すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

「最後の一葉」でなく

2015年11月17日 | 雑記帳
 先週末の天気のいい日にカメラを持ち出し、いい被写体はないかと見回したとき、妙に目に飛び込んできたのは「最後の一葉」。一本の樹木に一枚とまではいかないが、一枝に一枚は結構目立つ。落葉が始まってから風も強くなかったし雨も少ない。与えられた場所にしがみつく一葉の姿。見ればそれぞれに表情あり。



 「最後の一葉」というと、オ―ヘンリーの短編小説だが、太田裕美の曲の方が馴染みがある。わが師(笑)松本隆の作詞、今改めて考えると、これは「ハロー・グッドバイありがとう青春」ということか。濡れ落ち葉だと、高齢のイメージだ。しかし、松本師を頼りまだ青春に別れを告げただけという解釈もありだ。


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 連休中に視聴した録画番組で、心に残ったのは「NHK仕事の流儀」サイバーセキュリティー技術者名和利男の回である。官庁や大企業等へのサイバー攻撃について知っていたが、その頻度は予想外だった。「敵」に知られることを覚悟しつつ、現状を知ってほしいと果敢に番組に登場した名和氏の志の高さに感激する。


 素晴らしい技術、対応力だけでなく、プロとしての意識が半端ではなかった。様々な業界の事項に関して絶えず情報収集、勉強していることだ。その理由は「あの専門家は言ってることは正しいけど、現状にあってないから使えないとかですね”と言われてしまうことも多いんです」…この意識の高さに圧倒される。