1983年 日産 フェアレディZ 2000ターボ 2by2」。
そして最新の、「2019年 日産 フェアレディZ NISMO」である。
マーチベースの、いわゆるパイクカー。
「1987年 日産 Be-1」。
なんというか、日本の様式美というか、仏壇を思い起こさせる、四角さ。
「1985年 日産 セドリック 2000ターボ」。
リアウインドウのカーテンは、後席に座るお偉方に対する、心配りである。
そして、押しも押されもしない、社用車あるいは公用車の最上級車。
「1981年 トヨタ センチュリー」。
リアウインドウのカーテンは、マストアイテムである。
そして、日産の最上級車だった、「1986年 日産 プレジデント」。
まさにそれは、「日本製アメリカ車」だといえましょう。
「1981年 いすゞ 117クーペ XC」。
マイチェンして角目になった、117。
私個人は、このマイチェン後の方を、好む。
「1981年 いすゞ ジェミニ ZZ/R」
当時のいすゞ車は、そこはかとなくヨーロピアンで、特別なかほりを放っていた。
「1988年 マツダ ペルソナ」。
当時、人気を博していた「トヨタ カリーナED」の対抗馬として、開発されたクルマだったと思う。
ちなみに「ペルソナ≒仮面」。
1982年に坂口良子さんがリリースした「シルキー」。
それに収録されていた「ペルソナ」を、思い出した人が居てくれることを、私は願う。
「1970年 日産 フェアレディZ 432」
搭載していた「4バルブ、3キャブ、2カム」の、当時の国内最強エンジンが、そのネーミングの由来なのだという。
「1974年 日産 ブルーバード U」。
ガブリと噛みつかれそうな、そのフェイス。
通称「サメブル」である🦈
「1974年 日産 チェリー X1-R」。
旧プリンス自動車の技術陣が開発したという、このクルマ。
そこはかとなく「スカイライン」のかほりがする。
「1978年 いすゞ ジェミニ LS 4Dr」。
マイチェン後の角目が、よく似合う。
そしてこちらは、マイチェン前の「1974年 いすゞ ジェミニ LS 2Dr」。
丸目も、悪くないとは思うのだが・・・
私個人は、117クーペ同様、角目の方が好きなのだ。
「1978年 マツダ ルーチェ・レガート」。
ヨーロピアンなイメージの強いマツダだが、このクルマは例外的に、アメ車風情である。
「1975年 日産 パトロール」は、質実剛健な、「はたらくクルマ」。
「1979年 三菱 JEEP ロング」は、アフリカ大陸を駆け巡る姿が目に浮かぶ。
「1978年 日産 スカイライン GT」。
いわゆる「ジャパン」である。
当時小学生だった私の、あこがれのクルマだった。
親に、「次はスカイラインを買いなさい」と進言していたものだが・・・
その願いは、叶うことは無かったのである(無念)
この手の旧車イベントでは、やはり日産車。
特に、スカイライン&フェアレディZが、多く集結する。
この「1975年 日産 フェアレディZ」は、
「2by2」の、4シーター。
実際に4人乗れたかどうかは別として、それなりの実用性はあったように思う。
純粋な2シーターと較べても、そのスタイルは大きく崩れていないと、私は評価する。
「2018年 ホンダ NSX」。
そーか、このクルマも、発表されてから7年も経つのか・・・
月日の流れは、歳を経るごとに、速くなる。
「2016年 ホンダ シビック TYPE R」
欧州仕様の5ドアシビックをベースに、750台限定で販売されたという。
このクルマを見て、「欧州仕様の5ドアシビック」は、実はカッコ良かったのでは・・・と思うのだが。
マーケティング上の戦略からか、日本では「TYPE Rの限定販売」のみだった。
「1999年 ホンダ S2000」。
このクルマが出たのが、もう20年以上も前のこととは!
月日は、無慈悲に流れていく。
10年どころか、20年ひとむかしである。
「1999年 いすゞ ビークロス」。
いすゞが乗用車やSUVを作ることができていた時代。
その時代に、時計の針を戻したい。
「2000年 日産 シルビア ヴァリエッタ」は、2000年7月~2001年12月にかけて販売された、希少なオープンカー。
その「電動メタルルーフを開けた姿」を、一度でいいから、見てみたい。
「2017年 マツダ ロードスター」。
現行モデルなのだが、現在は販売を休止しているのだという。
近々、大がかりなマイナーチェンジが、あるのかもしれない。
そして、「1992年 マツダ ユーノスロードスター」。
このテールランプの意匠が、質感とファニーさを併せ持っており、素晴らしい💮
登場から30年以上たっても色褪せない、キュートでありながらもスポーティな、そのスタイル。
やはりロードスターは、NA型が、BESTだ。
若い頃にこのクルマを所有したことは、大正解だったと、しみじみ思う。