『寺山修司名言集 身捨つるほどの祖国はありや』(PARCO出版)より,もう一つ書き留めておきたい。
ここにある警句を目にして,これは寺山修司の言葉だったのかと思ったものが三つあった。
ずっと以前にどこかで読んだり聞いたりしたことが,頭の中にしまわれていて,ふっと立ち上がってきた。
忘れてしまった,いや眠っている,沈んでいるのかもしれない,そういう無数の言の葉たちの上に位置しているということだろう。
P11
人には「歴史型」と「地理型」がある
P109
なみだは,にんげんの作る一ばん小さな海です
P289
方法を持たない思想は,思想を持たない方法にも劣るものである
この三つを挙げてみて,何かがつながっているとは思われない。
ただ,自分は昔から「歴史型」とはっきりしている。
それから,どちらかと言えば「思想を持たない方法」志向(笑)の時があった。
そして「小さな海」と縁を切ろうとしていた。
などという,ちょっとしたそれにまつわる自覚があったことは確かなのだなあ,と,改めて言の葉上位群の存在理由を知った気がする。
ここにある警句を目にして,これは寺山修司の言葉だったのかと思ったものが三つあった。
ずっと以前にどこかで読んだり聞いたりしたことが,頭の中にしまわれていて,ふっと立ち上がってきた。
忘れてしまった,いや眠っている,沈んでいるのかもしれない,そういう無数の言の葉たちの上に位置しているということだろう。
P11
人には「歴史型」と「地理型」がある
P109
なみだは,にんげんの作る一ばん小さな海です
P289
方法を持たない思想は,思想を持たない方法にも劣るものである
この三つを挙げてみて,何かがつながっているとは思われない。
ただ,自分は昔から「歴史型」とはっきりしている。
それから,どちらかと言えば「思想を持たない方法」志向(笑)の時があった。
そして「小さな海」と縁を切ろうとしていた。
などという,ちょっとしたそれにまつわる自覚があったことは確かなのだなあ,と,改めて言の葉上位群の存在理由を知った気がする。