すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

年の瀬に初めて知った流行語

2014年11月21日 | 雑記帳
 「新語・流行語大賞」のノミネートがあった。これも、年の暮れが近づいてきていることを感じさせる恒例のこととなった。しかし、50のうち四分の一ほどは聞いたことがない言葉だ。50代男性としてはどうなのかな?新語はともかく流行語と呼べるものはそんなに多くはないだろう。記憶に残るのは三つ四つだろう。


 そういえば、昨年は結構「豊作」だった気がする。「今でしょ」「じぇじぇじぇ」「倍返し」「おもてなし」…「あまちゃん」や「フナッシ―」も入るのかなと思う。ネット全盛時代ではあるけれど、今さらながらにテレビというメディアの強さを感じてしまう。ネットだけでは小爆発だが、テレビでどんどん膨れ上がる。

 ということで?

「2014読了」123冊目 ★★★

 『サラリーマン川柳 傑作選』(NHK出版 編)

 古本屋で見つけたわけではない。たまには笑ってみるか、と馴染みの書店で月刊誌などと一緒に買った。漫画家やくみつると、川柳作家らしいやすみりえという方が選者となっている。ベスト1は既に知っていた。「うちの嫁 後ろ姿は フナッシー」…作品としては平凡な気もするがペンネームが効いている。「段三っつ」。


 案の定、ベスト10には流行語が目立つ。5位「おもてなし 受けてみたいが あてもなし」7位「やられたら やり返せるのは ドラマだけ」9位「いつやるの?聞けば言い訳 倍返し」。五七調に合いそうな言葉だったと改めて思う。今年はどうかな。「ありのままで」「レリゴー」「ダメ―よダメダメ」…工夫が必要か。


 数多い入選作から、マイベスト3を選んでみる。近頃の存念にぴたりと当てはまるような作品ばかり。仕事編は「効率化 つるの一声 複雑化」。ネット編は「見せたいか 隠したいのか プライバシー」。うまい!と思った懐具合編は「除夜の鐘 税込価格で 108つ」。最後に「流行語 使いこなせず 年が暮れ」。