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ボツ原稿を浚う①

2015年04月24日 | 雑記帳
 「禁止」がテーマの原稿依頼があって、結構悩んだ。

 気の向くまま書き始めたが、いつものブログのごとくなってしまったので、結局のところ、自分でボツにした部分がいくつかある。
 その一部分…

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 「ネルネル」という商品を知っている方はいらっしゃるだろうか。

 いびき防止のための「口閉じテープ」である。

 自分のいびきは周囲に聞いてもさほど大きくないようだが、実は睡眠中に口呼吸に陥っているようであることが、起床時に口の渇きが酷いことでわかった。

 なんとか鼻呼吸にできないものかと検索して探し当てた商品である。昨年の秋頃から愛用しているが、これが実にいい。
 さほどの不快感、不自由感もなく、起床時の口の中のいがらっぽさが解消できている。

 長々と私的な健康話題を記したのは、「禁止」で思い浮かんだことが、この「口閉じテープ」だったからだ。
 いわば強制力によって口を無理やりに閉じておくことが、結局のところ鼻呼吸をするという理想?通常?の状態を保障することになったのは確かだ。

 もちろん、個人の健康保持と、教室の子どもたちの生活づくりと同一にはできないが、共通点を見いだせないわけではない。
 例えば

 ①目的に照らし合わせて、何かを強制的に禁止することも一つの有効な手段たりえる
 ②そうすることで身に付いた習慣が、よりよい生活のための基盤をつくることができる。

 とは言える。それが禁止の効果だろう。

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 実は、ネルネルは二学期末のPTAで、実物を貼り付けてみせたという、いわくつき?の商品である。
 冴えないチャップリンみたいだった。