すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

休日読書記録より

2015年04月13日 | 読書
 照井孝司先生より「せせらぎ国語教室」第16集を送っていただき、少しずつ読み進めている。参加が叶わなかった言語技術学会の大会記録がとても興味深かった。ご定年の一年もアグレッシブに研鑽なさったことに改めて尊敬の気持ちを覚える。自らを比べるべくもないが、良いお手本をいただいた気分だ。整理しそれに検討を加える…師の言葉を噛み締めたい。


 横山験也先生を今月末にお招きすることもあり、作法関係の本を再読のリストに挙げてみた。【2015読了】35冊目 ★★S3『行儀作法の教科書』(横山験也 岩波ジュニア新書)。本文はクイズ形式で楽しい。そして序章の的確な誘いに深く納得する。2階の「礼法室」の窓から飛び降りるような子ども時代を過ごし、身に付いていないからこそ、身に染みる気がする。


 【2015読了】36冊目 ★★★S4『残しておきたいこの授業』(横山験也 PHP研究所) この本は出版なった頃すぐに読み、一部を引用して学校報に書いたことがあった。その後務めた学校で、古い冊子を見つけ非常に興味深く読み、これも続けて紹介したことがあった。その経験を踏まえて読むと、古の人々の知恵や思想って本当に深いと感じられる一冊だった。


 拙稿の載った『教育科学 国語教育』5月号が送られてきた。わずかなスペースに書いた内容はさておき、表紙の表裏「言葉の魔術、見える化」というコーナーを面白く読んだ。栃木県の山中勇夫先生が書いている「注文の多い料理店」での二人の紳士の会話分析が鋭い。この結びに納得した。「私たちは自分自身の伝達の無意識の『目的』に敏感に生きる必要がある


 久しぶりに『授業づくりネットワーク』を注文。ここしばらく購読していなかったのだが、藤川新編集長となってリニューアルしたことが宣伝されていたし、特集「授業と演出。」という点に惹かれるものがある。自分の中に深く根ざしている部分もあるように感じたからだ。巻頭特別対談「限られた時間の中で、ぼくたちができること。」…いい話だった。明日書く。