すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

好きな漢字から妄想モード

2015年02月12日 | 読書
 卒業式まであと一ヶ月あまりの六年生。学級担任の一人が研究会参加のため出張になり、その補充で久々に教室に出向いた。記念になる作品制作をしたいと話しておいたので時間をもらった。その内容はともかく、子らに作業させている時、ふと教室背面をみると一文字ずつの書写作品が掲示してあるのが目についた。


 ははあん、これは「思い出の一文字」「好きな漢字」だな。「勝」「友」「優」「夢」…んっ、これはと思ったのが「魂」である。そしてそういえばと思い出したのが、もう10年以上前に隣市の六年生が同じような活動をしたときに、同じ「魂」を書いた子が一人いたこと。そして、それは自分の六年生時もそうだったことだ。


 その折に感じたこと、思い出したことを旧ブログにも書いた。小学生(と言っても極めて一部だが)が何故この言葉に惹かれるのか。それは「大和魂」に象徴されるような気高い響きを持つことが一つあるだろう。さらに「鬼」が言入っている字体の見た目、そして何より精神的な意味合いの強さが挙げられるだろう。


 憧れの対象としての漢字…いい文化…と思いつつ、ふと先夜のお笑い番組R-1グランプリ決勝に出場した外国人「厚切りジェイソン」のネタを思い出してしまった。漢字をネタに「ホワイ、ジャパニーズピーポー、おかしいだろー」とツッコミを入れる。例えば「一、二、三」の次が「四」でパターンが崩れることだ。


 「銅」を取り上げ、「金と同じと書いて銅、同じじゃないだろう、どうかしてるぜ」といったパターン。例外事項や変化の多い漢字のでき方は、外国人にすれば厄介だし、ツッコミネタには絶好だ。「女が台にのって何が始まるんですか」も秀逸。…と妄想モード。そういえば、今六年生に書かせている文も一種の妄想だ。