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耳のドライブ~出張だけど

2015年04月12日 | 雑記帳
 毎日の通勤距離1kmの者にとっては、ちょっと距離の長い出張はある意味でいい気分転換となる。いつもは聴くことのないFMの番組を懐かしく聴いたり(去年の春まで欠かさず聴いていた)、溜まっている落語のCDに浸ったり(知り合いから借りた桂米朝の地獄八景は傑作だった)…。そんな金曜日のこと。


 今回聴いていったなかに、音楽や落語以外のものがある。あまり時間がなくてじっくりと読めない教育系のブログや「ほぼ日・今日のダーリン」を、AITalkというソフトを使って音声化し、それをUSBに録りこんだのだ。一昨年まではよくやっていたのだが、この頃ご無沙汰だ。結構楽しめるのでお勧めである。


 ソフトがバージョンアップし「音量・話速・高さ」の調整が出来るようになった。それで、試しに「男声」の「話速」を早めに取り込んでみたが…。実に貴重なことに気づいた。合成音声の発音は素晴らしく、速くとも十分に言葉として聞こえ意味はわかるが、どうにも伝わってこない。何故だと考えだしてしまった。


 おそらく聞くことだけに集中すれば、聞き取れる(理解できる)に違いない。改めて運転中という状況を考える。以前録音した通常話速の話は難なく伝わってくるから、そこには限界があるのだ。直接の講演等であれば講師の癖は早い段階でわかり、たぶん耳はそれに合わせて反応するが、運転中ではそうはいかない。


 自分も早口になる癖があることは時々感じる。特に子ども相手に話すとき、その理解力や集中度には大きな開きがあるのだから、十分に留意が必要だ。それは言うまでもなく「音量・話速・高さ」が基本と改めて思う。そこにプラスして、変調したり、緩急をつけたり、あるいは言いよどんだり…米朝落語も楽しんだ。