元々の予定では、与島を少しでも歩いてみることにしていました。しかし、昼食時間が楽しかったため、少しばかり時間オーバーしてしまいました。そのため、与島の突端ではあまり時間を過ごすことができませんでした。与島の崖を見上げたり、東にみえる平郡島を見ながらわずかな時間を過ごしました。そして、八島港に戻ることにしました。
平郡島をバックに、与島突端東側小石の浜で
古浦海岸は八島一番の景色だと思います。特に与島に通じる砂浜は、浄土浜を思わせるような景色のように思います。夏休み、ここにキャンプ場があったのが納得できます。綺麗な砂浜を見ながらのキャンプや海水浴は素晴らしいと思います。ここ数年、キャンプ場を閉鎖しているでしょうか、砂浜にたくさんの漂着物が残っているのだけは残念なことです。
浄土浜を思わせるような、素晴らしい古浦の砂浜
与島を後にすると、砂州のお地蔵様群に向かって戻りました。山を越える道をどんどん歩くと、自然に汗が出ます。山の中腹で、立ったまま休憩し水分補給をしました。初夏に近い季節なので半袖にしないと暑くてたまりません。このような時、楽しい話題で談笑しながら歩くに限ります。一時間しないうちに砂州に到着しました。
汗ばみながら山道を歩く 山の中腹で、立ったまま休憩
砂州に戻ると、最初にお大師堂に行きました。扉を開けて、安置されているお地蔵様を拝みました。いつ頃この大師堂は建てられたのでしょうか。砂州に並んでいる八十八のお地蔵群はこのお大師堂を一番にしています。お地蔵群が安置された昭和三年でしょうか、それともそれ以前でしょうか。いろいろ聞きましたが、知っている方はこの八島にはもうおられないようでした。さらに、一番のお地蔵様はどれなのか知っている方もおられないようでした。
砂州のお大師堂 お大師堂内のお地蔵様 並んだお地蔵様群
お大師堂を出ると、みんなで八十八のお地蔵様群の並びに沿って歩きました。下見時には草が繁茂していましたが、今回綺麗に刈取りしてありました。しかも、刈られた草が外側に出されていました。後で分かったのですが、今回私たちが来ることが分かっていたためか、高校時代の同級生S(旧姓)さんのお兄さんが事前に草を刈り取ったとのこと。芝生のように綺麗に刈られて、とても素晴らしく手入れされていたお地蔵様群でした。このお地蔵様群のように、地元の大切な史跡が守られているととても嬉しくなります。同級生S(旧姓)さんのお兄さん、ありがとうございました。お地蔵様達もきっと喜んでいると思います。
草が芝生のように綺麗に刈られ、より素晴らしくなっていた地蔵様群