東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

育苗した藍(アイ)の苗を移植、そしてニラを植え替え

2016年05月22日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 10年位前によく藍(アイ)を栽培していましたが、今回久しぶりに藍(アイ)を栽培してみることにしました。生藍染めに使うためです。本当の藍染めは葉を収穫して腐らせたり濃縮したりして使います。素人の私はそれほど大掛かりな藍染めをすることはしません。去年、子供達に石臼や亥の子の体験土器作りの体験をしてもらいましたが、今年は藍を使って染色などの体験をしてもらう予定でいます。葉の汁を真っ白なハンカチに付けて、わずかな青みに染まることを子供たちに体験させる予定でいます。

                種から育てた藍(アイ)の苗


 10年前は種をまいた畑でそのまま育てましたが、今回は苗を育てて移植します。藍に限らないのですが、移植で一番注意するのは根を傷めないようにすることです。根が傷むと水分が吸収できなくなりか枯れてしまうことがあるためです。念のため寒冷紗で遮光すると万全だと思います。または、曇りの日に移植すると良いと思います。

     植え穴を掘る        根を傷めないよう移植     ジョロで水をやる
  

 藍を育てる畝を耕耘機で耕すと、30cm位の間隔で苗を移植しました。根を傷めないように持ち上げて、植穴に降ろすように入れます。そして、根の周りに土を寄せます。最後に、ジョロでたっぷりと水をやります。根付けば、ほっといても藍はどんどん育ちます。挿し木もできるようです。来年も育てるのであれば、秋に種を取っておくとよいでしょう。
 なお、藍の苗をmさんに差し上げることにしています。田布施西小学校の花壇か畑に、子供達と植えるようです。ところで、龍泉寺近くの山すそに生えている野生の山藍も藍染めに使えるとか。古代の日本では山藍で染めたそうです。試してみようと思います。

               30cm位間隔をあけて苗を移植


 藍の苗を植え付け終わると、次にニラの植え替えをしました。ニラは同じ場所で作り続けると、どういうわけか葉や茎が増える一方で葉がだんだん小さくなります。それを避けるため、今回新しい畝に植え替えすることにしました。今我家で作っているニラの株は多くありません。そのため、DIYのお店で売れ残っていた大葉ニラの株を購入して同じ畝に足しました。

       植え替えするニラの株           売れ残っていた大葉ニラの株
 

 畝作りはいつものように耕耘機で耕し、肥料をまいて、クワで盛り上げ、レーキで鞍型に整形しました。夏の時期、あっと云う間にニラは雑草に覆われてしまいます。そのため、今回初めて黒マルチを使ってみることにしました。

           黒マルチの横に、これから植え付けるニラの株を置く


 まずは、黒マルチの横のニラの株を置きました。そして、黒マルチの上部に等間隔で穴を開け、その穴にニラの株を植え付けていきました。なお、葉は千切ります。最後に株の周りに土を盛りました。うまく根付けば、2週間後頃には葉が出てくると思います。さらに、夏を過ぎる頃どんどん分げつしてきます。秋には最初の収穫ができると思います。来年の春からは、おいしいニラを次々に収穫できるのではないかと思います。

   黒マルチに穴あけ       ニラの葉を千切る       株を穴に植え付け
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする