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最近のキニナルキ

2014年09月07日 | 雑記帳
 「紙辞書と電子辞書の議論は学習段階を前提にする必要がありそうだ。最初は紙辞書が相応しい。学習が進めば,個人の自由に任せればよいと思う」笠島準一氏が書かれた英語辞書に関しての考え。国語辞書も全くそうだと思う。タブレットが普及するのは当然だろうが,学習活動としての限定は必要になってくる。


 「地方であること,不便であること,小さいこと,人口が少ないことは,ハンデではない」…平田オリザ氏の言。「数多くのハンデを抱える地方」という言い方が多い。しかしそれは大雑把すぎないか。負け犬根性(懐かしい!)に染まっていないか。もっと具体的に,活用的に,利点中心に見てみようということ。


 「演技で大事なのは,文章にしたとき『主語』になる部分じゃない。『述語』のほうなんだよ」…俳優堺雅人が,哲学者西田幾多郎の文章から触発されて考えた言葉。昨日の橋秀実の言に結びつければ,述語にはいつも主語が含まれ,自分を意識しないことが,全ての言動にインパクトを与えると解釈すればいいか。


 「ライブちゅうのは,音だけが表現やないねん。楽器弾いてるときのミュージシャンの表情とか身振り手振りも全部ひっくるめて表現や。」俳人の堀本裕樹がジャズ喫茶のマスターに言われた言葉。ごく当たり前なのだが,そう言えば何年も音楽「ライブ」というものを見ていない。熱い空間に身を置けなくなっている。