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「耳順う」境地で乗り切れ

2014年11月16日 | 雑記帳
 この一週間はずいぶん忙しく過ごした。感覚として通常の3倍くらいのイメージ。スタートの土日に何かあると心理的な負担感が残る。つまり,自分にキャパシティがないことか。一件を除いて他は予想できたことだったので,いずれも大過なくこなしたが,他人にはどう映ったのか。「耳順う」境地にはまだまだ遠い。


 これは聞き捨てならないなと思うことがあった。ある会で「中・長期的な費用対効果より短期的な費用対効果を」という言を聞いた。教育の場にも費用対効果が持ち出されるのは仕方がないにしろ,それを堂々と口にするとき「短期的」とはいかがなものか。可視的世界に翻弄されていると言っているようなものだろう。


 休日も朝からあるデータ処理を行った。基になるデータがあり,それを本人から提示されたデータと突き合わして修正,書き込みするという作業だが,まずは基データのいい加減さが目につく。紙マニュアルとの整合性もない。また提示データはいずれも不十分。これも「耳順う」境地で乗り切れか…それしかない。


 剣道の試合は今までまともに見たことがなかった。午後から大会の応援に行き,1時間半ほどじっくり見学。剣道の「一本」の難しさは,素人には半端ではない。しかしそれも見入ってみると,動きの感覚は少しずつ掴めてくるような。経験者に聞いたら,「音が大事」とのこと。なるほど,眼だけの判断ではないのか。


 夕刻から数年ぶりに中学の同級会を持つ。といっても地元在住者のみクラスの三分の一出席だ。自虐めいて「老人の一人暮らし」という者,親の介護に忙しい者…やはりこの齢になると寂しい話題が多い。しかし,飾りなく大きな声で笑いあえるのも同級会ならではのこと。耳順う境地は遠いけれど,近づいている。